アメリカインフルエンザ流行で死者2万5000人を突破しました。今シーズンで既に2600万人が感染し、まだ収束の目途はたっていまっせん。昨年10月から流行し、抵抗力にない幼児、老人がかかりやすくなっています。日米間の交流はかなりある中、日本への影響が懸念されます。昨年の米国からの訪日客数は約172万人となっています。
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アメリカインフルエンザ流行で死者2万5000人を突破
アメリカインフルエンザ流行で死者2万5000人を突破し、感染者は今シーズンで既に2600万人を超えました。
アメリカ全米50州のうち41州が「流行」状態になっています。
A型とB型の2種類のウイルスのうち、米国で流行しているのはB型です。
今年のワクチンがB型の予測と外れて製造したため、ワクチンの予防効果が見られず、インフルエンザ流行で感染拡大になったようです。
米主要メディアもインフル禍を大々的に扱っております。
免疫のない小さな子供の犠牲者数が多いのが特徴で、ニューヨーク・タイムズもワシントン・ポストも『新型コロナより大きな脅威』と伝えています」(国際ジャーナリストの堀田佳男氏)
米国の南部から広がり始め、より広範囲に広がり始めており、インフルエンザの季節は通常よりもはるかに早くピークに達する可能性がかなりあります、と米保健当局は言っています。
米国の冬のインフルエンザの大流行は、15年以上ぶりになります。
6万1000人が亡くなった2017~18年や、同様に最悪だと言われた2014~15年と比べても感染拡大の勢いが強いということです。
特にB型が流行しており、免疫のない小さな子供の犠牲者数が増える傾向にあります。
検査で感染が確認されたインフルエンザによる入院を報告する FluSurv-NET によると、2019年10月1日から2020年1月25日の時点で確認された入院率は人口10万人あたり29.7人となっています。最も入院率が高いのは65歳以上で、次に0~4歳
の子ども、そして50~64歳、18~49歳、5-17歳でした。
アメリカインフルエンザ流行で死者2万5000人を突破、日本への影響懸念はどうか?
インフルエンザは感染している人が咳やくしゃみをしたりするとウイルスが飛散し、周囲にいる人はウイルスが含まれた空気を吸うことで感染する飛沫感染で広がると考えられているます。今回中国武漢で発生した、新型コロナウィルスは「濃厚接触」で感染といわれておりインフルエンザのほうが感染が容易です。
日本への影響を考えると、昨年のアメリカからの訪日客数は約172万人と、中国、韓国、台湾、香港に次ぐ5位になっています。逆に18年の日本から米国への出国者数
は約350万人とアメリカからの訪日客数の約2倍になっています。
もし、日本でアメリカ発のインフルエンザ流行が起きた場合、日本の医療機関も、B型ワクチンが不足する心配もあります。