ベテルギウス爆発いつか、そしてどうなるか、地球への影響は、明るさの変化は

オリオン座星雲

オリオン座の肩の部分で赤い色で輝いているベテルギウス爆発いつか、そしてどうなるかですが、爆発すれば人類歴史上もっとも明るい超新星となります。この数十年でもっとも暗くなっており爆発間近かと今、期待を集めています。また、爆発時期、地球への影響などの詳細について詳しくまとめています。

ベテルギウス爆発いつか２０２０年の最新情報

ベテルギウス爆発いつかについて、２０２０年の最新情報は２０２０年の時点で、ベテルギウスは過去５０年で最も暗くなっています。

実際は、昨年２０１９年、１２月のアメリカの天文学者エドワード・ギナン教授の観測で昨年１０月から暗くなっている状況が発表されました。

そして２０２０年１月には速報値で過去で最も暗い１．５等星以下が観測されました。

では、実際過去５０年で最も暗いと言える今において爆発はいつ？ということになりますが、天文学者の間では、超新星の爆発する時期を予測するのは難しく、爆発時期は明日かもしれないし１００万年後かもしれないといわれています。

太陽の約１０倍以上の質用のある恒星が爆発を起こすことを超新星爆発といいます。

星の内部で起こる核融合反応が止まって中心部の核がつぶれ衝撃波を出すことで星を吹き飛ばしてしまいます。

そして、金属の中でも鉄より質量が重い金や銀などの金属はこの超新星爆発でできると
考えられています。

では、今回のベテルギウス爆発で、ベテルギウスはどうなるかですが、ペテルギウスは「赤色超巨星」といわれ大きさは太陽の約千倍。質量は約２０倍にもなります。

サイズがペテルギウスのような恒星は、超新星爆発を起こした後ブラックホールになるか、中性子星と呼ばれる重たい星になるかのどちらかと考えられています。

星雲

ベテルギウスの明るさの変化についてですがペテルギウスは、そもそも１８３６年に変光現象が発見されました。

この変光現象は、一般に星が膨張するとき表面温度が低下し暗くなり、星が縮んでいるときは表面温度が上昇し明るくなります。

ベテルギウスの明るさの変化は、およそ０～１．３等星の間で変光しています。

暗くなった時期は
１９２７年と１９４１年にに１．２等星以下になりました。
そして、２０１９年１２月に１．１等星になりました。
さらに２０２０年１月には１．５等星以下の速報値が観測されています。

ベテルギウス爆発で地球への影響ですが、西暦1054年7月4日に起きたおうし座の超新星爆発（別名：かに超新星）では、地球から約６千光年離れていますが、ベテルギウスと地球との距離は約６５０光年と近い距離にあります。

ベテルギウス爆発で地球への影響を考えるとき参考になるのが、先ほど挙げた西暦1054年7月4日に起きたおうし座の超新星爆発（別名：かに超新星）です。

今から約960年前の夜空に突然現れて、金星と同じくらいの明るい「星」として見えたそうです。しかもその後23日間にもわたり昼間でも肉眼で見ることができ、夜間は2年間も見えていたそうです。

このかに超新星爆発は、日本でも藤原定家が自身の日記『明月記』に記録をしています。

では今回のベテルギウス爆発が起きたとすれば、明るさはマイナス１０等級程のもなり
おおよそ１００日間輝き続けると言われています。マイナス１０等級とは、ちょうど半月くらいの明るさです。

ベテルギウス爆発で地球にたくさんのニュートリノが到達します。

少し前の、１９８７年の大マゼラン雲での超新星爆発で発生したニュートリノを岐阜県にある「スーパーカミオカンデ」（高電子倍増管設備）がとらえ、日本の小柴昌俊教授が２００２年ノーベル物理学賞を受賞しています。

今回のベテルギウス爆発で地球にたくさんのニュートリノが到達しそれを研究することで、巨大な加速器に頼らなくても様々な宇宙の起源に関する物理学的な研究が進むと見られます。

星空

ベテルギウス爆発がいつ起きるかの予知に関しては単に明るさが、暗くなったから爆発が起きるとは限らないがニュートリノの変化により予知も可能といいます。

それは、核融合の最後の段階つまり爆発の３日前くらいにケイ素の核融合が観測できるのを利用します。

このケイ素の核融合を岐阜県にあるスーパーカミオカンデがとらえれば３日前のケイ素の核融合の予兆をとらえることで爆発を予知できるわけです。

現在は、その準備をちゃくちゃくとしているとのことです。具体的には「スーパーカミオカンデ」にある巨大な貯水槽に水をためガドリニウムという物質をいれニュートリノの検出性を高める方法です。

今回は、「ベテルギウス爆発いつか、そしてどうなるか、地球への影響は、明るさの変化は」というテーマでベテルギウス爆発に関する最新情報をお伝えしました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。