海上保安庁は20日、昨年12月に噴火を確認した東京・小笠原諸島の西之島を17日午後に上空から観測した結果、山頂にある中央火口の連続的噴火や灰色の噴煙が高度約1800メートルまで上がっていることを確認したと発表しました。
小笠原諸島の西之島火山、活動は一段と活発化!
小笠原諸島の西之島火山の活動は一段と活発化しています。
観測機に同乗した東京工業大火山流体研究センターの野上健治教授は「活動は一段と
活発化している。大きな爆発的噴火が起きる可能性もある」と分析。
海上保安庁や気象庁は、付近の船舶に注意を呼び掛けています。
海上保安庁によりますと、今回の観測では、噴石の飛散や、溶岩流が島の北東岸から海に入り、水蒸気が上がっていることも確認したとのことです。
以前小笠原諸島の西之島火山が活発化した、2018年7月以来のことです。
以前活発化した2018年7月の、このときは、火口周辺警報(火口周辺危険)を火口周辺警報(入山危険)に引上げられました。
2018年7月13日三管区海上保安本部所属の航空機による上空からの観測が行われ、西之島で活発な噴火活動が続いており、溶岩の流出が確認されました。
そして、気象庁は、火口から概ね1.5kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな
噴石や溶岩流に警戒するよう呼びかけています。
この2018年の火山活動で、小笠原諸島・西之島が、面積を拡大していると発表。
海上保安庁は2016年10月ごろと比べて領海が約4平方キロ拡大したと発表し、排他的経済水域は、約46平方キロ拡大する見込みという見解をだしました。
以上、小笠原諸島の西之島火山専門家が2018年以来、再び活発化し爆発の可能性も出てきたニュースでした。