2020年9月24日実施の第70期王将戦7番勝負佐藤天彦九段・広瀬章人八段対局の講評と棋譜。結果は、広瀬章人八段が101手で勝ちました。
目次
第70期王将戦7番勝負佐藤天彦九段・広瀬章人八段対局講評。
2020年9月24日実施の第70期王将戦7番勝負佐藤天彦九段・広瀬章人八段対局が東京都渋谷区の将棋会館で行われました。
結果は広瀬章人八段が101手で勝利しました。
広瀬八段、完勝で、佐藤天九段を寄せ付けずに勝利でした。
将棋の第70期王将戦7番勝負で渡辺明王将の対戦相手を決める挑戦者決定リーグ。
は24日、東京都渋谷区の将棋会館で佐藤天彦九段(32)―広瀬章人八段(33)戦の一局を25日は同所で豊島将之竜王(30)=叡王との2冠=―木村一基九段(47)戦が行われます。
3期連続名人位の実績がある佐藤に序盤から終始リードを奪っての快勝譜。
本人は「もっといい指し方があったかも、と対局中後悔してたんです」と意外な心中を告白したのだから将棋は分からない。
先手番でオーソドックスな矢倉戦法を志向。47手目[先]7五歩と、佐藤の右桂をいじめにいき、57手目の[先]5五歩で早くも決着をつけに出た。自信に満ちあふれた切り札かに見えたが「実は選択肢がいろいろあって」ともだえていたという。
考慮時間33分はその表れでもあった。
結果的には駒得の主張が最後まで通り、佐藤からは効果的な反撃を受けないまま終了。
だが局後の検討では桂を詰ませた51手目[先]8六歩の代わりに[先]7四歩と敵陣に迫った方が勝ちに近いと判明した。
「本譜は自陣にキズをつくらないように指したので…」。
佐藤は「序盤から主導権を握られ、終始厳しい状態。常に足りない将棋でした」と、すっきり過ぎる完敗宣言。
広瀬は前期の7番勝負は渡辺王将に初挑戦し、第5局で3勝2敗と王手をかけながらフルセットで敗れた。
この間、年度またぎで7連敗を喫するなど絶不調に陥り、8月のJT杯ではまさかの頓死で「落ちるところまで落ちましたね」と自虐ネタまで披露したことがある。スランプから脱することができるか?
第70期王将戦7番勝負佐藤天彦九段・広瀬章人八段対局棋譜。
第70期王将戦7番勝負佐藤天彦九段・広瀬章人八段対局棋譜(全指し手)。
ー将棋対局速報▲広瀬章人八段ー△佐藤天彦九段 第70期王将戦挑戦者決定リーグ戦[矢倉]
第70期王将リーグ▲広瀬章人八段△佐藤天彦九段
広瀬章人八段が勝ちました。
(持ち時間:4時間)
ー第70期王将戦挑決リーグ 2回戦 ▲広瀬章人八段 – △佐藤天彦九段【将棋棋譜】
まとめ
今回は「第70期王将戦7番勝負佐藤天彦九段・広瀬章人八段対局棋譜。」というテーマでお送りいたした。
最後までお読みいただきありがとうございました。