富士フイルムホールディングスはPCR検査の自動化対応検査試薬を開発したと発表。PCR検査を自動化することで熟練検査作業が不要になりPCR検査件数増が可能に。検査時間は、従来の4~6時間から約75分に短縮できる。5月中に国内向けに販売予定。
目次
PCR検査自動化で熟練検査作業が不要に
富士フイルムホールディングスは、新型コロナウィルスの感染の有無について、検体を装置にセットするだけで、全自動で調べられるPCR検査用の試薬を開発したことを発表しました。
検査時間は、従来の4~6時間から約75分に短縮できる。
5月中に国内向けに販売予定。
PCR検査は、大半が手作業で、熟練した検査員が足りていないとされています。それがゆえに日本においてPCR検査数が極端に少ないことが問題になっています。
PCR検査の自動化が進めば検査件数の拡大が可能となりそうです。
富士フイルムは、全自動検査装置に対応した試薬を開発した。
富士フイルムPCR検査自動装置の概略
装置はすでに数十施設の大病院に導入され、結核の検査などに使われている。
この試薬を使えば、これら既存の装置で新型コロナウィルスのPCR検査が可能となる。
一度の検査で4人分を調べられる。
PCR検査は対象者から鼻やのどの奥の粘膜を採取して、試薬で遺伝子を増やして判定する。
開発した試薬は、検体やプラスチック製のチップを装置にセットするだけで自動的に
遺伝子を検出・測定できる。
チップに半導体製造技術を応用した微細な溝を設けたため全自動で測定できるという。
PCR検査装置の開発で性能アップ
PCR検査は島津製作所が約1時間でできるキットを開発している。しかし、島津製作所のPCR検査試薬は、全自動に対応していません。
全自動で時間的にも75分という検査スピードは、スイス製ロシュの全自動装置向けの試薬検査約3時間よりも格段早く、最速水準となる。
まとめ
今回は、「PCR検査自動化で熟練検査作業が不要に!検査件数増加見込み。」というテーマでお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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