2021年11月3日実施の第42回将棋日本シリーズ・JTプロ公式戦準決勝藤井聡太三冠対永瀬拓矢王座戦の講評と棋譜です。
目次
第42回将棋日本シリーズ・JTプロ公式戦準決勝藤井聡太三冠対永瀬拓矢王座戦講評。
対局前の両者の挨拶。
藤井三冠「私自身はJT杯での準決勝進出は今回が初めてで。またこういったJT杯の公開対局というのも2年ぶりということでとても楽しみにしてきました。
全力を尽くして熱戦にできれば、というふうに思っています。
永瀬王座とは普段から研究会などで教えていただいているんですけど、常に序盤から工夫をされていて、中終盤もとても正確、という印象を持っています。
本日、こうしてJT杯東海大会に対局場として来られることをとてもうれしく思っています。
地元のファンの方にご観戦いただける機会ですので、せいいっぱい指して、楽しんでいただけるように、がんばりたいと思います。よろしくお願いします」
永瀬王座「(壇上で)この場所に立ってみるとすごい緊張するんだな、という印象で、慣れていきたいなと思っています。
藤井三冠がおっしゃったようにVS(ブイエス、1対1の研究会)で長く教えていただくばかりなんですけど、少しでも教えていただいたことを返せるように、がんばりたいと思っております。
一番来ているのがここの愛知でして、地元ではないんですけど少し親しみを持っていますので、藤井三冠を応援する方が多いと思うんですけど、自分も少し応援していただければ幸いです」
藤井三冠が先手。戦型は、角換わり。
46手目、永瀬王座が桂を跳ねます。
47手目。封じ手。ここで藤井三冠は銀取りにどう対応するか熟慮。
飛車を前線に進め、不退転の決意で攻め続ける永瀬王座。対して藤井三冠は強気な受けで応じます。
永瀬王座62手目、飛車取りにかまわず中段に角。対して藤井三冠は冷静に自陣に角を打って受け。
飛車を取って反撃に転じ、形勢ははっきり藤井。
地元の名古屋で白星を飾った藤井三冠。
決勝は東京で、前回覇者・豊島将之竜王と対戦。
この1年だけで豊島-藤井戦はすでに13局おこなわれ、豊島3勝、藤井10勝。トータルでは豊島9勝、藤井11勝という成績が残される。
第42回将棋日本シリーズ・JTプロ公式戦準決勝藤井聡太三冠対永瀬拓矢王座戦棋譜。
ー圧倒的制圧力! JT杯 藤井聡太三冠 vs 永瀬拓矢王座 将棋解説
【棋譜並べ】
まとめ。
今回は「第42回将棋日本シリーズ・JTプロ公式戦準決勝藤井聡太三冠対永瀬拓矢王座戦講評。」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。