「音楽が記憶を呼び起こす」アルツハイマー型認知症の元バレリーナスペイン、バレンシア出身の元バレリーナ、マルタ・C・ゴンサレスさん(Marta C. Gonzalez)、『白鳥の湖』を聞いて魂の舞い(スペイン)を披露。# Alzheimer’s remembers routine to Swan Lake
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アルツハイマー型認知症の元バレリーナ『白鳥の湖』を舞う!
アルツハイマー型認知症を患い、ケアホームで車椅子の生活をしていた元プリマ・バレリーナのスペイン、バレンシア出身の元バレリーナ、マルタ・C・ゴンサレスさん(Marta C. Gonzalez)がチャイコフスキーのクラシック・バレエの最高傑作『白鳥の湖』を聞き、まるで現役の頃の記憶が蘇ったかのように踊り出した。
そんな元バレリーナの美しい舞いを捉えた動画が、人々に感動を与えて拡散している。
「音楽の力が過去の輝かしい記憶を呼び起こす」―そんなことを実感させてくれる、スペイン、バレンシア出身の元バレリーナ、マルタ・C・ゴンサレスさん(Marta C. Gonzalez)の動画が撮影されたのは昨年のことだった。
マルタさんはスペインからキューバに移住したことがきっかけでバレエを学び、1960年代には「ニューヨーク・シティ・バレエ団(NYCB)」でプリマ・バレリーナとして活躍した。しかし晩年は認知機能が低下していくアルツハイマー型認知症と闘い、動画が撮影された後に故郷でその生涯を閉じた。
そんなマルタさんが車椅子に座ったまま踊る『白鳥の湖』は、最近になってスペインで音楽セラピーを推進する非営利団体「Musica para Despertar」や、アルツハイマー型認知症の支援団体「Alzheimer’s Society」などのSNSでシェアされたことで拡散。
動画ではケアホームでヘッドフォンを付け、現役の頃に何度も耳にしたであろう『白鳥の湖』に耳を傾けるマルタさんが映し出される。
曲に合わせて右手をゆっくりと動かし、静かに目を閉じるマルタさん。その様子は瞑想しているようでもあり、感情の高ぶりを抑えているようにも見える。
しかしサビの部分になると、プリマ・バレリーナの頃の記憶が呼び覚まされたのであろう。マルタさんは車椅子に座ったまま白鳥になって舞い、美しく切ない動きを手で柔らかに表現し始める。そしてストーリーに合わせるようにマルタさんの表情にも陰りが現れる。
『Classic FM』によると、マルタさんがNYCBで『白鳥の湖』を踊ったのは50年以上も前の1967年のことで、この動画の撮影直後には「非常に感傷的になってしまった」と様々な感情が交錯していたことをスタッフに伝えたという。
マルタさんのこの魂の舞いは、スペインの俳優アントニオ・バンデラスや米女優ジェニファー・ガーナーなどがSNSでシェアしる。
「音楽の力は計り知れない」「私の父も同じ病気。でもビートルズの曲は覚えているんだ」「輝かしい過去の記憶が、音楽によって蘇る。
なんて素晴らしいんだろう」と音楽の素晴らしさを共感する声とともに、「彼女こそ真のバレリーナ」「魂を揺さぶられた」「私まで感情的になってしまった」「悲しくも、美しい」といったマルタさんのバレリーナとしての芸術性や情熱を称える声が数多く寄せられている。
アルツハイマー型認知症の元バレリーナ『白鳥の湖』を舞う動画。
アルツハイマー病のバレリーナが白鳥の湖を聞き、踊り始める。
ーBallerina with Alzheimer’s hears swan lake, begins to dance
アルツハイマー病の元バレリーナがチャイコフスキーに耳を傾け、すべてが戻ってきます。
ーFormer ballerina with Alzheimer’s listens to Tchaikovsky, and it all returns.
組織を破ります。
NYCプリマバレリーナマルタC.ゴンザレスバレンシアはアルツハイマー病に苦しんでいます。
彼女は白鳥の湖に耳を傾け、それはすべて彼女に戻ってきます…
まとめ
今回は、「アルツハイマー型認知症の元バレリーナ『白鳥の湖』を舞う!」というテーマでお送りいたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。