中国、武漢で発生した、新型コロナウィルスがついに、日本に上陸しました。「謎の肺炎」として42人が感染し、これまでに1人が死亡している新型コロナウイルスです。新型で、まだ、中国でも、WHOでも、調査段階であり、ワクチンはありません。防ぐ手段は、今のところ濃厚接触を避ける以外にありません。
目次
中国武漢で発生の新型コロナウイルスに日本上陸、濃厚接触に厳重な注意
ついに、懸念されていた新型コロナウィルスが日本に上陸しました。
中国中部の湖北省武漢市で発症が相次ぐ原因不明のウイルス性肺炎が日本に上陸したことがわかりました。
1月16日厚生労働省が会見で、今回、国内で初めて確認されたのは、感染した中国人男性の武漢に住む実家の父親も発症し、帰省していた男性でした。
この男性は、生活を共にするなど、原因は濃厚接触によるものという発表を16日、分かった。
厚生労働省は、人から人に感染した疑いが強まったとして、詳しい状況を調べています。
新型コロナウィルスに日本上陸は人から人への感染する。防ぐのは濃厚接触を避けること
感染したのは、武漢に滞在後、日本に帰国した神奈川県在住の30代男性。
中国で検出されたものと同じ新型コロナウイルスが確認された。
関係者によると、武漢市在住の父親も新型肺炎を発症。男性が帰国するまでの間、実家で父親と生活するなど濃厚接触していた。
患者の多くは武漢市の海鮮市場の関係者とされるが、厚労省によると、男性は市場に立ち寄っていないと説明しているという。
武漢の最初の発症者は皆市場関係者でした。
新型コロナウイルスに感染した30代の中国人男性は、中国武漢市に滞在中に肺炎患者と接触。1月3日に発熱し、その3日後の6日に日本に帰国しました。
熱が下がらなかったことから神奈川県内の病院に10日から入院。その後、症状が回復して15日に退院しました。
帰国から入院までの間は神奈川県で家族と生活していたわけですが、家族や周辺の人に移った可能性も否定できません。
一方、男性の同居家族を含め国内で二次感染が疑われる患者は出ておらず、厚労省は
「感染拡大の可能性は低い」とみています。
厚生労働省の会見:
同じところで生活されている方(家族)に症状が何ら出ていなく、これ以上拡大するとは考えにくいかなと。
また、厚生労働省は「人から人への感染リスクは比較的低い」とした上で、男性がどの交通機関を使って空港から自宅や病院に移動したかについて明らかにしていない。
サーモグラフィーで感知できず…春節に向け防止策は
今回、なぜ新型コロナウイルスに感染した男性に入国の時点で気づくことができなかったのか?
通常、空港には検疫所があり、高い熱がある渡航者を感知するためのサーモグラフィーによる確認を行っているが…
厚生労働省の会見
(発熱した男性は)日本に来られる時に解熱剤を飲まれていて、熱がない状態で入ってこられていた…
男性は解熱剤を飲んで検疫を通っていたため、サーモグラフィーでは気づくことができなかったのだ。
1月24日からは延べ30億人が大移動する中国の旧正月・春節の休みが始まり、感染症拡大の防止策が求められる。空港で武漢から来た中国人に新型肺炎について聞いてみると…
武漢から来た中国人女性:
危険なんて何もないよ。
武漢から来た中国人男性:
政府も大丈夫だと発表している。
厚生労働省は、武漢市から帰国・入国した人で咳や発熱の症状がある場合は、マスクを着用するなどして滞在歴を申告した上で、医療機関を受診してほしいと呼びかけている。
ヤフーニュース(出稿元FNN)より引用
なお、日本に上陸した、新型コロナウィルスについての今までの経緯をまとめた記事もご覧ください。
⇒⇒⇒⇒⇒「中国の肺炎が流行するが原因不明で重症化、対策と、これまでのまとめ。」