俳優の森川正太さんが10月12日に胃がんのため死去しました。享年67歳。『おれは男だ!』、『飛び出せ!青春』、『俺たちの旅』、『俺たちの朝』などの1970年代の青春ドラマに数多く出演し、名脇役として活躍した。2015年、「劇団ケ・セラ・セラ」を結成。2019年、自ら演出・出演も兼ね、昨年は「港町ブルース」を上演。今年も10月に公演を予定したが、コロナ禍もあって、来年6月に延期して上演する予定だった。プロフィールや出演作品など紹介。
目次
俳優森川正太死去
ドラマ「おれは男だ!」「飛び出せ!青春」などの青春ドラマで活躍した俳優森川正太さんが10月12日午前8時30分ごろ、胃がんのため都内の自宅で亡くなりました。67歳でした。
関係者によると、森川さんは2カ月前2020年8月に体調不良のため病院で診察を受けたところ、末期の胃がんと判明した。
すでに転移もしており、森川さんは通院しながらの自宅治療を選択。
亡くなる前日の11日にも見舞い客に応対していたが、12日に容体が急変し、妻、2人の娘らに看取られて息を引き取ったということです。
森川さんは、新型コロナウイルス感染症の影響で入院した場合は面会が2時間に制限されているのを知り、都内にある自宅での在宅治療を選択。
医師や看護師が連日、自宅を訪れて懸命の治療を続けた。
2020年10月12日午前6時頃に、胃がんの為死去。
俳優森川正太のプロフィール
森川 正太(もりかわ しょうた)本名:新井 和夫。旧芸名:沖 正夫、森川 章玄。
1953年6月25日生まれ。日本の男性俳優、タレント。
東京都出身。日本大学豊山高等学校中退。ほっこう企画に所属していた。
特技は作詞作曲。
『おれは男だ!』、『飛び出せ!青春』、『俺たちの旅』、『俺たちの朝』などの1970年代の青春ドラマに数多く出演し、名脇役として活躍した。
1964年に森川さんは児童劇団在籍中にデビューした。
1971年、森田健作(現千葉県知事)が主演した「おれは男だ!」に出演した。
1972年、村野武範主演「飛び出せ!青春」。
1974年、中村雅俊主演「俺たちの旅」で浪人生の浜田大造(ワカメ)役で出演。
1977年、「俺たちの朝」に出演。
学園青春ドラマに欠かせない名脇役として活躍した。
2015年、「劇団ケ・セラ・セラ」を結成。
2019年、自ら演出・出演も兼ね、昨年は「港町ブルース」を上演。
今年も10月に公演を予定したが、コロナ禍もあって、来年6月に延期して上演する予定だった。
高校は1年生の時中退。これは、ドラマ『泣かないで!かあちゃん』に出演していたため1年のうち3ヶ月程度しか登校できなかったため。
『おれは男だ!』出演のきっかけは、子供の頃所属していた劇団こまどりの推薦であった]。当時、剣道の経験はまったく無かったが、主演の森田健作が特訓してくれたおかげで何とか形になり、最終的には初段くらいにまでなったという。
ただし、森田の人間性に関しては著書『売れない役者 あなたの知らない芸能界サバイバル』の中で独善的な振る舞いがあるとして(屋外でのロケの際笠智衆ら他の出演者達が寒さに耐えている時に一人だけ暖房機の前に当たっていた、等)同書でその姿勢を批判している。
近年は、結婚式の司会や飲食店の店長を営み俳優業からは距離を置いていたが、2015年、自身の劇団「劇団ケ・セラ・セラ」を結成し舞台で俳優活動を再開した。
俳優森川正太の動画
ー 俺たちの旅1話より
ー 風神の門 第20回「甲賀決死隊」
俳優森川正太の出演作品
テレビドラマ
次郎物語(NHK、1964年)
おれは男だ!(NTV、1971年)
さぼてんとマシュマロ 第2話 (NTV・ユニオン映画、1971年)
飛び出せ!青春(NTV・東宝、1972年 – 1973年、第7話-)
おこれ!男だ(NTV、1973年 – 1974年)
太陽にほえろ!(NTV / 東宝)
第68話「一万人の容疑者」(1973年) – 辻本大助※封印作品
第145話「決定的瞬間」(1975年) – 町田ひろし※沖正夫名義
第170話「再出発」(1975年) – 川崎
第232話「新しき友」(1976年) – 竹中律夫
第560話「愛される警察」(1983年) – 「もみの木」の客
太陽にほえろ! PART2 第2話「探偵物語」(1986年) – 平田哲男
寺内貫太郎一家(TBS、1974年)
高校教師 第19話「売られたケンカなら」(12ch・東宝、1974年) – 大沼
われら青春! 第14話「われら同級生!」(NTV、1974年)
俺たちの旅(NTV・東宝、1974年) – 浜田大造(ワカメ)
特別機動捜査隊 (NET / 東映)
第663話「あたしは二十四歳の女」(1974年) – 司会者
第696話「ある女教師の場合」(1975年) – 博
第723話「黄色い雨傘」(1975年)- 小塚
Gメン’75(TBS)
第24話「二人組警官ギャング」(1975年) – ホットドッグ販売員
第113話「ガンを宣告された刑事」(1977年) – 飯島洋一
夜明けの刑事 第53話「星空に宝石が消えた!!」(TBS、1975年) -スーパーの店員
たぬき先生騒動記(CX、1976年)
俺たちの朝(NTV・東宝、1976年 – 1977年) – ツナギ
気まぐれ天使!(NTV・ユニオン映画)
第30話「蒸発のブルース」(1977年) – 本人役
第37話「パンダに続け」(1977年) – 京極彦丸
気になる季節 (ANB、1977年)
気まぐれ本格派(NTV・ユニオン映画、1978年)
アヒル大合唱(TBS、1978年)
海を、わたって(NHK、1979年)
ゆうひが丘の総理大臣 第33話「初恋は甘くせつなくほろ苦く」(NTV、1979年) – 山田巡査
熱中時代(NTV)
刑事編 第10話「ニセ熱中刑事現わる」(1979年) – 直方留三
先生編 第2シリーズ 第26話「サギ師と裸の王様」(1980年) – 道尾隆夫
鉄道公安官(ANB・東映、1979年)
半七捕物帳(ANB、1979年)
駆け込みビル7号室 第6話(CX・三船プロ、1979年)
柳生あばれ旅 第4話「関所狸の七変化 -箱根- 」(ANB / 東映、1980年) – 時次郎
われら行動派!(CX、1980年)
西遊記II 第19話「偽西遊記 危機一髪」(NTV、1980年) – 偽悟空
わたしはとばない(CX、1980年)
大江戸捜査網(12ch→TX / 三船プロ)
第437話「おっかさんの唄が聞こえる」(1980年) – 弥吉
第469話「汚れた顔の天使達」(1980年) – 佐吉
第509話「神隠しに泣く新妻」(1981年) – 伊平次
第557話「悪役志願 替え玉一発勝負」(1982年) – 銀次 / 源三
第613話「一番手柄! 涙の母恋唄」(1983年) – 仙吉
新 大江戸捜査網 第12話「さらば極道情け節」(1984年6月23日) – 朝吉
さすらいの甲子園(NTV、1980年)
爆走!ドーベルマン刑事 第15話「Mrペテン師VS黒バイ部隊」(ANB、1980年) – 小島
ピーマン白書 第6話「カモネギだ この快感がケガのもと!」(CX、1980年)
俺はおまわり君(NTV、1981年)
キッド(NTV、1981年)
続・思えば遠くへ来たもんだ(TBS、1981年)
意地悪ばあさん 第6話「目には目をの巻」(CX、1981年) – マサオ
銀河テレビ小説 旅人(NHK、1982年)
鬼平犯科帳 第3シリーズ 第6話「隠居金七百両」(1982年、ANB / 中村プロ) – 阿部弥太郎
噂の刑事トミーとマツ 第2シリーズ 第32話「倒せ殺人空手! トミーの延ズイ蹴り」(TBS・大映テレビ、1982年)
陽あたり良好!(NTV、1982年)
大奥 第10話(KTV、1983年)
土曜ワイド劇場(ANB)
松本清張の寒流(大映テレビ、1983年)
牟田刑事官事件ファイル 第5作「露天風呂撮影会ツアー殺人事件」(C.A.L、1986年)
動物だぁーいすき!(CX、1983年)
暴れん坊将軍シリーズ(ANB / 東映)
暴れん坊将軍II
第12話「めおと千両大漁節」(1983年) – 長次
第31話「次郎吉 涙の恋泥棒!」(1983年) – 次郎吉
第81話「夢は盗っ人大明神!」(1984年) – 文治
第111話「あらイヤだ! 魚の心は恋ごころ」(1985年) – 岩吉
第162話「にわか侍、破廉恥武士道!」(1986年) – 与之助
暴れん坊将軍III
第51話「庶民の夢を喰った奴!」(1989年) – 佐助
第62話「恋の目安箱」(1989年) – 河内屋徳三郎
暴れん坊将軍VI 第12話「人情落語長屋」(1994年) – 熊
暴れん坊将軍X 第10話「鬼と呼ばれた女! 復讐の幼な子誘拐!!」(2000年) – 安房屋喜平
事件記者チャボ! 第12話「チャボ! みんなでグレれば恐くない?」(1984年、NTV / ユニオン映画) – 川崎
月曜ドラマランド(CX、1984年)
必殺仕事人IV 第40話「主水 世にも不思議な朝顔を作る」(ABC、1984年) – 阿曽次役
大河ドラマ
春の波涛(1985年) – 松橋英三郎
太平記(1991年) – 服部小六
私鉄沿線97分署 第28話「出張捜査はハネムーン!?」(ANB / 国際放映、1985年)
青い瞳の聖ライフ (CX、1985年)
俺たちの旅 十年目の再会(NTV、1985年)
裸の大将放浪記 / やって来ました!裸の大将(17)・清のメルヘン旅芝居(1985年10月27日、KTV / 東阪企画)
木曜ドラマストリート「一日だけの殺し屋」(1986年1月、大映テレビ)
特捜最前線 第477話「浅草偽装心中・姉を殺した女スリ!?」(1986年) – 市橋
銭形平次(NTV系 / ユニオン映画、1987年) – レギュラー、清吉役
現代恐怖サスペンス「ししゃもと未亡人」(1987年7月、KTV系 / 東映)
花へんろ(NHK、1988年)
あぶない少年3(TX、1988年)
織田信長(TBS、1989年)
女ねずみ小僧(CX、1989年)
八百八町夢日記 第1シリーズ(NTV、1989年10月 – 1990年9月) – レギュラー、平吉役
連続テレビ小説 青春家族(NHK、1989年)
用心棒(ANB、1991年)
大逆襲! 四匹の用心棒 (ANB / 東映、1991年) – 金次
刑事貴族2 第28話「愛する人のために」(NTV・東宝、1991年) – 狩野辰夫役
鬼平犯科帳 第4シリーズ 第8話「鬼坊主の女」(CX・松竹、1993年) – 六太郎役
名奉行 遠山の金さん 第5シリーズ 第13話「覗かれた天女の肌」(1993年、ANB・東映) – 菅谷文之進役
腕におぼえあり(3)(NHK、1993年)
殿さま風来坊隠れ旅 第4話「日本一の殿様宣言」(ANB、1994年)
家なき子(NTV、1994年)
愛の劇場 / 夏は秘密がいっぱい!(TBS、1994年)
金曜時代劇(NHK、1995年)
俺たちの旅 二十年目の選択(NTV、1995年)
火曜サスペンス劇場 / 地方記者・立花陽介(NTV)
第8作「会津若松通信局」(1996年9月10日)
第9作「信州上田通信局」(1997年) – 佐伯六郎
大岡越前(TBS / C.A.L)
第14部 第22話「母ふたり情けのお白洲」(1996年11月18日) – 島吉 ※森川章玄名義
第15部 第21話「疑惑の恩人」(1999年2月8日) – 玉吉
御家人斬九郎 第3シリーズ 第4話「三十六人斬り」(1997年、CX / 映像京都) – 長兵衛
金曜エンタテイメント / おばさんデカ 桜乙女の事件帖 第5作(CX、1997年) – 小村八郎
月曜ドラマスペシャル(1999年、TBS)
万引きGメン・二階堂雪 第3作「虚栄心」 – 金子圭介
カードGメン・小早川茜 第1作「借金地獄」 – 西本裕之
ホーム&アウェイ(CX、2002年)
盤嶽の一生(2002年) – 文七
俺たちの旅 30年SP 三十年目の運命(NTV、2003年)
ケータイ刑事 銭形泪(BS-i、2004年)
映画
スプーン一杯の幸せ(松竹、1975年) – 島岡大介 役
遠い明日(東宝、1979年) – 小林 役
徳川一族の崩壊(東映、1980年) – 弟子丸竜介 役
ニッポン警視庁の恥といわれた二人 刑事珍道中(角川映画、1980年) – 健坊 役
アッシイたちの街(大映、1980年)
飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ(1982年)
トルコ行進曲 夢の城(1984年)
猫のように(1988年) – 三宅信光 役
Mr.レディー夜明けのシンデレラ (東宝、1990年)
ハネムーンは無人島(松竹、1991年)
難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版Part XIII リストラ(Restructuring)の代償(ケイエスエス、1999年) – 宇田川 役
難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版Part XIV 借金極道 (ケイエスエス、2000年) – ワン・リー 役
ULTRAMAN(松竹、2004年)
Vシネマ
秋葉男 AKIBA OTOKO(シグマックスコミュニケーションズ、2006年)
人形劇
サンダーバード(息子)
舞台
無法松の一生(新橋演舞場、1985年)
吉幾三公演(新宿コマ劇場、1990年)
片岡孝夫公演(新橋演舞場、1990年)
伍代夏子公演(新宿コマ劇場、1994年)
水前寺清子公演(新宿コマ劇場、1994年)
松平健公演(明治座、1995年)
身代わりお紅(西新井文化ホール、1996年)
鳥羽一郎公演(新宿コマ劇場、1996年)
劇団ケ・セラ・セラ(演出森川正太)旗揚げ公演(座・高円寺2・2015年9月)
まとめ
今回は「俳優森川正太死去、プロフィールや出演作品など!」というテーマでお送りいたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。