【2020年】2019年度版企業イノベーション指数ランキングです。日経・一橋大イノベーション指数2019年版ランキング。世界の主要企業のイノベーション力を数値化。イノベーションの「潜在力」「価値想像力」「組織力」の各指標を数値化。イノベーション指数の定義の解説、ランキング20位までと講評。
目次
2019年度版企業イノベーション指数ランキング
順位 企業名 国・地域 総合点
1位 アマゾン・ドット・コム 米 196.7
2位 フェイスブック 米 192.4
3位 アルファベット(グーグル) 米 189.3
4位 アップル 米 188.8
5位 ベライゾン・コミュニケー 米 188.8
ションズ
6位 マイクロソフト 米 188.3
7位 インテル 米 182.9
8位 サムスン電子 韓国 181.8
9位 中国移動 香港 181.7
10位 ウォールマート 米 180.9
11位 スポティファイ ルクセンブルク 189.4
12位 トヨタ自動車 日本 189.0
13位 百済神州(ベイジーン) 中国 189.0
14位 ジョンソンエンドジョンソン 米 178.6
15位 コムキャスト 米 178.2
16位 AT&T 米 177.6
17位 ロイヤルダッチシェル 英蘭 176.7
18位 エクソンモービル 米 175.7
19位 CDプロジェクト ポーランド 175.4
20位 ゼネラル・モーターズ 米 174.7
45位 ソニー 日本 168.8
49位 ソフトバンクグループ 日本 167.6
80位 日産自動車 日本 163.1
(日本経済新聞より)
イノベーション指数とは。
イノベーション指数の定義は、イノベーションの種を育てる「潜在力」、イノベーションを利益に結びつける「価値総出力」意思決定の素早さなど革新を生み出す「組織力」
の三つの指標で構成している。
3つの指標は平均点がおおむね50ポイントのなる。
三つの指標の合計がイノベーション指数となる。
2019年度版企業イノベーション指数講評
首位はアマゾン・ドット・コムで 「GAFA」と呼ばれるアメリカIT大手が上位を独占。
日本がトヨタが昨年の11位から順位を落とし12位にランクイン。
他、45位がソニー、49位が、ソフトバンク、80位が日産自動車。
上位100社のうち36社を米国企業が占めています。
GAFAなどの上位企業の特徴は、「潜在力」の高さ、研究開発や設備投資、伸び率が大きい。
例えばGAFAの4社だけで日本の民間企業全体の約14兆円の半分強を占めています。
営業利益率などが指標になる「価値総出力」でもGAFAは、高いの特徴です。
先端技術分野では、中国勢の台頭も目立ちます。
とくにAI(人口知能)分野で特許出願数が多いのが目立っています。
中国勢は、研究開発費が多いわりに利益を生み出す力が
まだ弱く、種まき段階と言えます。
例えば、13位の百済神州はがん治療薬を開発する中国のバイオテクノロジー企業で、研究開発費が寄与する潜在力は72ポイントで全体の6位ですが価値創出力は56ポイントと相対的に低く先行する投資が十分利益に結びついていない。
日本勢は苦戦しています。トヨタの場合、価値創出力と潜在力は上位企業に迫っていますが組織力が47位と平均以下。
原因は取締役の平均年齢が65歳と高く、外部取締役の割合が、33%と分析企業の
平均を下回る。
まとめ
今回は、「【2020年】2019年度版企業イノベーション指数ランキング」というテーマでお送りしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。