アメリカの「非常事態宣言」とは何か。また、国家非常事態宣言の例は、いつ何の目的で出されたかについて。また、アメリカ各州の非常事態宣言について。
目次
アメリカ国家非常事態宣言とは何か
アメリカ国家非常事態宣言とは何かと言いますと、国家の安全に関わる事態に対応するため、アメリカの大統領が発令する宣言です。
1976年に制定された「国家非常事態法」に基づき原則として戦争やテロ、大規模な
自然災害などが対象となります。
アメリカ国家非常事態宣言は、平時では制限されている権力を大統領が行使することが出来ます。
今回は、アメリカ全土での新型コロナウィルスの感染拡大を受けて宣言しました。
検査や治療に対して連邦政府の資金を活用できるようにして対応を急ぐ目的です。
アメリカ国家非常事態宣言が発動された過去の例はいつ出されたか。
アメリカ国家非常事態宣言が過去に出された例を紹介します。
アメリカ国家非常事態宣言の過去の事例は、ブッシュ元大統領が2001年の同時多発テロ直後に発動しました。
オバマ前大統領も2009年の新型インフルエンザに対応するために発動しました。
トランプ大統領も2019年にメキシコ国境との間に壁を建設するために発動しました。
また、2018年にはニカラグアの混乱に対応して、米国の安全保障を脅かすということで出されました。
新型コロナウィルスに対する各州の対応
新型コロナウィルスの対策に対する各州の対応は、カリフォルニア州やニューヨーク州、サンフランシスコ市などが個別に非常事態宣言を出しています。
やはり目的は、危機管理体制を迅速に整え、医療機関が柔軟に対応する狙いがあります。
また、ヨーロッパでは、スペインなどが非常事態を宣言するなどして同様の対応が広がっています。
今のところ治療薬もなく各国とも体制を整え新型コロナウィルスをのろきろうとしています。
まとめ
今回は、「アメリカ国家非常事態宣言とは何か?過去の例はいつ出されたか。」というテーマでお送りしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。