昆虫で初の発見、炭酸カルシウム製の「よろい」着たアリ。ハキリアリの一種(Acromyrmex echinatior)の動画。体の強度が高いため、別種の大きなアリとけんかをしても脚などを失いにくく、生存率が高いという。
目次
「よろい」着たアリはハキリアリ(Acromyrmexechinatior)。
中米にすむハキリアリの一種(Acromyrmex echinatior)が体にマグネシウムを含む炭酸カルシウムの硬い「よろい」を着ていることを発見。
他の生物で体にマグネシウムを含む炭酸カルシウムを持つことは知られていたが、昆虫では初めての発見という。
米ウィスコンシン大マジソン校などのチームが科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに報告した。
昆虫は、カニやエビなど甲殻類などと同じく、多糖高分子のキチンを主成分とする外骨格を持っている。一方、サンゴや二枚貝などの骨格は炭酸カルシウムを含み、ウニの歯はさらにマグネシウムで補強されていることが知られている。
今回のハキリアリは、キチンの外骨格の上にウニの歯と同じ素材の「よろい」をまとっていた。
体の強度が高いため、別種の大きなアリとけんかをしても脚などを失いにくく、生存率が高かった。
また、この「よろい」には、病気を起こす真菌類による死亡を抑える効果もあるという。
「よろい」着たアリはハキリアリの動画。
ハキリアリのコロニーのセットアップ(Acromyrmex Echinatior)
ーLeaf Cutter Ants Colony Setup (Acromyrmex Echinatior)
ー Ant Wars II
アリ戦争は新熱帯区で一般的です。他のハキリアリ種からの攻撃からそれらを保護するために、ハキリアリのいくつかの種はバイオミネラルアーマーを進化させました。
上記の小さいアリは、Acromyrmexechinatiorハキリアリです。彼女の外骨格は、鎧として機能する高マグネシウム方解石バイオミネラルで覆われています。
この鎧は、非常に大きなアッタセファロテスの兵士から彼女を保護します。
鎧が抑止力として機能することで、彼女はアッタの兵士をかわすことができ、その結果、兵士は最終的に「死んで遊ぶ」ことになり、アクロミルメックスは相互作用から離れます。
まとめ
今回は「「よろい」着たアリ中米にすむハキリアリの一種(Acromyrmex echinatior)!」というテーマでお送りいたしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。