2020年9月24日に実施した第68期王座戦五番勝負第3局永瀬拓矢王座・久保利明九段対局の講評と棋譜です。結果は、永瀬拓矢王座が勝ちました。
目次
第68期王座戦五番勝負第3局永瀬拓矢王座・久保利明九段対局講評。
2020年9月24日に行われた第68期王座戦五番勝負第3局永瀬拓矢王座・久保利明九段対局の講評です。
本局の勝者がタイトルに王手がかけられる1戦でした。
永瀬拓矢王座 対 久保利明九段 第3局は9月24日午前9時から対局を開始した。
将棋の王座戦五番勝負。
今回は3局でした。
永瀬拓矢王座(28)と久保利明九段(45)のシリーズ成績は1勝1敗の五分。勝った方がタイトル獲得に王手をかける一戦です。
結果は、永瀬拓矢王座が勝ちました。
永瀬王座が居飛車・穴熊、久保九段が三間飛車・美濃囲いの対抗形で始まった一局は、序盤・中盤を経て、お互いの堅い陣形を削り合う展開に。夜戦に入り、千日手も考えられる局面が訪れたが、久保九段の一手を境に形勢は永瀬王座へ。
その後は着実にリードを広げて即詰みに討ち取った。
対局後、永瀬王座は途中、千日手がある場面では「自信がない局面だったので、千日手筋にはなりにくいのかなと思っていた」と語った。
永瀬王座は2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:2期)、順位戦B級1組。タイトルは叡王、王座で各1期の通算2期。若手棋戦の新人王戦、加古川青流戦で各1回優勝歴がある。
叡王戦では豊島将之竜王(叡王、30)と七番勝負で計10局、1418手という“史上最長の七番勝負”を戦ったことでも話題になった。
久保九段は1993年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:10期)、順位戦B級1組(A級:13期)。タイトルは棋王3期、王将4期の計7期。棋戦優勝も6回を誇る。プロの間では少数派である振り飛車党の実力者で“捌きのアーティスト”という異名も持つ。
本局の持ち時間は各5時間。振り駒の結果、先手は永瀬王座。
第68期王座戦五番勝負第3局永瀬拓矢王座・久保利明九段対局棋譜。
第68期王座戦五番勝負第3局永瀬拓矢王座・久保利明九段対局棋譜(全指し手)です。
ー将棋対局速報▲永瀬拓矢王座ー△久保利明九段 第68期王座戦五番勝負 第3局[三間飛車]
第68期王座戦五番勝負第3局▲永瀬拓矢王座△久保利明九段 永瀬拓矢王座が勝ちました。 (持ち時間:5時間)
ー第68期王座戦五番勝負 第3局 ▲永瀬拓矢王座 – △久保利明九段【将棋棋譜】
まとめ
今回は「王座戦五番勝負第3局永瀬拓矢王座・久保利明九段対局棋譜。」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。