岡田裕介氏死去。享年７１歳。東映会長、俳優としても活躍した。1970年、「赤頭巾ちゃん気をつけて」で俳優として映画デビュー。俳優としては主に東宝の青春映画で注目を浴びたが、東宝が自社製作を大幅縮小した頃よりプロデューサーに転向した。来年公開予定の吉永小百合さん主演作品「いのちの停車場」でも陣頭指揮を執っていた。プロフィールや出演・プロデュース作品紹介。
岡田裕介
目次
岡田裕介氏死去
岡田裕介氏が死去しました。享年71歳。 東映会長、俳優としても活躍しました。
東映グループ会長の岡田裕介（おかだ・ゆうすけ）氏が2020年11月18日22時58分、急性大動脈解離のため東京都内の病院で死去した。
岡田裕介（おかだ・ゆうすけ）氏は俳優や映画プロデューサーとしても活躍しました。
京都市出身。葬儀は近親者で行う。喪主は妹の高木美也子さん。後日お別れの会を開く。父は映画プロデューサーで東映会長だった故・岡田茂氏。
岡田裕介
1970年、「赤頭巾ちゃん気をつけて」で俳優として映画デビュー。その後、プロデューサーも務めるようになり、88年に東映入社。東映撮影所長、同社社長などを経て、14年から東映グループ会長。
岡田裕介氏のプロフィール
岡田裕介
本名 岡田 剛（おかだ つよし）は日本の俳優。東映代表取締役グループ会長、ティ・ジョイ代表取締役社長、テレビ朝日社外取締役、映画プロデューサー。吉永小百合主演作のほか、多数の作品を手掛けている。
生年月日 1949年5月27日 京都府京都市出身。
俳優としての活動は活動期間 1969年 – 1986年
慶應義塾大学商学部商学科卒業。 父は岡田茂（東映社長・会長を経て最晩年は名誉会長）。妹は高木美也子（コメンテーター、日本大学総合科学研究所教授）。声優・ナレーターの政宗一成ははとこ。
1968年に東京都立日比谷高等学校卒業する。
1969年慶応大学二年の夏休みに京都へ来て、たまたまクラブで飲んでいたとき、プロデューサーの逸見稔が横顔のよく似た石坂浩二と間違えてスカウトされ、テレビドラマ『レモンスカッシュ4対4』（NET）でデビュー。
1970年『赤頭巾ちゃん気をつけて』（監督森谷司郎、東宝）で、「日比谷高生の庄司薫クン」役を演ずる。
以後も、エリート高級官僚の息子役を演じた『初めての旅』（東京映画）まで、森谷司郎監督作品に主に出演。
1973年 慶應義塾大学商学部卒業。前年から同年にかけて岡本喜八監督の二部作『にっぽん三銃士 おさらば東京の巻』『にっぽん三銃士 博多帯しめ一本どっこの巻』で主演トリオの一人をつとめる。
1974年 岡本喜八の自主製作作品『吶喊』で、演出に専心したい岡本から指名を受けて主演兼任でプロデューサーを任される。
喜八プロとATGの超低予算による戦争時代劇という困難な仕事をやりおおせた。この作品を機に徐々に俳優の仕事を減らし、以降は、主にプロデューサー業に転じた。
岡田裕介
1988年 東映に入社。
1990年 東京撮影所長（のちに取締役、常務取締役）。
2001年 シネコンを運営するティ・ジョイ社長に就任。
2002年 東映社長に就任。
2007年 内閣官房「美しい国づくり」企画会議委員を務めた。
ほかに、テレビ朝日、北海道テレビ放送、東映アニメーション、東映ラボ・テックなどの取締役、シーズ・シネマズの代表取締役会長を務める。また、秋田経済法科大学（現ノースアジア大学）総合研究センター客員教授、政府の海外交流審議会委員なども務めている。
2014年 東映グループ会長に就任。
2021年 公開予定の吉永小百合さん主演作品「いのちの停車場」でも陣頭指揮を執った。
岡田裕介氏の出演、プロデュース作品。
出演作
1970年
『赤頭巾ちゃん気をつけて』（監督森谷司郎、東宝）
1970年
『江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎』（東京12チャンネル） – 小林芳雄
1972年
『赤ひげ』第5話「三度目の正直」（NHK）
1973年
『しなの川』（松竹）
1974年~1975年
『鳩子の海』（NHK） – 榊原清久
1974年
『しあわせ』（東宝） – 南信隆
『女・その愛のシリーズ』「雁」（NET）
1975年
『実録三億円事件 時効成立』（東映）
『TOKYO DETECTIVE 二人の事件簿』 第20話「義兄妹」（ABC / 大映テレビ） – 古賀剛
『影同心』 第28話「わたしが愛した殺し節」（MBS / 東映） – 儀平
1976年
『グッドバイ・ママ』（TBS） – 敬太
『夜明けの旗 松本治一郎伝』（東映）
1976年~1977年
『玉ねぎ横丁の花嫁さん』（NET） – 花丸五郎
1977年
『Gメン’75』第130話「一卵性双生児殺人事件」（TBS）
『森村誠一シリーズ・腐蝕の構造』（MBS、東映） – 土器屋貞彦
『鳴門秘帖』（NHK） – 竹屋三位卿
1978年
『ブルークリスマス』（東宝）
『森村誠一シリーズ・人間の証明』（MBS、東映）
1981年
『夢千代日記』（NHK）
『ねらわれた学園』（角川春樹事務所）
1986年
『火宅の人』（東映）
映画プロデュース作品
1976年
『吶喊』（監督:岡本喜八）主演兼任。プロデューサーデビュー作にして、超低予算の戦争時代劇という難しい仕事をこなした。
1978年
『宇宙からのメッセージ』（監督:深作欣二）
1980年
『動乱』（監督:森谷司郎）
1984年
『天国の駅 HEAVEN STATION』（監督:出目昌伸）
1985年
『夢千代日記』（監督:浦山桐郎）
1986年
『玄海つれづれ節』（監督 出目昌伸）
岡田も出演。
1993年
『眠らない街 新宿鮫』（監督:滝田洋二郎）
1995年
『きけ、わだつみの声』（監督:出目昌伸）
1996年
『霧の子午線』（監督:出目昌伸）
1997年
『北京原人 Who are you?』（監督:佐藤純彌）
2001年
『千年の恋 ひかる源氏物語』（監督:堀川とんこう） ※企画
2005年
『北の零年』（監督:行定勲） ※製作総指揮
2008年
『まぼろしの邪馬台国』（監督:堤幸彦） ※製作総指揮
2011年
『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-』（監督:森下孝三） ※製作
2018年
『青夏 きみに恋した30日』（監督:古澤健）※製作総指揮
その他のプロデュース
1979年
『白昼の死角』（毎日放送製作、監督 松尾昭典）
岡田裕介氏の動画
1970年『赤頭巾ちゃん気をつけて』（監督森谷司郎、東宝）で、「日比谷高生の庄司薫クン」役を演ずる出演動画。
ーBe Careful, Red Riding Hood 「赤頭巾ちゃん 気をつけて」 (1970) 予告編 Trailer
1973年岡田裕介氏出演映画『しなの川』（松竹）
ーあの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション『しなの川』2015/7/3リリース！
1986年『火宅の人』（東映）最後の岡田祐介出演映画。太宰治役で出演する。
ー 予告編 火宅の人 1986
ー日本アカデミー賞協会会長、北野武の批判に「誤解がある」と発言「第38回日本アカデミー賞優秀賞発表記者会見」
1979年岡田裕介氏プロデュース映画『白昼の死角』（毎日放送製作、監督 松尾昭典）
ー 白昼の死角_予告篇
まとめ
今回は「岡田裕介氏死去、プロフィールや出演・プロデュース作品！」というテーマでお送りいたしました。
最後までご覧いただきありがとうござい
