2020年3月5日 放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で、新型コロナウイルスの感染拡大について特集のなかで、日本医師会の幹部が新型コロナウイルスの検査について、医師が必要としたのに保健所が応じなかった件数が39件あった事を紹介したところ、元国立感染症研究所研究員で白鴎大教授の岡田晴恵氏は「これも氷山の一角じゃないかと思います。先生方のお話ですと、書類がかなり面倒臭いのでしょうかと答えました。今、諸外国の間でも、新型コロナウイルスの検査を日本が積極的に行っていないことに対する疑念の声が出ている最中のことです。一方民間では、島津製作所が、新型コロナウイルス向け検査キットの開発に着手して期待されるところです。
目次
岡田晴恵教授の新型コロナウイルスの検査拒否「氷山の一角」発言
5日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」の新型コロナウイルスの感染拡大についての特集で、元国立感染症研究所研究員で白鴎大教授の岡田晴恵氏の見解です。
日本医師会の幹部が新型コロナウイルスの検査について、医師が必要としたのに保健所が応じなかった件数が39件あった事に対し、岡田晴恵氏は「これも氷山の一角じゃないかと思います。先生方のお話ですと、書類がかなり面倒臭いのでしょうか。
という見解を示しました。
実際日本での新型コロナウイルスの検査数は、政府の検査可能数に比べ極端に低く、保健所で積極的に受け入れていないという医師会の会見もうなずけます。
いまだ、検査は保険適用にもなっておらず、何がネックになって、こんなにも新型コロナウィルスの検査数が少ないのか世間では疑問になっています。
国立感染症研究所の異例の注文
去る3月1日に国立感染症研究所が報道機関に向けて、異例の注文を出しています。
その中で、「最近の各種報道では、上記の件以外でも、本所が『検査件数を抑えることで感染者数を少なく見せかけようとしている』、『実態を見えなくするために、検査拡大を拒んでいる』といった趣旨の、事実と異なる内容の記事が散見されます」と述べ、事実とは異
なる報道記事があると指摘。
北海道に派遣された国立感染症研究所の職員らが「入院を要する肺炎患者に限定すべ
き」などと発言し、「検査をさせないようにしている」との疑念が指摘されている件
も事実誤認だとして、「積極的疫学調査では、医療機関において感染の疑いがある患者
さんへのPCR検査の実施の必要性について言及することは一切ありません」とコメント
していました。
国は十分な検査数を行うことが可能なだけの検査キャパはあるという。
国立感染症研究所は、検査拡大を拒んでいるという事実なないという。
では一体。。。。?
テレビ番組「モーニングショー」の岡田教授の告発
2月27日の「モーニングショー」で岡田教授がこれらの件に対し告発をしています。
経済の方とかご同席すると、「オリンピックってのは巨額なんだよ」と。「そういうために汚染国のイメージはつけたくないんだよ」と、そういう大きな力なのかって思っていたんです。
ところが、国立感染症研究所OBの言葉として、
「これはテリトリー争いなんだ」と。このデータはすごく貴重なんだ。衛生研(註:地方衛生研究所)から上がってきたデータを全部、感染研(註:国立感染症研究所)が掌握すると。
このデータを「感染研が自分で持っていたい」ということを言っている専門家の感染研OBがいると。「そこら辺がネックだったんだ」ということを仰っておられて、私がその時に思ったのは、ぜひ、そういうことは止めていただきたいと。
大谷先生のところで人工呼吸器につながれて確定診断できない人がいる。
そしてこれ、広がれば数万人の命ですよね。こういう方がいっぱいいましたら、数万人なのか、数万人でも済まないのか分かんないと。
そもそも、こういう数値だったから、医師のPCR検査要求を保健所が断るのが原因で、行政が遅れてきたわけじゃないですか。
今、ようやくここから保険適用でクリニックから、行くかもしれませんけど、初動が遅れたという、感染症の一番のポイントは、初動だってところは、PCR検査が少なかったからだと思っています。
そういう意味では、論文がどうだとか業績がどうだとかということよりも、人命を、本当のところの人命を取っていただきたいという、元々の感染研の方針に帰っていただきたい」
最後に岡田教授は「一部にそういうOBがいるってことで、人命に関わってくるというのは凄く怖いなと思っています」と告発の言葉。
島津製作所の型コロナウイルス向け検査キット実用化に期待
新型コロナウィルスの検査数が伸びない原因がわからないなか、一筋の光明が見えてきました。
3月4日、島津製作所は、新型コロナウイルス向け検査キットの開発に着手したと発表しました。
ノロウイルスの試薬技術を応用して、検体からたんぱく質などの不純物を取り除く工程を不要にしたことでウイルス検出にかかる時間が大幅に短縮されるといいます。
これで感染の有無の判定時間が短くなる可能性が出てきました。
しかも3月中にも製品化し、医療機関や検査受託会社に供給を始める予定を示しています。
島津製作所の「アンプダイレクト」と呼ぶ技術を使えば、コロナウイルスの検査はまず鼻や喉から検体を採取する。たんぱく質などの成分を取り除き、ウイルスの遺伝子を増幅させて、ウイルスの有無を調べるときのたんぱく質は遺伝子の増幅を阻害する作用を防ぐことが出来ます。
その結果、手元にある検体からウイルスの有無を約1時間で判断でき、一般的に4~6時間かかるとされる従来製品に比べて大幅に短縮できるとしています。
対応能力は、月2万~3万人分の検査に対応可能な数量を医療機関に供給し、必要に応じて月10万人分に生産を引き上げもできるという。
この検査時間を短縮できる新型コロナウイルス向け検査キットは、京都工場で生産予定。
新型コロナウイルスの検査拒否「氷山の一角」でのネットの声
新型コロナウイルスの検査拒否「氷山の一角」でのネットの声はどうでしょうか?
「間違いなく氷山の一角。1日あたりのPCR検査可能数さえ満たしていない。重症者はそんなに出ていませんよと世界にアピールしたいのだろうか?
保健所だけの問題でもないだろう。
おそらく、病院側も風評被害を恐れて、新型コロナウイルス感染が疑われる患者をPCR検査に回さない医師だっているはずだ。日本政府、地方自治体、病院、、、
それぞれが確実に風評被害を恐れているので、これをどう誠実に乗り切るか、もしくは誠実に対応させるには何が必要か考えなければならない。」「一番は、もし陽性が出たら、「感染者が最近に行った医療施設・商店・スポーツ施設などを全部一時閉鎖して、濃厚感染者を調べなければならない」
というところでしょうね。大きな病院・透析施設・ショッピングモールなどを1日程度閉鎖して消毒しながら、関係者の検体を取るわけですから、それが嫌だったのでしょうね。
また、一般の診療所・病院が安易に検体を取り始めると、無防備な医療機関の院内感染が確実に起こりますから、それも問題だったのでしょうね。」
「一般人が電話したのではなく、診察した医師が疑いのある患者がいますと連絡しても検査を受けさせない。これは各地域の保健所の一般職員が決裁できるレベルではない。上からの何らかのお達しを疑う。」
「どんな仕事でも立場でも、ここが自分のふんばりどころだと自覚した時の日本人は、本来なら上にバカがつくほど強くなり正直になる。日本人の美点である。それが官僚とか組織の思考に染まると向いてる方向が違ってしまって、自己保身の理屈狸になってしまうのは残念なことだ」引用:https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200305-03050058-sph-soci
以上、ネットの声でした。
まとめ
今回は、「新型コロナウイルスの保健所の検査拒否「氷山の一角」岡田晴恵教授言及」というテーマでお送りしました。
今、国の進めている新型コロナウイルス検査体制は一向にはかばかしく進まないためご紹介した島津製作所の型コロナウイルス向け検査キットが期待されます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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