9月1日の中国の王毅外相のドイツ訪問ドイツのマース外相との共同記者会見の様子の動画。どうやら、親中国のドイツでも中国王毅外相は歓迎されなかったようでした。異様な雰囲気の共同記者会見の様子が動画で見られます。
目次
中国王毅外相のドイツ訪問マース外相との共同記者会見の様子。
中国王毅外相は、ウイグル問題や香港問題の最中ヨーロッパ歴訪を行い一番最後に親中国のドイツを訪問しました。
先の訪れたヨーロッパの国々では冷たくされ、あのヨーロッパきっての親中国イタリアでも予想に反して冷遇されてしまいました。
ドイツは、メルケル首相と習近平国家主席の蜜月の中もあり暖かく迎えてくれるかと思いきややはりダメだったようです。
中国王毅外相の表情もヨーロッパ各国を歴訪する中、だんだん固くなりドイツでは最高潮に固かったようです。まさに中国王毅外相の「不機嫌な訪独」でした。
ドイツメディアはどう報じたでしょうか?
9月1日、夜7時のニュース(ZDF・国営第2テレビ)の真ん中あたりで、中国の王毅外相のドイツ訪問のニュースが流れた。
ドイツのマース外相との共同記者会見の様子が主だったが、二人の態度が凍りつくように冷たい。ニコリともせず、ほとんど目も合わせない。ひょっとして演技かと思うほどの異常さだった。
マース外相は、伝統的に中国寄りのSPD(社民党)の政治家にしては珍しく、最近、かなり中国の人権侵害に言及していた。
香港との犯罪人引き渡し条約もいち早く停止している(日本は香港と犯罪人引き渡し条約を結んでいない)。
ただ、この記者会見を見る限り、民主主義の価値を守りつつ、中国のメンツも潰さないというマース外相の試みは、ほとんど暗礁に乗り上げていた。
「ヨーロッパが中国との良い関係を望んでいるということをお伝えすることは私にとって非常に大切」、「地球温暖化防止は、中国の協力なしには行えない」など涙ぐましい。
それでも、今やこのマース外相の態度が、ドイツの主要な政治家の中では中国にかなり厳しいものとして映るのは、メルケル首相(CDU・キリスト教民主同盟)があまりにも中国に近しく、対中政策を卑屈な叩頭政治にしてしまっているからです。
このニュースのあとで同テレビ局のホームページを見たら、この王毅外相の訪独についての詳しい記事が出ていた。こちらは、これまでになく、歯に衣を着せぬ率直さで中国批判を展開している。タイトルは「中国に対する幼稚な思い込みからの決別」。
記事のリードは「王毅外相はヨーロッパ訪問で、恐喝し、威圧する中国を見せつけた。彼は、『中国に対する幼稚な思い込みからの決別』という方向転換を加速させてくれるかもしれない」。
記事を読んでみると、ウイグルで100万人が収容所に入れられていることも、香港で人権や協定が破られていることも、チェコの議員団が台湾を訪問したあと王毅外相に恐喝されていることも、中国が強硬に売り込んでいる5Gのファーウェイが、ウイグル人の監視と抑圧に多大な貢献をしていることも、全部書いてある。
そればかりか、「特にメルケル首相とアルトマイヤー経済相は、北京の怒りを買って経済的な不利益を被ることを恐れて、今でもシャープな批判は躊躇っている」とメルケル批判まで入っていたのにはビックリ。
これまでにはなかったことだ。ドイツメディアで、何かが変わった! と私は感じた。
中国王毅外相のドイツ訪問マース外相との共同記者会見の様子の動画。
ドイツは中国に香港の安全保障法を迫り、新疆ウイグル自治区のウイグル人へのアクセスを求める。
ーGermany presses China on Hong Kong security law, seeks access to Uygurs in Xinjiang
2020年9月1日にベルリンで中国の王毅外相と会談した後の合同記者会見で、ドイツのハイスマース外相は北京に香港に課した国家安全保障法の撤回を要請しました。
マース氏はまた、王毅外相に中国の新疆自治区のウイグル族の少数派グループへのアクセスを許可するよう依頼した。
王毅外相は外国の干渉を拒否し、香港と新疆の問題は両方とも中国の内政であると主張した。
ーGermany: “Threats have no place there” – FM Maas meets with Wang Yi
ドイツのハイスコマース外相と中国の王毅外相は火曜日にベルリンのボルシグヴィラで会合し、香港の身柄引き渡し、台湾紛争、国際貿易、コロナウイルスなどの最も差し迫った問題について話し合った。
会談直後に行われた記者会見で、マースは中国に香港での「一国二制度」の原則を「完全に」適用するよう求めた。
彼はまた、「基本法で保証される権利が尊重されること」の必要性を強調し、これは香港でのさらなる発展の文脈におけるEUの基準であり続けると付け加えた。
「私たちの欧州の共同の訴えは、立法審議会への選挙が妨げられることなく迅速に行われ、治安法の制限が取り消されることを残している」とマスカは、引渡協定の停止について語った。
ドイツ:数十人が中国のFM Wangのベルリン訪問を外務省外で抗議。
ーGermany: Dozens protest Chinese FM Wang’s Berlin visit outside Foreign Ministry
中国の王毅外務大臣が公式に訪問する前に、火曜日にベルリンのドイツ外務省の外で集まった何十人もの人々。
中国北西部の新疆ウイグル自治区における中国の香港政策とイスラム教徒の大きなウイグル少数派の扱いを非難するために抗議者が集まった。
人々は旗を掲げ、かつての第一東トルキスタン共和国の国旗を掲げており、現在はウイグル独立運動に関連している。
香港の活動家ネイサン・ロウは、次のように述べています。「香港にとって、基本的な人権を恣意的に奪った権威主義国家のために、アジアの真珠とアジアの自由の標識がかつて衰退した。」
法は、新しい国家安全保障法の成立をきっかけに、7月に香港から逃れた。
抗議行動には、精神運動の法輪功学習者やドイツの緑の党の人権報道官で連邦議会のメンバーであるマルガレーテバウスも参加した。
「この数か月間、ドイツはEUの大統領を務めており、この立場により、ヨーロッパの価値を擁護し、私たちの基本的価値を擁護し、中国との市民的、人権、民主的権利の問題に非常に明確かつ明確に対処するという特別な責任を負う」群衆に話しかけながら言った。
別の抗議がドイツの首都の郊外のヴィラボルシグの外で行われ、王は彼のドイツのカウンターパートであるヘイコマースと会談しました。
王のベルリン訪問は、以前はフランス、オランダ、イタリア、ノルウェーを訪問したヨーロッパの5つのストップツアーの最後であり、コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、大臣が初めて海外に進出した。
まとめ
今回は「中国の王毅外相のドイツ訪問でマース外相との共同記者会見の様子の動画。」というテーマでお送りしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。