2021年9月1日実施の第69期王座戦五番勝負第1局永瀬拓矢王座対木村一基九段対局の講評と棋譜です。戦型は角換わり。結果は木村一基九段が勝ちました。
目次
第69期王座戦五番勝負第1局永瀬拓矢王座対木村一基九段対局講評。
9月1日に行われた将棋のタイトル戦、第69期王座戦五番勝負第1局永瀬拓矢王座対木村一基九段対局の講評です。
場所は宮城県「ホテルメトロポリタン仙台」です。
木村一基九段が勝ちました。
振り駒の結果、永瀬王座が先手番。
戦型は角換わりになり、両者持ち時間をほとんど使わずに駒組みを進めていきます。
王座戦五番勝負第1局は午前中で80手弱進行する、ハイスピードな展開。
木村九段の76手目までの消費時間は1時間37分。
11時40分時点では、永瀬王座が木村九段の78手目△3一飛に対して、約30分程度の長考。
78手目までは両者の考慮時間は永瀬王座が25分、木村九段が1時間44分で形勢はやや永瀬王座が有利に進行した。
だが、午後に入ってからは一転、お互いの着手に時間をかけ、午後5時30分からの夕食休憩までに進んだのは92手目まで。
4時間30分かけて進んだのは13手だけだった。
形勢としては永瀬王座がリードをしていた。
103手目。永瀬王座は木村九段の攻めの拠点となっている香を取ります。
そして、木村九段は△9九角で 王手!
この角打ちは妙手でした。
△7七角以降、木村九段が一気に優勢に立ちました。
118手目。木村九段は自陣に香を打ち、冷静に受けに回り見事勝利しました。
第69期王座戦五番勝負第1局永瀬拓矢王座対木村一基九段対局棋譜。
第69期王座戦五番勝負第1局永瀬拓矢王座対木村一基九段対局棋譜(全指し手)。
ー将棋対局速報▲永瀬拓矢王座ー△木村一基九段 第69期王座戦
五番勝負 第1局[角換わり腰掛け銀]
第69期王座戦五番勝負 第1局
▲永瀬拓矢王座△木村一基九段
木村一基九段が勝ちました。
第2局は9月15日(水)に愛知県「西浦温泉旬景浪漫銀波荘」で行われます。
(持ち時間:5時間)
まとめ。
今回は「第69期王座戦五番勝負第1局永瀬拓矢王座対木村一基九段対局棋譜。」というテーマでお送りしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。