2020年7月4日の惑星直列では、惑星がほぼ一直線に並びます。太陽系の7惑星、水星―金星―地球―火星―木星―土星―冥王星です。2020年の惑星直列は、観測という面から見れば、一晩ですべての惑星を見ることができるというチャンスとも言えます。
目次
2020年惑星直列の観測について
2020年の惑星直列は、観測という面から見れば、一晩ですべての惑星を見ることができるというチャンスとも言えます。
7月上旬は、内惑星の、なかなか見ることのできない水星が、朝の空に出現します。
同時に金星が近くに現れ、赤く光る火星、遠くの天王星、海王星が近づき、木星、土星も観測に適した位置に出現します。
遠い距離の薄暗い小惑星の冥王星が一番観察しづらいですが、条件がよければ観測することができます。
2020年7月4日の惑星直列では、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星といった太陽系のすべての惑星が太陽の片側に一斉に並びます。
前回起きたのが、1982年で、次回は、あり、2161年と2492年に発生します。
見え方は、西南西の地平線近くにある木星から始まり、空を横切って土星、海王星、火星、天王星、金星が並び、東北東の地平線近くには水星があります。
木星と土星は、空がまだ暗い、早い時刻のうちに見始めると、高度が高く、23日から28日にかけて高度が高くなり特に見やすくなり、6日から19日まではこれらの惑星に月も加わります。
ただし、海王星は暗いため、肉眼では見ることは困難です。
天王星は、条件が良ければ肉眼でもかろうじて見ることができます。
2020年7月4日の各惑星の並びの様子です。
2020年惑星直列関係の動画
ー【2020年版】巨大彗星到来に惑星直列!これから史上最大級の天体ショーが起こる!(ゆっくり解説)
国立天文台発表の7月の星空の観測状況の予想です。
2020年7月の星空情報です。今月の注目は、二つの惑星。春と夏の二つの大三角を一望できる、七夕の時期の夜空。
ー2020年7月の星空情報・天文現象(春と夏の大三角/木星と土星が衝/惑星が勢揃い/7月の月の暦)
惑星直列では、天変地異が起きると唱える人も多くいます。
比較的、惑星直列の影響について詳しく解説している動画を紹介します。
例えば地震予測をしている研究者もいるようです。これの原因として各惑星の引力のバランスパワーのズレを指摘する人もいますが、もちろん科学的に証明されている訳ではありません。
ー【惑星直列】ネットで話題になっている2020年7月4日、大地震説&地球滅亡説についての話 7つの惑星が並ぶ時には不思議な力が働くのか?!
まとめ
今回は「2020年7月惑星直列の観測について。」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。