最新時事情報を速報するカレントブログ

最新の様々な時事情報を、カレントリーに解説しお伝えします。

社会

かんぽ生命不正調査のずさんな実態が明らかに!

投稿日:2020年5月28日 更新日:

かんぽ生命不正調査のずさんな実態が明らかにされてきました。「かんぽ不正調査に不備」という見出しで日経新聞に、かんぽ生命不正調査の実態を表す記事があります。問い合わせをしたが、そのまま放置され、結局不正件数にはのせられていないケースです。

目次

昨年の不適切事例調査でも懸念あり

昨年、社外弁護士による、調査委員会の発表の後、日本郵政側で調査結果が公表されましたが、このときも、不適切販売の可能性があるが契約者と連絡がつかないとの理由で、不正販売の件数に載せられなかった事例が多数あり、日本郵政も今後連絡を、はがきなどで積極的に調査する」という感じの聞こえの良い言い訳をしていましたが、やはり実態は違っているようです。

郵便ポスト

郵便ポスト

かんぽ生命不正販売調査の実態

2020年3月までに、重点対象の調査をおおむね終えたとしていと発表しているが、事態はずさんな調査があるようです。

不適切販売とは言っていますが、不正の手口は明らかな「詐欺行為」です。

しかも、高齢者を中心に、事実とは違った説明をして顧客に損害を与えている、最も卑劣な契約行為が多数あり、もう一度、原点に返った顧客第一の考えがあれば、誠意をもった、調査を行えるはずですが、この会社根っこから腐っているようです。

契約者50代男性の例

不正調査が、いかにずさんで未だに契約者を泣かせ続けている例です。

「処理には、半年以上かかると言われた。昨年の夏から調査を申し出ているのに」。青森県の会社経営の50代の男性のケースです。

この男性は5年ほど前に、最寄りの郵便局で死亡保険金が約300万円、10年満期の養老保険に加入。

2018年には、法人の保険契約で付き合いのあった別の郵便局の社員から誘われ、ほぼ同額の65歳満期の保険にも加入。

保険料は、2,5倍に上がった。

男性は、乗り換えのつもりで契約したが、社員は「(古い保険の)解約する良い時期は、
半年以上先になる。改めて連絡する。」と説明した。

だがその後連絡はなかったという。

男性は、2029年7月、近隣の郵便局に自ら調査を要請した。

昨年秋に、一度手紙が届いたのみで、コールセンターと連絡が取れたのは、今年4月になってからだった。

かんぽからは、「自宅に一度電話したが不在で連絡が付かなかった。」と説明があったが、男性は郵便局に相談し法人契約もしている。調べれば、会社に電話できたはず」と話す。

 

保険料の支払い停止を要請したが「ご自身の意思で解約してください。」と突き放された。

 

2重契約の状態が続く。

田舎の郵便ポスト

田舎の郵便ポスト

 

典型的不利益販売

先ほどの50代男性のケースは典型的な、不利益販売のケース。

 

かんぽ生命の制度で、新契約から6か月以内に既存契約の解約があると「乗り換え」
とみなし営業成績が、半分に減額される制度があったため、このような、半年ほどの
二重契約が横行していました。

かんぽ生命では、こうした二重契約や無保険状態など、外形的に不正が疑われる契約
の約18万件を、重点調査対象として抽出し、昨年より調査を行い、「おおむね終えた」
と表向きでは表明しています。

そして、対象契約者のは手紙を送り電話も「コールセンターから最低3回は電話をしている。契約復元は、顧客の不利益になるものを除き、迅速に行っている」としている。

だが、実態は、先ほどの、50代男性のように、「ご自身の意思で解約してください」
が実態のようです

日本郵便のマーク

 

結局、この期に及んでも、日本郵政グループの社員は、顧客の立場に立った経営意識が
持てていないようです。

昨年辞任した、日本郵政のあの傲慢な態度が改めて思い浮かびます。

 

この様では、これから新たに契約しようと思う国民もめったにいないでしょう。
国民の心は、郵便局からだんだん離れていきます。

まとめ

今回は、「かんぽ生命不正調査のずさんな実態が明らかに!」というテーマでお送りしました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

関連記事

かんぽ生命の不適切な販売の内容をわかりやすくまとめると、見えてくる問題点

かんぽ生命 不適切な販売調査契約乗り換え5万件発覚

かんぽ生命の不適切な販売が起きた原因は何だったか?過剰ノルマの背景とは

 

-社会

執筆者:


かんぽ生命の不適切な販売の内容をわかりやすくまとめると、見えてくる問題点 | 最新時事情報を速報するカレントブログ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

先が見えないサラリーマン

黒字リストラ日立の裁判判決に見る問題「路頭に迷う悲惨」について

大企業の黒字リストラの例として関心が高い日立製作所で起きた出来事です。2018年4月に訴訟を起こした日立製作所に勤める課長職の50代男性が違法な「退職強要」を受けたなどとして、日立製作所に損害賠償を求 …

トレーラー

大型トラックの迷惑行為が最近急増路肩灯、反射板など現状と対策を考えます。

「眩しい!」車検NGもなぜ装着トラック増加? 迷惑な「路肩灯」とギラギラ「反射板」という記事を目にしたので、ここでは大型トラックの迷惑行為が最近急増し路肩灯、反射板、高速の追い越し、割り込みなど、現状 …

麻生太郎財務大臣

麻生太郎財務相「147日間休まず」安倍首相体調不良問題の動画。

麻生太郎財務相「147日間休まず」安倍首相体調不良問題の動画。「147日間、休まず働いてみたことありますか」 ネット民が〝麻生節〟に批判殺到。 麻生太郎氏 目次 麻生太郎財務相「147日間休まず」安倍 …

ドライブスルーにやってきた乗用車の後部座席に牛

米ウィスコンシン州で生きた牛を載せてマクドナルドにやってきた客!

米ウィスコンシン州で生きた牛を載せてマクドナルドにやってきた客に驚きの声が上がっています。ネット上では「牛を連れてハンバーガーを食べるとは…」など驚きやジョークのコメントがあがっている。動画紹介。 ド …

標高3000メートルの雪山で迷子になった猫

標高3000メートルの雪山で迷子になった猫の動画!

スイス中部ザクセルン在住のシリル・ローラーさん(Cyril Rohrer、24)は、エリック・ローラーさん(Erik Rohrer)と共にスイスにあるブリステン山(Mount Britsen)で登山を …