ローマ教皇、米での人種差別とデモ暴徒化を非難 和解を呼びかけ。バチカン市国で6月3日 ローマ教皇フランシスコは、米国で人種差別に対する抗議行動が続いている事態について、人種差別は容認できないとしたうえで、路上での暴力行為は「自己破壊的」だとし、国家規模の和解を実現するよう求めた。
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フランシスコ教皇の意見
米国ではアフリカ系男性のジョージ・フロイドが白人警官に約9分間にわたって膝で首を押さえられて死亡したことをきっかけに、抗議行動がます。続いて、収まっていません。
教皇(Pope Francis)は、週定例の謁見式で行った英語による講話の全文をこの問題に費やし、今回の事件について初めて発言しました。
フロイドさんの死は「悲劇」だとし、フロイドさんを含め「人種差別の罪」の結果死亡したすべての人のために祈っていると述べた。
講話で教皇は、「友よ、われわれは、人種差別やあらゆる形での排除を容認したり、見て見ぬ振りをすることはできない。一方で、すべての人命が聖なるものであることを擁護する声を上げなければならない」と述べました。
また、「同時にわれわれは、昨今毎晩発生している暴力行為は自己破壊的であることを認めなければならない。暴力から得るものは何もなく、多くが失われる」と述べた。
フランシスコ教皇の祈り
水曜日のバチカンでの演説で、教皇フランシスはジョージフロイドの死について、人種差別を非難した。
ミネソタで武装していない黒人のフロイド死の後、彼は「過去数日間、アメリカでの暴力的な社会不安を大きな懸念としている」と述べ、彼は直接「米国の兄弟姉妹」に呼びかけた。
「私の友人たち、いかなる形であれ人種差別と排除を容認したり、目をつむることをしたりすることはできませんが、すべての人間の生命の神聖さを擁護すると主張しています」と彼は言った。
「同時に、私たちは昨夜の暴力が自己破壊的で自滅的であることを認識しなければなりません。」
教皇は暴力によって何も得られず、多くが失われていると言いました。
教皇はまた、「そして人種差別の罪の結果として命を失った他のすべての人たちのために」フロイドのために祈りを導きました。
「彼らの悲嘆する家族や友人たちの慰めを祈り、私たちが切望している国の和解と平和を嘆きましょう。アメリカの母、グアダルーペの聖母があなたの国で平和と正義のために働くすべての人々のために仲裁してくださいますように。そして神はあなたとあなたの家族のすべてを祝福してくださいますように」と彼は祈った。
フランシスコ教皇のtwitter
フランシスコ教皇はtwitterで次のように書いています。
Pope Francis ? @Pontifex
We cannot tolerate or turn a blind eye to racism and exclusion in any form. At the same time, we have to recognize that violence is self-destructive and self-defeating. Nothing is gained by violence and so much is lost. Let us pray for reconciliation and peace.
引用:フランシスコ教皇twitter
訳)「私たちは、いかなる形であれ、人種差別と排除を容認したり、黙って見過ごしたりすることはできません。同時に、暴力は自己破壊的で自滅的であることを認識しなければなりません。暴力によって何も得られず、多くが失われます。和解と平和のために、ともに祈りましょう。」
まとめ
今回は「フランシスコ教皇はフロイドの死と「人種差別」「暴力」について語る。」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。