2020年日経の企業イメージ調査「コーポレートガバナンス」ランキングのビジネスパーソン投票と一般投票の各上位ランキング10位までの速報と解説コメントです。企業統治の健全性が評価された企業の上位には今年の特徴は不動産関連の企業が上がって来ています。
目次
2020年日経企業イメージ調査「コーポレートガバナンス」ランキングビジネスパーソン投票
2020年日経企業イメージ調査「コーポレートガバナンス(企業統治)がしっかりしている」ランキング、ビジネスパーソン投票上位10位です。カッコ内は前年の順位です。
1位 トヨタ自動車 (1位)
2位 三菱地所 (2位)
3位 三菱UFJ銀行 (8位)
4位 日本電信電話 (2位)
5位 三井不動産 (10位)
6位 伊藤忠商事 (7位)
7位 キャノン (21位)
8位 三井住友銀行 (5位)
9位 三井物産 (11位)
10位 東日本電信電話 (8位)
2020年日経企業イメージ調査「コーポレートガバナンス」ランキング、一般個人投票投票
2020年日経企業イメージ調査「コーポレートガバナンス(企業統治)がしっかりしている」ランキング、 一般個人投票上位10位です。カッコ内は前年の順位です。
1位 サントリー (12位)
2位 三菱地所 (21位)
3位 サッポロビール (21位)
4位 キリンビール (4位)
4位 アサヒビール (12位)
4位 三井不動産 (18位)
4位 明治 (40位)
8位 味の素 (10位)
9位 トヨタ自動車 (2位)
9位 日本コカ・コーラ(3位)
2020年日経企業イメージ調査「コーポレートガバナンス」ランキング評価
今回は、不動産業の上位進出が目立ちました。
三菱地所は、ビジネスパーソン投票では昨年同様2位でしたが 一般個人投票でも昨年の
21位から一気に2位に急上昇しました。
これは、一般大衆にも、商業施設の再開発や高層マンションの建設など目に見える形で
社会インフラの整備に貢献したことが企業の存在感を増した結果ではないでしょうか。
コーポレートガバナンスとは、「企業統治」です。
「会社は経営者のものではなく、資本を投下している株主のもの」という考え方のもと
企業経営を監視する仕組みが整っている必要があります。
会社側は企業価値の向上に努め、株主に対して最大限の利益の還元をすることを目的とすべきという考え方が根本です。
具体的には、取締役と執行役の分離、社外取締役の設置、社内ルールの明確化など
が挙げられます。会社側と株主との関係や、会社の経営監視がうまくいっている状態を「コーポレートガバナンスが保たれている」と表現します。
上位にランキングされている企業は比較的巨大企業で、企業統治の問題が表に現れず
堅実に収益を上げている企業が目立ちます。
まとめ
今回は、「【速報】2020年日経の企業イメージ調査「コーポレートガバナンス」ランキング」というテーマでおおくりしました。
昨年の例で言いますと、日産自動車や積水ハウスは経営陣の内紛があり企業統治という面では、かなりのマイナスだったでしょう。
企業が、社会的貢献度を増すような経営が行われて、それが企業の利益に結びつけば企業の好感度もまします。
そんな日本企業が今後も増えれば今回の「企業イメージ調査」も意義があります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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「【速報】2020年の日経の企業イメージ調査総合首位はトヨタ」