ベラルーシ選挙後の混乱が収まらない。そんな中、デモを行っているベラルーシ人たちは集会で、旧ソ連の高麗人4世の歌手ヴィクトル・ツォイの代表曲『変化(Khochu Peremen)』を合唱しているという。動画で紹介。
目次
ヴィクトル・ツォイの『変化(Khochu Peremen)』
大統領選挙を不服とするデモを行っているベラルーシ人たちは集会で、旧ソ連の高麗人4世の歌手ヴィクトル・ツォイの代表曲『変化(Khochu Peremen)』を合唱しているという。
英語で『変化を望む(I want changes)』と翻訳されているこの曲は1986年に発表された。この歌はベラルーシだけでなく旧ソ連の国々で民主化を象徴する曲として広く受け入れられていてデモなどで歌われているという。
ヴィクトル・ツォイは、旧ソ連の伝説的な歌手だ。高麗人3世だった父親とロシア人の母親の間に生まれ、ロックグループ「キノー(KINO)」を結成、リーダーとして活動したが、1990年に28歳で交通事故により死去した。
ー КИНО – Перемен! (АССА) vital video
ーKino – Hochu Peremen / Кино – Хочу перемен
ベラルーシ選挙後の混乱
大統領選挙を不服とするデモが行われている東欧の国・ベラルーシで、情報機関と警察がデモ隊を無慈悲に鎮圧して拷問・暴行を加えている。
ベラルーシで大統領選挙が行われた9日から反政府デモが五日間続き、7000人近くが逮捕されたという。
デモ隊は、26年間執権して「ヨーロッパ最後の独裁者」と呼ばれているアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が80%を得票して再び圧勝という結果に終わったため、「不正選挙」だと糾弾している。
現地メディアや人権団体によると、デモに参加して拘置所に連行された市民らに警察は食べ物を与えずに暴行を加えているという。
ベラルーシの人々はけがをしたりあざになったりしている体の部位をソーシャル・メディアやメッセンジャーに掲載している。
拘置所の中では男女を集めて全員の服を脱がせた後、写真を撮って殴ったという証言も出ている。
ベラルーシ警察はデモを取材する国内外のジャーナリストも100人近く連行し、そのうち一部は暴行を受けた。
ベラルーシの女性たちは「暴力を止めよ」という思いから団体行動を取り始めた。首都ミンスク市内では13日、女性たちが白い服を着て手を取り合う「白い服の鎖」というアピールをした。
ベラルーシ政府の人権じゅうりんについて、ほかの国々も対応を準備している。欧州連合(EU)はルカシェンコ氏やその周辺の人物らに対して経済制裁を加える案を進めている。
まとめ
今回は「ヴィクトル・ツォイの『変化(Khochu Peremen)』の動画!」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。