2021年4月27日実施の第6期叡王戦予選佐藤康光九段対行方尚史九段対局の講評と棋譜。結果は行方尚史九段が勝ち本戦進出を決めました。
目次
第6期叡王戦予選佐藤康光九段対行方尚史九段対局講評。
4月27日に行なわれた第6期叡王戦予選佐藤康光九段対行方尚史九段対局講評です。
佐藤康光九段は序盤5手目で四段目に角を上がる独創的な指し手を見せました。
そこから向かい飛車にして桂を跳ねられるのがこの形のメリットです。
2018年から佐藤康光九段がしばしば採用している戦術です。
佐藤九段が銀冠に組んだのに対して、行方九段は地下鉄飛車で佐藤玉を標的にします。
しだいに形勢は行方九段優勢で推移していきました。
終盤戦は、行方九段が一手でも間違えれば逆転しそうな緊迫もありました。
行方九段はリードを守りきり結局128手で佐藤九段は投了しました。
行方九段から見て、これで佐藤九段との対戦成績は16勝11敗(直近6連勝)です。
行方九段は将棋界のレジェンド2人を連破して、九段予選突破決定。最後の本戦出場枠を勝ち取りました。
第6期叡王戦予選佐藤康光九段対行方尚史九段対局棋譜。
第6期叡王戦予選佐藤康光九段対行方尚史九段対局棋譜(全指し手)。
ー将棋対局速報▲佐藤康光九段ー△行方尚史九段 第6期叡王戦段位別
予選九段戦[向かい飛車]
第6期叡王戦予選▲佐藤康光九段△行方尚史九段
行方尚史九段が勝ち本戦進出を決めました。
(持ち時間:1時間)
まとめ
今回は「第6期叡王戦予選佐藤康光九段対行方尚史九段対局棋譜。」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。