SNS上にあげられた投稿画像で「SNSストーカー」の罠にはまってしまう例が出てきています。カメラ、スマホ画像の高画質化で投稿写真から住まいがわかってしまったりして、被害にあったりする事件が発生しています。今回は、その手口のうち「自撮り瞳の景色」と
「ピース指紋」を挙げてみます。また、「SNSストーカー」を防ぐ手立てについても紹介します。
目次
SNSストーカーの手口「自撮り瞳」アイドル襲撃事件
2019年9月1日SNSストーカーの手口「自撮り瞳」アイドル襲撃事件は、佐藤響被告(27)が20代の女性アイドルの自宅を突き止め襲撃した事件です。
佐藤響被告は、襲撃されたアイドルの熱狂的なファンでした。
その、佐藤響被告の手口の詳細です。
アイドルがSNSに投稿した自撮り画像の瞳に映った景色を分析。
3,4本の線路が走り、ホームの屋根が反り返っている駅だと駅を特定。
その瞳の映像をもとにグーグルマップのストリートビュー機能で駅を見つけそこで張り込みをおこなう。
駅で降りた被害者を尾行して自宅マンションを突き止めました。
さらに、被害者の投稿動画で部屋のカーテンの色を調べ屋外より同じカーテンの部屋のあるフロアーを確認しました。
そして、被害女性が自宅から動画をライブ配信するときに、そのフロアーの前部屋のチャイムを鳴らし動画にチャイム音の入った部屋を見つけ出しました。
SNSストーカーには、眼鏡、腕時計も注意
最近のスマホも高解像化しているので、反射する性質のある眼鏡や腕時計などもSNSストーカーを防ぐためには注意が必要です。
まるで、投稿画像が自宅までの地図をあたえてしまうようなものです。
SNSストーカーの手口「ピース指紋」
やはり、画像が高画質化した結果SNSストーカーにねらわれる危険が指摘されているのが、写真から指紋が盗難される危険です。
技術的には、今のデジカメやスマホの解像度では、写真から指紋を複製し、生体認証に利用し、不正アクセスが可能です。
最近、パスワードの代わりに生体認証の指紋認証がつかわれています。
絶対安全と思われた指紋認証が「写真から指紋が盗難される」ことによって
安全でなくなりました。
想定されるのが胸から上の顔写真くらいのアップ画像でピースサインや手のひらを写した手のひら写真です。
SNSストーカーを防ぐ方法
最近のデジカメ、やスマホが高解像になってきて、SNSでアップされた画像を座像処理することで情報が盗まれてしまいます。
目安として、2,000万画素を超える性能のカメラは、画像処理で拡大などしても画質が落ちないため危険があります。
もし、2,000万画素を超える画質の画像をアップしたいときは、画質をいったん落としてからSNSにアップすることをおススメします。
画質を落とすソフトは、フリーソフトでもあります。
また、参考までに、LINEやFacebook、Twitterは、デフォルト設定で投稿時に画質を落とす仕様となっています。
まとめ
今回は、「【驚愕!】SNSストーカーの手口は自撮り瞳の景色、ピース指紋」というテーマで、実際に犯罪に使われた「自撮り画像の瞳の景色」と、不正アクセスが懸念される
ピース画像、手のひら画像について、そしてそれを防ぐための防止方法についてお伝えしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。