ギタリストの安田裕美さんが大腸がん死去しました。享年72歳。山崎ハコの夫で、井上陽水のデビュー当時を支えたバックギタリスト、編曲家でもありました。
目次
安田裕美さん死去
7月6日シンガー・ソングライター山崎ハコの夫でギタリストの安田裕美さんが、大腸がんのため亡くなりました。享年72歳。
妻の山崎ハコさんは、所属レコード会社を通じ、「音楽業界の皆様には、50年以上もの間、スタジオミュージシャンとして、時には編曲家としてレコーディング等に呼んでいただき、沢山お仕事をさせてもらえました事、心より感謝申し上げます。また、数々のコンサート等で演奏させて頂きました事、関係者の皆様にお礼を申し上げます。長い間、お世話になりました。本当に有り難うございました。そして、彼のギターを沢山聴いてくださった安田裕美ファンの皆様、ありがとうございました」とコメントを発表しています。
「コロナ感染が収束していませんので、今は通夜、葬儀・告別式は行わない事を慎んでお知らせいたします」とし、「お別れの会としましては、いつか音楽あふれる、最初で最後の『安田裕美の会』をやりたいとは思っていますので、可能な道が見つかりましたら、必ずお知らせ致します」とお別れの会開催の意向を示唆した。
「私も今は悲し過ぎていろいろな事を考えられませんが、かけがえのない命、皆様のお健やかな事とご自愛を心よりお祈り申し上げます」とのコメントもありました。
安田裕美のプロフィール
安田 裕美は日本の作曲家・編曲家・ギタリストで1948年4月7日生まれ。
妻はシンガーソングライターの山崎ハコ。
小樽桜陽高等学校卒業、獨協大学外国語学部ドイツ語学科中退。
六文銭、フライング・キティ・バンドのメンバーとして活動。
その後、サポートギタリストをする傍ら、作曲、編曲活動も行う。
井上陽水のデビュー当時を支えたバックギタリストとして有名。
前出のフライングキティバンドは、小椋佳、星勝、安田裕美で結成されたユニットで、1977年のアルバム「5.4.3.2.1.0」のみがリリースされています。
安田裕美の主な担当作品
安田裕美の主な作曲・編曲・演奏楽曲のを紹介。
井上陽水 「Music High」「もうじき夏がくる」(編曲)
小椋佳 「ひときれの青空」「いまさら」「あくび」「天井」(作曲)
「春なんだなぁ」「君の肩越しに」「君が旅に出ると言った時には」
「インターミッション」「憧れ遊び」「こうして」「ただお前がいい」
「何故でしょう」(編曲)
ー 小椋 佳 – ひときれの青空
崎谷健次郎 「君がいた休日」(G.Guitar演奏)「愛はいつも」(A.Guitar演奏)
「あじさい」(G.Guitar演奏)
中島みゆき 「杏村から」「あなたが海を見ているうちに」(編曲)
中村雅俊 「盆がえり」「風のない日」(編曲)
フォーリーブス「遠い日」(編曲)
フライング・キティ・バンド 「墓石を空へ」「いらだち」(作曲)
ドキュメンタリー映画 「東京ソーダ水」(音楽)
安田裕美の演奏動画
安田裕美の演奏動画です。
井上陽水 × 安田裕美 『帰れない二人』(Audio 2019/03/10 Live) ギター弾き語り ライヴ
ー KULO オリジナル曲 with 安田裕美
2017.6.11 大分県中津市での「安田裕美アコースティックライブ」において、「KULO」のオリジナル曲を演奏。
演奏曲:- 咲く・La・さくら- ファビオラの風
ー墓石を空へ(Flying Kitty Band)「5・4・3・2・1・0」より。
作詞…小椋佳
作曲…安田裕美
編曲…星勝
まとめ
今回は「ギタリスト安田裕美さん死去、プロフィールと主な作品など。」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。