アベノマスクの問題点についてです。官僚の思い付きの象徴とも言われるアベノマスク。計画発表時点から不評でした。全戸配布が開始されたと思いきや異物混入が多数発見。即座に全量回収に。何が問題だったのか?ユースビオの実態。
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側近の思い付きの官邸主導
安倍首相のスピーチライターといわれている経産省出身の史上最年少秘書官佐伯耕三氏。
今回のアベノマスクの発案者と言われています。その結果、泥縄式の連続で、わけのわからないことになってきました。
経産省から発注業者には、「なんでもいい、くっついていればなんでもいいから。とにかく早く欲しい。」と依頼されたと受注業者の一つ興和の社長はいっています。
その結果か突貫作業が行われたのでしょうか、ゴミ、虫、髪の毛、シミで全量回収になりました。
この、マスク問題は、安倍政権の一連のコロナ対応を象徴するかのようで、菅官房長官は、当初、2月12日の会見では、「毎週1億枚以上供給できる」と発言。
その後も、「月産6億枚を超える」など発言しているが、いっこうに、街ではマスク不足は解消されていません。
発注業者「ユースビオ」の疑惑
そんな中、マスクの変色や異物混入で、製造メーカーに注目が集まり、社民党の福島瑞穂議員が、製造先を質問。
ところが、厚労省の回答が、公表業者と発注金額の総額の計算があわず、公表されていない残りもう一社があることが判明しました。
ところが、厚労省がその残り一社をかたくなに公表せず、世間の批判が高まって、ようやく残り一社を公表。それが、問題の「ユースビオ」です。
この「ユースビオ」は福島県にある企業で、上の写真にあるとおり、小さな平屋建てで、近隣住民に聞いても、「看板もなく実態の分からない会社だと思っていた。公明党国会議員のポスターが貼ってあっった」といいます。
実際、電話番号も検索できないいわば幽霊会社の雰囲気があります。
なぜ、こんな得体の知れない企業が政府の事業を受注できたのか疑惑は高まるばかりです。
残りもう一社「ユースビオ」の実態
なにせ、看板もなく、電話番号もわからず、近隣住民にも「訳の分からない」といわれる企業です。
まともな、実態は出てきそうもありません。
地元記者の調査では以下の情報があります。
「ユースビオは、ベトナム製木製ペレットを韓国などに卸していた会社。代表は「ベトナムはバイク社会なので、マスクを常時使っている。ベトナムから350万枚マスクの調達ができるという話を、3月上旬に役所にもっていった。」と話していた。」といいます。
地元関係者によれば、2018年の売り上げはゼロで、この年6月に社長が脱税(消費税法違反)で福島地裁から執行猶予付きの有罪判決を受けている。
この刑は、控訴せず確定しているので、政府は犯罪者の企業と取引していることになります。
ありえません。今後相当国会で追及されるでしょう。
閣僚は誰もつけない布マスク
官邸の中では、閣僚はほとんど布マスクを着けていません。
安倍首相と、官僚の今井氏、佐伯氏、くらいのもでです。
自分たちすらつける気の起こらない布マスクに計4百六十六億が使われます。
まとめ
今回は、「アベノマスクの問題点はユースビオの実態や側近の思い付き官邸主導でわかる。」というテーマでお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。