2021年5月27日実施の第34期竜王戦ランキング戦1組決勝久保利明九段永瀬拓矢王座戦の講評と棋譜。結果は110手で永瀬王座が勝利を収めました。
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第34期竜王戦ランキング戦1組決勝久保利明九段永瀬拓矢王座戦講評。
5月27日に行なわれた第34期竜王戦ランキング戦1組決勝久保利明九段永瀬拓矢王座戦の講評です。
結果は110手で永瀬王座が勝利を収めました。
場所は東京・将棋会館で行われました。結果は110手で永瀬王座が勝利を収めました。
今期、永瀬王座は澤田真吾七段、羽生善治九段、稲葉陽八段を破って決勝に進出しました。
一方の久保九段は三浦弘行九段、木村一基九段、山崎隆之八段を破っています。
振り駒で先手番になった久保九段は四間飛車を採用。▲7五歩、▲6五歩と相次いで位を取る「立石流」という作戦。
立石流とはアマチュアの立石勝己さんが考案した作戦です。
永瀬王座は飛車先の歩交換から浮き飛車に構え、△7四歩と突っかけていきました。
7五歩を排除したことにより、後手は右桂を活用することができました。
38手目、永瀬王座は美濃囲いの弱点である、端攻めを敢行しました。
この端攻めが転機となりました。
懸命に防戦する久保九段に対し、永瀬王座は守りの銀も繰り出して攻めの手をゆるめません。桂・香が厳しく久保陣に突き刺さっていき、さらに優位を拡大していきました。
久保九段も一瞬のスキを突いて反撃、しかし永瀬王座の落ち着いた応対により防ぎきりました。
最後は永瀬王座が久保玉を受けなしに追い込んで、勝利を収めました。
この勝利で永瀬王座は1組初優勝。決勝トーナメントにもスーパーシードで臨むことになります。
第34期竜王戦ランキング戦1組決勝久保利明九段永瀬拓矢王座戦棋譜。
第34期竜王戦ランキング戦1組決勝久保利明九段永瀬拓矢王座戦棋譜(全指し手)。
ー優勝者決定! 第34期竜王戦 久保利明九段 vs 永瀬拓矢王座
将棋解説 【棋譜並べ】
まとめ
今回は「第34期竜王戦ランキング戦1組決勝久保利明九段永瀬拓矢王座戦棋譜。」というテーマでお送りしました。
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