監督は三隅研次、脚本が新藤兼人の1969年の映画です。「鬼の棲む館」のネタバレ、映画あらすじ紹介です。出演は勝新太郎、新珠三千代、高峰秀子です。原作は、谷崎潤一郎の「無明と愛染」です。
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映画「鬼の棲む館」出演俳優と制作スタッフ、原作
映画「鬼の棲む館」は、谷崎潤一郎の小説「無明と愛染」を新藤兼人が脚本を書き、三隅研次が監督をしました。
撮影が宮川一夫、音楽は伊福部昭が担当しています。
1969年制作の角川映画です。
鬼の棲む館ネタバレ、映画のあらすじ
時代は、14世紀中ごろ、京都近辺の山の中にある廃墟になった寺が舞台になっています。
ちょうど南北朝時代あたりです。
荒れ果てて廃墟になった寺に楓(高峰秀子)がやってきます。
楓が外から何度か呼びかけると廃墟の寺の中から無明の太郎(勝新太郎)が出てきます。
無明の太郎は、野獣のような雰囲気をもっています。
そしてその野蛮さは、都中に名前をとどろかすほどの盗人でした。
無明の太郎は、かつて楓とは夫婦でしたが、今はその寺で、愛染(新珠三千代)と同棲しています。
そして、愛染には何か妖気が漂っている感じが。
今では、無明の太郎も藍染めの色気にすっかり骨抜きにされています。
そして、寺に迷い込んできた昔馴染みの僧(佐藤慶)も惑わされ支配されていきます。
そして、愛染は「この世はあさましい鬼のすみかじゃ」と言います。
一見貞淑そうだが、嘘つきで執念深い楓、一見まっとうそうで、ありながら、欲望をむき出しにする僧、野蛮で欲深な太郎と魔性の女愛染の4人の人間模様が展開されていきます。
まとめ
今回は、「鬼の棲む館のネタバレ、映画のあらすじ【名作おすすめ】」というテーマで、映画「鬼の棲む館の」のあらすじと、出演俳優、製作スタッフ、原作情報をまとめました。