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中国の肺炎が流行するが原因不明で重症化、対策と、これまでのまとめ。

投稿日:2020年1月13日 更新日:

中国の肺炎が武漢市を中心に去年12月より流行しています。いまのところ原因不明で重症化と死亡事例もでました。いま、少しづつ感染し広がりを見せていますが対策と、これまでのまとめです。

咳をする男性

咳をする男性

 

目次

中国の肺炎が流行、いまのところ原因不明で重症化や死亡例も出ています。

中国中部の湖北省武漢市で、原因不明のウイルス性肺炎を発症した患者が相次いでみつかっています。

昨年12月以降この地域で肺炎が拡大していました。

 

そしてついに地元当局は61歳の男性が死亡したと発表しました。

中国当局によりますと、患者数はこれまでに59人にのぼり、このうち7人が重症だということです。

 

症状としては、体温が38度から40度以上に達するほか、激しい咳が出るなどの症状で、風邪の症状に似ているということです。

 

また、この武漢での原因不明の肺炎が発生しているなか、南部・深センの衛生当局は41歳の女性が原因不明の重い肺炎で入院したと発表しました。

 

11日から入院しているのは41歳のインド国籍の深センの学校の教員の女性でした。

 

この女性の症状は、1週間、せきが止まらず発熱も続いたため入院。

 

この女性はその後も呼吸器官に重い症状が出て別の病院の集中治療室に移り
今も重症で危険な状態だということです。

 

深セン市の衛生当局によりますと、武漢で広がった原因不明の肺炎との関連は確認されていないということです。

中国の肺炎が流行いまのところ原因不明で重症化しているが、中国当局の隠ぺいの疑いも

マスクをした女子

マスクをした女子

 

中国の肺炎が流行し、いまのところ原因不明で重症化しているが、中国当局の隠ぺいの疑いもでています。

 

中国の肺炎が流行し、いまのところ原因不明で重症化している件で、 中国政府は国内では武漢以外で発症者がいないと発表しています。

 

ですが、すでに香港やマカオ、シンガポールでは出張や旅行で武漢を訪れた人の発症例が発表されています。

 

また、韓国では中国人の女性観光客が発症し、ソウル市内の病院に隔離されています。

 

WHO=世界保健機関は、1月8日の発表で、中国内陸部の湖北省武漢で、先月以降、相次いで見つかっている原因不明の肺炎の患者について、新型のウイルスによる可能性が否定できないと発表しました

 

こうした中、中国での肺炎が流行し、いまのところ原因不明で重症化している問題を中国当局が隠ぺいかしている疑いが出ています。

 

武漢でこの肺炎の患者が最初に確認されたのは昨年12月4日だったが、武漢市政府が事実を発表したのは12月31日とかなり遅く、発生から3週間以上が経過していました。

 

しかも、30日に武漢市の病院が「原因不明のウイルス性肺炎が発生した」との発表を受けたもので、市当局は「隠しきれない」として発表した可能性がもたれています。

 

この時の発表によりますと、中国当局が原因不明の肺炎の病原体を特定するための検査をしたところ、2003年に感染が拡大した新型肺炎「SARS」や、重い肺炎などを引き起こす「MERS」、鳥インフルエンザなどの可能性はないことがわかったということです。

 

このためWHOは、患者の症状などから、原因不明の肺炎の原因は新型のコロナウイルスの可能性が否定できないと指摘しています。

 

そのうえで、原因不明の肺炎の病原体を特定するためには、さらなる調査が必要だとしています。

 

2003年に大流行し、た「SARS」や、15年に韓国で38人の死者を出した「MERS」の可能性は否定されたが、病原体特定にはさらなる調査が必要としています。

原因不明の肺炎は、卸売市場の関係者が多く症状を訴えたことから市場は閉鎖されました。

市場では海産物のほか、鳥類やヘビ、ウサギなども扱っているといいます。

中国の肺炎が流行いまのところ原因不明で重症化しているが今後感染の拡大も懸念される

 

中国の肺炎が流行いまのところ原因不明で重症化しているが今後感染の拡大も懸念されている。

 

今までのところ、今月5日の発表では59人が発症し7人が重症だったが、そのうちの62歳の男性が死亡している。

 

このほかに、感染の疑いがある者は163人に上る。

 

香港でも武漢からの出張者を含む30人が感染し、うち13人が退院、17人が入院中。

 

マカオでは8人、シンガポールでも3歳の女児が感染したことが確認されている。

 

韓国でも中国人観光客1人が発症しました。

 

この女性は先月半ばに武漢に出張したあと、せきやのどの腫れを訴え、7日にソウル近郊の病院で肺炎と診断されたということです。
女性は現在、隔離された状態で治療を受けていて、快方に向かっています。

 

また、タイ国内でも、1月13日、タイ保健省は、中国人女性がタイ滞在中に原因不明の武漢市で発生しているウイルス性肺炎に罹患しているとバンコク共同通信は伝えています。

今後の正体不明の肺炎の拡大懸念があります。

 

特に、中国では今月下旬から春節(旧正月=25日)の大型連休が始まり、国内だけでも例年、延べ約30億人が移動し海外には約700万人が渡航します。

日本にも2018年には年間838万人もの中国人観光客が訪れています。

 

日本における「武漢型新型肺炎」流行の可能性も考える必要があります。

 

世界各国で、これが引き金で、新型ウイルス性肺炎が蔓延すれば世界的にも大きな被害が出ることが予想されます。

中国の肺炎が流行いまのところ原因不明で重症化している問題で対策は

日本の厚生省は5日、中国への渡航者に注意を呼び掛ける文書を発表しました。

 

駐中国米国大使館も「第1級監視警報」を出すなど警戒を呼び掛けています。

 

日本の外務省は、8日、中国に滞在したり渡航を予定したりしている日本人に向けて「スポット情報」を更新しています。

「スポット情報」では、中国 武漢から帰国した人に、検疫所が、せきや発熱などがある場合は検疫官への自己申告を呼びかけていることから、帰国後にこうした症状があれば、
マスクを着用するなどして医療機関を受診するよう求めています。

 

その中で、感染を予防するため、最新の情報に注意するよう呼びかけています。

 

また、体の表面の温度を示すサーモグラフィーによる確認を入国するすべての人を対象に実施し、感染の疑いがある場合は迅速に明らかにできるよう警戒を強めています。

 

香港政府トップの林鄭月娥行政長官は7日の記者会見で、「これまでの伝染病の経験から素早いだけでなく、厳しい対応が必要だと認識しており、少しの油断も許されない」と述べました。

さらに、今週中に原因不明のウイルス性肺炎を、患者の隔離を義務づける伝染病のリストに加える方針を明らかにしました。

 

また香港政府は警戒レベルを1段階引き上げた「厳重」とし、空港や駅での体温検知機器と人員を増やしました。

また、台湾でも衛生当局が空港などでの検疫を強化しています。

 

韓国も、保健福祉省は8日、ソウル近郊の会社で働く中国籍の30代の女性が国内で肺炎の症状を訴えたため、中国の原因不明の肺炎との関連を調べていると発表しました。

中国の肺炎が流行し、いまのところ原因不明の問題でコロナウイルスの可能性

中国の肺炎が流行し、いまのところ原因不明の問題でコロナウイルスの可能性もでてきました。

中国の国営メディアは、9日、原因不明の肺炎について、これまでの専門家チームによる調査の結果、「新型のコロナウイルスだと暫定的に判断される」と伝えました。

 

それによりますと、調査では、患者から検出したウイルスについて、電子顕微鏡でコロナウイルスの形状を確認したとしています。

 

そのうえで、今回の原因不明の肺炎のウイルスは、2003年に感染が拡大した新型肺炎「SARS」や、重い肺炎などを引き起こす「MERS」などの原因となるコロナウイルスとは異なるもので、さらに調査を進めるとしています。

 

また、コロナウイルスは主に呼吸器や腸に影響を及ぼすもので、専門家チームによりますと、今回の新型コロナウイルスのワクチンの開発には数年を要する可能性もあるということです。

 

 

1月14日WHO(世界保健機関)の発表では、中国の武漢市で発生しているウイルス性肺炎について、新型のコロナウイルスが検出されたと認定した。

 

中国が7日に複数の患者から新型のコロナウイルスを検出し、12日にWHOに遺伝子情報を提出して今回の結果発表となった。

 

WHOによると今回のコロナウィルスは新型で、人に感染するコロナウイルスSARSやMERSを引き起こすものがあるが、いずれとも異なるとしている。(ジュネーブ共同)

コロナウィルスとはどんなウィルスか

診断書

診断書

 

コロナウィルスとはどんなウィルスかというと、コロナウイルスは、電子顕微鏡で見ると、太陽のまわりを「コロナ」というガスが取り巻いているような形をしているところから名付けられたウイルスです。

このコロナウィルスは人や動物に感染します。

 

人に感染して、一般的に流行するコロナウイルスは4種類あるとされています。

 

国立感染症研究所によりますと、せきや発熱、鼻水などが出る、通常の「かぜ」のおよそ3割はコロナウイルスによるものだとされています。

 

このほかに、感染すると重い肺炎を引き起こすなど、重症化しやすい新型のコロナウイルスもあり、これまでに2種類確認されています。

 

一つは、2003年に中国やアジア各国を中心に感染が広がった新型肺炎「SARS」を引き起こしたコロナウイルスです。

 

そして、もう一つが、2012年にサウジアラビアで最初に確認され、重い肺炎を引き起こす「MERS」を引き起こしたコロナウイルスです。

 

WHOの報告によりますと、SARSによって、最終的に800人近くが死亡しました。

致死率にしますと約10%に上るとされています。

 

ただ、理由はよく分かっていませんが、2005年以降は、人での感染は確認されていないということです。

 

また、「MERS」のコロナウイルスは、ラクダが持つウイルスが広がったのではないかと考えられており、中東を中心に、韓国でも感染が広がりました。

 

WHOによりますと、現在も中東を中心に患者の報告があり、去年9月末の時点でおよそ2500人が感染し、そのうち少なくとも850人が死亡したとされています。

 

「SARS」も「MERS」も、動物が持つウイルスの遺伝子が変異しています。

そして人の間でも、広がりやすくなったとみられています。

 

今回は、中国の肺炎が流行していて、いまだ原因不明で重症化、死亡例がでている問題についての今までのまとめをしてみました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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