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ディープフェイクとは何が危険なのか、名前の由来は何か、犯罪例や今後の方向は

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ディープフェイクとAI人口知能を使って本物にそっくり似た動画を作成する技術で、最近、技術は技術が進み、本物の画像にかなり近づいてきたり、ディープフェイク画像の作成ソフト(ツール)、アプリが普及して簡単に作成ができたりしてインターネット上で大量の偽動画が広がっています。今後、リベンジポルノ、風評被害への悪用や犯罪などに使われる可能性もあります。

AI頭脳

AI頭脳

 

目次

 ディープフェイクとは何か

ディープフェイクとは主に画像を加工して、本物そっくりの偽画像を作ることで、別々の動画や静止画の画像を複数集めて、顔の特徴をAI(人口知能)にディープラーニング(深層学習)させ、画像を合成させ本物そっくりの画像を作り上げる技術です。

 

従来は、画質が荒かったり、顔の表情が不自然だったり、まばたきが少なかったりとすぐに、合成の偽物画像とわかってしまっていました。

 

ですが、最近はAI(人口知能)にディープラーニング(深層学習)のディープフェイクの技術が進み、合成とは見分けがつかない画像も出てきています。

 

このまま、のディープフェイクの技術が進み続ければ、もはや、人の目では、本物か、合成のディープフェイク画像かが見分けられない時がくるのはそんなに遠い話ではないかもしれません。

そうなれば、悪用肖像権の問題が深刻化するでしょう。

すでに、インターネットでは、実際の本人に無断でディープフェイク画像が本人の名前入りでアップされその数は1万4000件以上とも言われています。

 ディープフェイク作成アプリとは

今、ディープフェイクの画像はどんな作り方をしているかと言いますと、ディープフェイクアプリ専用ソフトを使い作成されます。

 

値段も数十万円あればディープフェイク画像作成のための機器はそろえられます。

そして、専用ソフトを使い、大量のデータ計算に向いた画像処理半導体の機能があるパソコンを使えば、簡単な知識で、簡単にディープフェイク画像の作成が可能になっています。

そしてデータ量や学習時間を増すことによって、より精巧なディープフェイク画像になるといいます。

私たちが思っているよりも、ディープフェイク画像作成は、身近な技術になりつつあります。

コンピュータのマシン語画面

コンピュータのマシン語画面

 

 ディープフェイクとはあるハンドルネームから付けられた名前が由来

もともと、映画製作や、テレビなどの動画のコンテンツを制作するときの効率化の目的で動画加工技術にAI(人口知能)を活用したのが始まりでした。

そして、きっかけは2017年に、アメリカのネット掲示板に有名な女優の顔をポルノ動画にはめ込んだ動画が投稿されそのハンドルネームが「ディープフェイク」でした。

これが、「ディープフェイク」の名前の由来です。

その動画が一気に拡散され、このような、AIを使ったはめ込み動画を「ディープフェイク」と呼ぶようになりました。

 ディープフェイクを利用した犯罪も発生

2019年3月イギリスでは詐欺にこのディープフェイク技術が使われました。

ギリスのエネルギー関連会社のCEOが、ドイツの親会社の幹部そっくりの、AI技術で声をまねて装った犯人に緊急の送金を電話で指示され約2600万円の詐欺にあいました。

 

また、2018年インドで起きた事件では、インドの政権に批判的な女性ジャーナリストのディープフェイクのポルノ画像がネット上で拡散され、同時にこの女性ジャーナリストへの身体的危害を加えるような脅迫的メッセージを送られたりといやがらせ、脅迫の手段に利用されました。

 

 ディープフェイクの危険性とは

前に紹介したディープフェイクを利用した犯罪例でもあるように、今後ディープフェイクの技術が発達し本物そっくりに精巧な偽物が出来れば、さらに犯罪に使われる危険性が今以上に増すでしょう。

 

リベンジポルノや風評被害を起こすような画像のばらまきなど標的にされた人物は非常に大きな権利の侵害を受ける危険性があります。

そして、さらに危険なのが画像の合成技術にとどまらず本人認証をくぐってしまうような技術ま生み出されると、本人になりすまし様々な犯罪に使われます。

それを防ぐため本人確認手段が一層煩雑化することも必要になるでしょう。

サーバー

サーバー

 

 ディープフェイクの今後の方向

ディープフェイク技術を使った画像は今後も発展することは間違いないことで、また、音声合成も本人そっくりな人工音声加工技術も実現されます。

そうなれば、人間の目や耳の官能検査ではもはや限界がくるでしょう。

本物かディープフェイク技術を使った偽物化はやはり、AI(人工知能)を使って見分けるしかなさそうです。

また、ポルノ画像のような娯楽に使用される場合は、肖像権の侵害などでディープフェイク画像を投稿した人へのペナルティの厳格化など法的な保護が必要になるでしょう。

 

 まとめ

今回は「ディープフェイクとは何が危険なのか、名前の由来は何か、犯罪例や今後の方向は」というテーマでお送りしました。

ディープフェイク自体2017年からネット上で大拡散した新しい現象です。

これも、デジタル化社会だから起きる問題です。

今回は、まだ一般に認知度がそれほど高くない「ディープフェイク」の意味や名前の由来、犯罪例、今後どうかについてまとめてみました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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