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教育

生きる力の教育で、とりわけ親が直に子供に教えて欲しいことについて

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目次

子供の教育で親にしかできないこと

子供を育てていくとき、子供の教育を学校任せにする親も最近は、少なくありません。

おそらく、このブログを読まれていらっしゃる、あなたは、子供の教育に関心が高く、常に、「いかにわが子をしっかり育てるか、」を日々悩まれ実践されている方で、子供の教育は、親の義務であることをしっかり認識されているかたであえて言い添えることはないかもしれません。ですが一応、「生きる力」の話をする前に述べておきます。

最近は子供の教育は、幼稚園、保育園、学校がやるものと勘違いしている親も多くなりません。

もちろん、学校等では、子供の教育はできません。少なくても、将来の人格形成にかかわるような、教育は、物理的に無理です。

もっと、言いますと学校の先生にも当然ですが、その意識はありませんし、子供の人間形成にかかわるような教育は、親が子を思う「愛情」が前提条件としてあります

だから、学校では、無理です。

これをはき違えると、子供が、人間なのに誰からも教育されなければ、家の飼い猫などのペットと同然の扱いになってしまいます。

ちょうど「ゆとり教育」の実施される少し前ですが、「友達親子」という言葉が流行しました。これ自体は本来、いい意味で使っていて、主に、母親と娘が和気あいあいとショッピングなどを、する光景のイメージです。

ところが、一部の親に、友達親子をさらに発展させ、本当に友達関係の親子の意識をもつ母親がでてきました。これは、困ったはき違えで、友達だから、仲良しが前提です。

子供にきらわれることをしなくなってしまいした。子育てにおける教育は「嫌われる覚悟」が必要です。親子は、友達じゃありません。そこに、愛情という大きなきずながあるから、子供の心に、親の価値観が響きます。

今回は、当然ですが、このことを前提に「生きる力」のなかでも親が直に教えてもらいたいことを書きたいと思います。

そして、今回は主に、父親の役割にふさわしいこと、母親の役割にふさわしいことに分けて書きます。もちろん、シングルペアレントであれば、一人が両方の役割をこなせば問題ありません。

 

危険を察知する右脳のすぐれた力

まずは、「生きる力」の中でも、身の回りの危険を察知し、生き抜くための感性についてです。

ここで、人間の脳の話をしようと思います。

人間の脳はご存知の通り、二つあります。右脳と左脳があり、それを脳梁で連携しています。そして、それぞれやの脳は独自の役割をもっています。

 

われわれ人間は、自然での生活を離れ、言葉と、論理的思考で今の現代社会を生きています。これには、主に左脳の働きが中心です。そして、次第に右脳と左脳のバランスがくずれ、左脳でっかちになってしまっています。

 

しかし、自然の中で、あるいは、日常生活では、「危険を察知する感」を働かせるのは、右脳です。一般的に、勘のいいひとは右脳の働きのいいひとです。いま、注目されているスピリチュアルな分野も右脳です。

 

私の塾でも、右脳の働きを高める訓練を子供たちにしています。

右脳には、同時情報処理(パラレル処理)が可能という特性があります。右脳はイメージ脳だからです。

逆に左脳は、直列処理(シリーズ処理)しかできません。論理脳だからです。

私の塾では、右脳を鍛えることによって、学習効果の向上を行っています。

ちなみに、動物の犬、猫は右脳の役割の脳が一つだけ備わっています。ですから、危険予知力は、現代社会の人間よりはるかに勝っています。ですが喋れませんけれども。

 

近いうちに火事になる家では、ネズミがいなくなるとか、遭難する船には、出航前にネズミが逃げ出している話をあなたも聞いたことがあると思いますが、これは、動物のもつ右脳の危険予知能力です。

危険を予知し生き抜くために動物の感性を磨く

この、危険を予知し生き抜くための「生きる力は」学校の先生は状況からして、教えられないし、家庭では、父親がやりやすいと思います。

身の回りの危険を、察知するには、普段から、センサーを働かせて置かなければなりません。子供に、「身の回りの危険」を教え込む教育をする場合多少なりとも危険の潜んだシチュエーションに、子供を連れだす必要があります。もちろん親が完全な形で「安全」を確保している前提です。

この段階で、もはや学校の教育では無理なんです。

そして、どんな危険がその場所には潜んでいるかの意識を高めさせます。

管理された社会がかえって危険に対する意識を低くしている。

今の日本は、国や県、市町村が、住民が危険のある場所に親切に対応します。例えば少し、崖があれば、フェンスをしたり、溝があれば、柵をしたり、外国に行けばあり得ないような、優れた住民サービスをしています。

住民のほうも、いつしか、自然災害などあれば、「県は何をしている!助けてくれないのか」などと、税金を納めているんだから、災害があれば、助けてもらって当たり前みたいな意識があります。

行政のサービスが行き届いた弊害かもしれません。

外国の多くの国では、例えば、崖などの危険なところに必ず策があるとは限らず、自ずと自己責任で自分の身を守る習慣がつきますし、危険予知のセンサーもON状態です。

それと同様に、この、「生きる力」教育として危険に対して向き合う能力を備えるためには、子供の危険予知センサーをONさせてあげる必要があります。

危険パターンは日常のニュースのなかで、身に付きます

危険予知センサーをONさせたら、それを有効に働かせるために、危険事例を子供にしっかり教えます。

あたかも、野生の猫が、子猫に餌の取り方を、実際に見せて教えるように。

事例は日々の暮らしのなかで報道されます。ですが、一つの事例は、5年に1回程度に起きるような事故が私たちの「危険」の落とし穴です。

日ごろから収集すれば、かなりの危険事例が集まります。

危険にたいしる感性をさらに有効に活用できる危険事例

例えば、数年前のニュースです。踏切事故の話です。

母親の運転する車に子供が兄弟姉妹3人で乗っていました。踏切に進入後、遮断機が下り、そのお母さんのとった行動が小学校高学年の長男に、車から降りて遮断機を上げてくるように指示、その長男は母親の指示どおり、車外へ下りました。ですが、常識で考えても遮断機は小学生の手では上がりません。そのうち、列車が減速せづ踏切通過し、その親子は全員死亡、家族で残されたのが、会社で働く父親だけ。

残された父親はこれからの人生をどう生きればいいのでしょうか。

この事例では、踏切のバーは進入して閉じ込められた車のために、わざと外側に簡単に折れるようになっています。たとれ折れなくても割って出ればいいのです。

気が動転してしまったのか、ですがお母さんは女性です。実は、この話は結構苦手分野です。

そこで私は、取り残されて、しまったお父さんが、長男に「お父さんがいないときは、お前が家族を守れ」と使命感を子供に与え、危険教育をしておけば、こんな不幸は起きずに、一家だんらんの笑い話に替えられたと残念に思いました。

そうです。そのお母さんを責めるのではなく、男は男のできることをたとえ子供でも意識としては、つけさせる教育もあると思います。

もう少し別の事例をあげます。

「酸欠」の話です。屋内で起こす、密閉した部屋でのストーブなどによる一酸化炭素中毒はりにも、一般的なのでここでは、屋外での酸欠の話です。よく、工場作業者が、いきなりタンクに入ってしまったり、ハイキングに行ってちょっとした岩穴を見つけていきなり入って酸欠死を起こします。このような場合、「危険予知センサー」で察知したら、マッチ、ろうそく、ライターなどで、酸素の有無を調べます。

酸素があれば、好きなだけ探検でもしてもいいです。

この酸欠がどれくらい危険かというと、もし酸素の含まない空気を吸い込んだ場合、人は、ひと呼吸か、二呼吸で気絶して倒れ数秒後には脳死状態になります。脳は常に大量の酸素を必要としているからです。

電気は、私の専門ですが、感電事故があります。とりわけ、夏場の汗をかいているときは、かなりの危険度があります。汗は塩水です。電気を完全に通します。

電気の場合、比較的400V以上の高圧電圧(電気的には低圧)や、100vの低圧でも汗をかいていた時、充電部(電圧のかかった部分)に触ると、体の筋肉が固まりその感電したしせいのまま、動けなくなります。筋肉は、神経の微弱電気信号で動いているからです。

そうなると、その人は、感電したまま死を待つしかありません。動けませんから、そして、それを救おうと他の人が感電中のひとに触るとその人も感電して動けません。助けるはずが一緒に死にます。

ではどうして助けるかというと、感電した人を足でけります。勢いをつけてけります。どちらも助かる可能性が高くなります。

感電は、少し濡れたところで、100Vの電気機器を使っただけで、置きます。どうしても、やむを得ず使用する場合、専門家は二重絶縁構造という特殊な道具をつかいます。

雷の話です。雷が発生したらどうするか、これもしっかり教えてください。雷も過去の死亡事例が役立ちます。

一般的には高いものの、下に入ることです。ですが、一つだけ確認が必要で、その高いもに落雷した場合、しっかり大地に電気が逃げるかつまり、接地(アース)がされていれば安全です。

落雷は、高いものに落ちる性質があります。接地がないものはかえって危険です。

高い木の陰は死亡例があるので避けましょう。どうしても木陰で雨宿りが必要であれば、気の幹が露出しているところは、かなり危険です。そうでない場所を選びましょう。家は木造の場合、2階にいるのは避けましょう。鉄骨はそれは電気的にシールドの役割をしますので安全です。同様に車内も安全です。いまだ死亡例はありません。

雪道の峠で渋滞し、車内で夜を明かすときは、かなり危険です。車に雪がつもり、かまくらになり、そこに排ガスが侵入して、死亡します。眠らないで、一晩中、車の喚起ルートを見張ります。

ほか、ガス漏れのときの対処、火事の時の対処、同様に、ガス、火の特性を知れば最善の行動が選べます。また、水害、車内への浸水、雪中での遭難、いろんな危険を想定して、子供に教えてあげれば、「安全ぼけ」から抜けられます。

やはりお父さんの得意な分野だと思います。

一歩先で心の手を引いてあげる

次は、お母さんの向いている、子供に「生きる力」を教える事柄です。

生きる力のなかで、この部分はほかのページで詳しく述べますが、お母さんの役割は常に子供の身近にいて、一歩先を立って、手を差し伸べ、必要に応じてその手を引いてあげることです。これは、日々の無限回の繰り返しで行うことです。

ここでは、わかりやすく例を挙げます。例えば、小学生は、学年ごとに担任が変わる場合もおおく、この時期は、その先生の言われたことを、素直な子ほど、正面からその言葉を受け止めがちです。時に学校の先生の言うことも担任が変わったら、がらりと変わることもあります。

これでは、子供が戸惑います

生きる力にかかわることで、このころの体験が自分にとって揺るがないアイデンティティを形成します。

ですから、いろいろなことを言う大人の最後のよりどころは、「母親」であってほしいのです。学校で様々な経験をします。時に子供は迷います。

その時、常に身近にいるお母さんが、「お母さんはこう思うよ!」という言葉で子供は常にその言葉に信頼できれば、迷いません。

子供が、しっかりした自己のアイデンティティを確立するうえでは、これほど大切なことはありません。

 

 

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