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岡田晴恵教授新が型コロナ感染死亡率の高さ指摘、今後を予測や警鐘

投稿日:2020年3月16日 更新日:

日本に関しては、検査件数が少ないため評価が難しい新型コロナウィルスの感染者死亡率について岡田晴恵氏、日本での死者数2・1%を指摘。「私自身、受け入れるのに時間がかかった」と述べました。また今後の予測については、「高齢者は新型コロナ感染からの肺炎と必ずしも特定しづらい」ことと「症状がない感染者が感染を広める」懸念を語りました。岡田晴恵教授新の型コロナ感染の今後を予測や警鐘、スペイン風邪の時の対応について。

新型コロナウィルス

新型コロナウィルス

 

目次

岡田晴恵教授が新型コロナ感染死亡率の高さ指摘

3月13日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で、新型コロナウイルスの感染拡大について特集がありました。

 

その中で、元国立感染症研究所研究員で白鴎大教授の岡田晴恵氏は「日本は1528人の感染者のうちの死者が31人で、2・1%って高いですよね。最高峰の医療の中でですから」と指摘しました。

 

さらに、「私自身、(この数字を)受け入れるのに時間がかかった。もっと上がるんじゃないかと心配です。1%未満かなと思っていたんですが」と今後の懸念を述べました。

 

さらに、3日後の3月16日放送のフジテレビ系「バイキング」では、新型コロナウイルスの感染拡大について特集でも、

番組では各国の1万人当たりの感染者数をグラフにして紹介。

 

最も多いイタリアが4・08人、韓国が1・59人、中国が0・58人、日本は0・06人となっているとの状況に対し、その数値を受けて、岡田晴恵氏は、今後を占う2つのポイントを挙げました。

1つ目は、「日本では年間、高齢者の方を中心に10万人ぐらいの方が肺炎で亡くなってるんです。高齢者の肺炎はもともと多い」ことから、新型コロナ感染からの肺炎と必ずしも特定しづらいということ。

2つ目は「軽症者や症状のない人がいて、そういう人が広めていくわけなんですね。水面下で広がってて、わからないんです。でも、ある時に重症者だとか死亡者だとかが、ハイリスクの方まで行き渡ったところで跳ね上がる気がするんですね。だからそうならないように見ていくっていうか…」と話した。

岡田教授

岡田教授

岡田晴恵教授が新型コロナ感染死亡者数の急増を懸念

岡田晴恵教授が指摘する日本の新型コロナ感染死亡率の高さ関しては、検査件数が少ないため評価が難しいところからこれ以上の言及はしなかったようです。

 

無症候や軽症の方は検査していないため致死率高くなりそうと考えるのが自然かもしれません。

3/14時点では、PCRで陽性699例、死亡例21例、退院例129例となっています。

軽症の入院例と入院中で症状確認中が圧倒的に多いです。

 

将来的に簡易的な迅速検査キットが開発されて(インフルエンザのように)軽症例でも迅速検査を行うようになると(軽症の感染者数が増えて)更に致死率はさらに下がり、各国の水準以下になるかもしれません。

現状の致死率は、WHOの見解が2%、MRC・GIDAの推計が1%となっています。

 

ヨーロッパで新型コロナウイルスの感染拡大が最も深刻なイタリアでは15日、亡くなった人が1日としてはこれまでで最も多い368人増え、1809人になりました。

 

また感染者も3500人以上増えて2万4747人となっていて感染の拡大に歯止めがかかっていません。

ヨーロッパで最も感染の拡大が深刻なイタリアは15日、感染が確認された人がさらに3500人余り増えて2万4747人になり、亡くなった人も368人増えて1809人になったと発表しました。

 

感染者のうち死亡した人の割合を示す致死率は7.3%と先月のWHOなどの合同調査チームが発表した中国全体の致死率の3.8%を大きく上回っています。

 

これについてイタリアの専門家は、イタリア社会の高い高齢化率が背景にある可能性や実際の感染者は確認された数より多く、致死率は、これほど高くない可能性を指摘しています。

 

2年前の時点でイタリアの人口で65歳以上の高齢者が占める割合は22.6%とEU加盟国の中でも一番高い高齢化率です。

 

そこで、この、イタリアの例を見ても、今後日本でも想定されるのが、検査を受けない症状の軽い主に若者の感染者の存在「軽症者や症状のない人がいて、そういう人が広めていくわけなんですね。水面下で広がってて、わからないんです。でも、ある時に重症者だとか死亡者だとかが、ハイリスクの方まで行き渡ったところで跳ね上がる気がするんですね。」

という、状態になると高齢者の死亡リスクが一気にあがるということでしょうか。

体温計

体温計

新型コロナウイルスの致死率はいくら?

 

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。世界保健機関(WHO)は3月11日「パンデミックを宣言しました。

WHOのまとめでは3月11日現在、患者は世界で11万8000人を超え、死者は約4300人

致死率は約3.6%になります。

 

日本の国内患者数(クルーズ船の乗員乗客は除く)は11日現在、619人で、死者は14人ですから、致死率は2.3%です。

ところが「実は、致死率は1%以下ではないか」という推定が専門家から出ています。

米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」は3月5日付で「致死率は1%よりかなり低い」と推定する論文を掲載しています。

マスクをした女子

マスクをした女子

岡田晴恵教授の警鐘

岡田晴恵教授はこんな中、今後の起きるリスクへの警鐘を述べています。

それは、大勢の感染で医療崩壊が起きることです。

岡田晴恵教授が言うには、いま日本は、重大な岐路に立っています。この数週間、場合によっては、この1?2週間で対応を誤れば、新型コロナウイルスがあっという間に各地で大流行し、高齢者を中心に多くの犠牲者が出て、経済的にも大きな損失が生じる可能性があります。

 

なかでも医療現場が混乱し、流行や院内感染の拠点となり、医療のキャパシティーを超えるほど重症患者が発生し、他疾病患者の診療や治療も麻痺するといった“医療崩壊”すら生じる可能性があります。

 

大流行を避けるために残された時間はわずかです。ここでは、過去の政府や行政の失策を云々するよりも、「眼前に迫っている危機に備えて、今からでもできること」
に絞ってお話ししたいと思いますとし以下のように述べています。

 

COVID-19」は、「新型=未知のウイルス」です。“未知”である以上、今後を完璧に予測することは不可能です。

しかし、「ウイルスのメカニズム」や「類似した感染症の過去の事例」を踏まえれば、「今後起こりうる事態」「被害を最小限にするための対策」が見えてきます。

 

とはいえ、連日の報道に、「騒ぎすぎではないか?」と感じておられる方も多いのではないでしょうか。

春先は、卒業式、入学式、入社式など行事の多い季節で、スポーツの開幕時期でもあります。そうしたイベント中止や観戦の制限が続くことに、「そこまでする必要があるのか?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

 

「一部に重症化する人がいるにしても、大部分の人は感染しても、無症状か、通常のインフルエンザ程度の軽症で済むというのに」と。

 

しかし、「若い人を中心に無症状か軽症で済む」と同時に「強い感染力を持つ」という特徴こそ、今回の新型ウイルスの一番怖ろしい点なのです。

 

「自分は若いから」「持病はないから」と感じている人が多いでしょうが、個人単位だけで見ても、このウイルスの本質は見えてきません。

 

一見「軽い病気」なのに、同時に大勢の人数が感染することで、社会の大混乱、とくに“医療崩壊”をもたらすかもしれない点にこそ、このウイルスの怖ろしさがあるからです。

と岡田教授は指摘します。

不足するマスク

不足するマスク

スペイン風邪の時の対応

 

かつて起きたスペイン風邪のときのアメリカの都市セントルイスとフィラデルフィアの真逆の対応です。

 

WHOは、新型コロナウイルスの致死率は2%と発表しましたが、スペイン風邪も致死率2%でした。

 

セントルイスでは、市内に最初の死者が出ると、市長がただちに「緊急事態宣言」を出し、1週間以内に、全学校、劇場、教会、大型販売店、娯楽施設などを閉鎖し、葬儀を含む集会を禁止しました。

 

会議も、フットボールの試合も、結婚式もすべて延期されたのです。

 

当然、こうした「集会規制・行動規制」に対しては、商売に悪影響を及ぼすとして、市民や企業家から大きな反対がありました。

 

しかし、市長は、「私は市民が死亡することは望まない」として、みずからの「政治判断」で断行しました

市中の発症率がまだ2.2%の早期に「集会規制・行動規制」を実施した結果、セントルイスでは、グラフが示すように、大流行のピークが生じず、患者発生数は平坦なカーブを描いて、医療サービスや社会機能の破綻も起こらず、最終的に犠牲者も少なくて済みました。

これに対して、フィラデルフィアではセントルイス全く反対の対応をとりました。

 

フィラデルフィアでは社会活動への行政の介入が遅れ、市中発症率が10.8%となってから、ようやく「集会規制・行動規制」が開始。

 

その結果、8週間にわたって大流行になり甚大な被害が起きました。

のセントルイスの事例は、多くの教訓になります。

まとめ

今回は、「岡田晴恵教授新が型コロナ感染死亡率の高さ指摘、今後を予測や警鐘」というテーマでお送りしました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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