首都直下地震のカウントダウンが始まったのか?2019年暮れから2020年にかけ関東で地震が多発しています。最近、地震が多い関東地方で、いつ首都直下型大地震がくるかの予想では、専門家は今日すぐに来てもおかしくないと指摘しています。今までの関東地方の大地震は夏に集中しています。専門家の示す最近の大地震に関する具体的データを紹介します。
目次
地震が多い関東地方の多発する最近の地震の発生状況
2019年12月3日から4日にかけ、関東北部を震源とする震度3以上の地震が5回起き、このうち3回で震度4を観測しました。
関東北部でこの2日間に起きた震度3以上の地震の震源地をみると、茨城県南部と栃木県北部が2回ずつ、茨城県北部が1回でした。
地震の規模を示すマグニチュード(M)はそれぞれ3.7~4.8。
茨城、栃木、群馬各県内では最大震度4を記録しました。
12月4日午後7時35分に発生し、栃木県日光市などで震度4を観測した地震では、東京都板橋区高島平でも震度3の揺れがありました。
2019年には、この時以前にも11月28日から12月5日までの1週間、震度1以上の地震は16回発生しています。
年明け後2020年になってからも1月14日再び関東の茨城、栃木、群馬、埼玉で震度4の地震が発生しています。
このときの地震は、震源地は茨城県南部で震源の深さは、約50km、マグニチュードは5.0。
同じ日茨城県沖を震源地する震度3、マグニチュード4、9の地震も発生しています。
いずれも震源の深さは50kmでした。
この時の地震は、震源が50kmと深かったため震度4クラスの中規模地震で済んでいます。
もし、震源がもう少し浅く、10~20kmならもっと大きな被害が出ているでしょう。
地震が多い関東地方での最近の多発する地震の原因はフィリピン海プレートが起こしている
関東の首都圏直下は、太平洋プレートとフィリピン海プレートの2つのプレートが、入り込んでいます。
そしてフィリピン海プレートは、千葉県を通って茨城県南部まで伸びています。
1月14日再び関東の茨城、栃木、群馬、埼玉で震度4の地震クラスの地震もこのフィリピン海プレートが起こしています。
地震が多い関東地方で、いつ大地震がくるかの予想で参考になるのが歴史的周期
今から約1000年前の西暦869年に起きた貞観地震は、ちょうど2011年に起きた東日本大震災にあたります。
貞観地震の時にあてはめると、当時の相模・武蔵地震で西暦878年に起きていて、ちょうど今年2020年にあたります。
さらに、気になることが、あります。
過去に9世紀以降マグニチュード6.5以上の首都直下型地震は、30回起きていますが、発生している月ですが、圧倒的に夏が多ことがわかっています。
9月が8回、7月が5回、8月が4回になっています。つまり5割の確率で夏に起きています。
地震が多い関東地方で、小笠原沖での具体的異変のデータとは
南海トラフ以外にも伊豆、小笠原沖での巨大地震の警戒も必要です。
伊豆・小笠原沖を震源とする地震が、昨年から伊豆沖でも震度4クラスの地震が続いています。
具体的データとして、伊豆諸島にある青ヶ島の電子基準点の2019年11月10日から16日までの上下変動が、81センチを記録しました。
これは、東日本大震災の前の2010年12月26日から31日までの76センチを上回っています。
伊豆小笠原沖での地震の場合、東京では、震度5程度になりますが、東京にも津波はやってきます。また、この、伊豆・小笠原沖を震源とする地震がきっかけになって、フィリピン海プレートを刺激して、首都直下型地震を誘発することも考えられます。
地震が多い関東地方で、いつ大地震が来るか、確実な予測は不可能、日ごろから備えを
いずれにしても、現段階では、地震が多い関東地方で、いつ大地震が来るか、確実な予測は不可能です。ただ、最近の頻発する地震は、大地震の来る周期に入っているだけに、不気味な予兆にも思えます。
地震に対する日頃からの備えを万全にしておいたほうが良さそうです。
一番困るのは、電気、ガス、水です。
電機は、太陽光、蓄電池を備えたり、電気自動車の機能を使ったりすることが、有効です。
また、音の静かな、発電機もあれば便利です。最近はカセット式の発電機もあります。
ガスは、カセットボンベとコンロ、冬場に備えて、カセットヒーターも便利です。
そして、水は、200L程度の雨水タンクとPETボトルの水。そして、さらに飲料用の水を用意しておけば安心です。
とにかく、地震予知は正確には不可能なので、いつ来てもよい対策をしておけば後は来るのを、待つだけで良いので気持ちの上での不安は減らせます。
今回は、「地震が多い関東地方で、いつ大地震が来るか予想では、今日来ても変でないと専門家は指摘」というテーマで、最近多発する、関東での地震についての情報と、伊豆諸島にある観測機の東日本大震災のときを上回る異常データをさしていること、そして防災対策の必要性についてまとめました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。