10月17日実施の第41回JTプロ公式戦準決勝第2局渡辺明JT杯覇者 対 豊島将之竜王対局の講評と棋譜です。結果は、豊島将之竜王が渡辺明JT杯覇者を119手で下し、決勝進出を決めました。
目次
第41回JT公式戦準決勝第2局渡辺明JT杯覇者 対 豊島将之竜王対局講評。
10月17日に行われた第41回JTプロ公式戦準決勝第2局渡辺明JT杯覇者 対 豊島将之竜王対局の講評です。
将棋の早指し棋戦・将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の準決勝第2局が、渡辺明JT杯覇者(名人、棋王、王将、36)と、豊島将之竜王(叡王、30)で行われました。
本局の持ち時間は各10分、切れたら1手30秒未満で、考慮時間が各5分ある。振り駒の結果、先手は豊島竜王でした。
渡辺明JT杯覇者 対 豊島将之竜王戦の 勝者は決勝へ進出します。
結果は、豊島将之竜王が渡辺明JT杯覇者を119手で下し、決勝進出を決めました。
豊島竜王は2017年度以来の決勝進出で、優勝すれば自身2度目。渡辺JT杯覇者は、同棋戦3連覇を阻まれました。
将棋界の序列1位、2位という“頂上決戦”を制して、永瀬拓矢王座(28)が待つ決勝に進むのはどちらかという決戦でした。
相掛かりで始まった将棋は、拮抗した序盤を経て、中盤は渡辺JT杯覇者がペースを握ったかに見られたが、両者相手陣に竜を作って攻め合いになったところから、豊島竜王が挽回。
形勢で逆転すると、終盤で渡辺JT杯覇者が勝負にかけてきたところを冷静に対処。
最終盤では寄せ合いになったが、ミスなく自玉の安全を確保し、勝利を手にした。
対局後は「序盤は苦しめの展開かと思っていました。攻める展開になってから好転したかなと思います」と豊島竜王はコメント。
豊島竜王は、2016年度の大会で優勝し、棋戦初優勝。その後のタイトル獲得のきっかけともなる優勝となった。決勝では、叡王戦七番勝負でも計10局の激闘を演じた永瀬拓矢王座と対決します。
渡辺JT杯覇者は、2000年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:15期)、第78期名人でA級以上は10期。
タイトルは歴代5位、現役3位の通算26期を誇り、棋戦優勝も11回。
JT杯は現在2連覇中で、郷田真隆九段(49)以来となる史上2人目の3連覇を狙う。
豊島竜王は、2007年4月に四段昇段。第32期竜王(1組以上:7期)で、順位戦はA級(A級以上:4期)。タイトル通算5期で、棋戦優勝はJT杯を含む2回。
将棋界の頂点でしのぎを削る両者は対戦も多く、今回が35回目。過去は渡辺JT杯覇者が21勝13敗と勝ち越している。渡辺JT杯覇者は2回戦で高見泰地七段(27)、豊島竜王は藤井聡太二冠(18)に勝利し、準決勝に進んだ。
第41回JT公式戦準決勝第2局渡辺明JT杯覇者 対 豊島将之竜王対局棋譜。
第41回JTプロ公式戦準決勝第2局渡辺明JT杯覇者 対 豊島将之竜王対局の棋譜(全指し手)です。
ー将棋対局速報▲豊島将之竜王ー△渡辺明JT杯覇者 第41回日本シリーズJTプロ公式戦 準決勝[相掛かり]
第41回JT杯 準決勝▲豊島将之竜王△渡辺明JT杯覇者
豊島将之竜王が勝ち決勝進出を決めました。
(持ち時間:10分)
ー JT杯 渡辺明 JT杯覇者 vs 豊島将之 竜王
まとめ
今回は「JTプロ公式戦準決勝第2局渡辺明JT杯覇者 対 豊島将之竜王対局棋譜。」というテーマでお送りいたしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。