阿部首相は、4月22日3月末の3連休で一気に感染が拡大した事例をあげ、4月末からの大型連休中の対応策の一つとして「ビデオ通話を使用したオンライン帰省」会見で述べた。併せて、政府専門家会議が8割削減のために示した「10のポイント」も提言している。オンライン帰省に対し、ネット上での受け止め方について。新型コロナウィルスは、太陽光に弱いという研究もあり、連休はさまざまな点を加味して人込みを避けながら、過ごし方を工夫することです。
目次
政府のオンライン帰省の提案
安倍首相は、緊急事態宣言発令後の人と人との接触機会の変化をめぐる政府の専門家会議の現状分析にふれ「都市部では感染拡大前に比べて平日でおおむね6割以上、休日ではおおむね7割以上という減少率だ」と述べ、目標とする8割削減に向けた一層の協力を要請しました。
政府専門家会議が8割削減のために示した「10のポイント」も参考に、行動を見直すよう求めています。
花見など人出が多かった3月後半の3連休に関し「警戒が一部緩み、都道府県をまたいだ帰省や旅行で、人の流れが生じ、都市部から地方へと感染が拡大したと考えられる事例も発生した」と指摘。
4月末からの大型連休中の対応策の一つとして「ビデオ通話を使用したオンライン帰省」を提案し、外出を控えるよう重ねて求めました。
政府専門家会議が8割削減のために示した「10のポイント」
安倍首相は、政府専門家会議が8割削減のために示した「10のポイント」も参考に、行動を見直すよう求めていますが、改めて、8割削減の「8割の理由」を学問的な根拠から解説した記事をご覧ください。
「新型コロナウイルス「接触8割削減」の根拠はイギリスの論文?」
この目標の8割を達成するため、政府専門家会議が8割削減のために示した「10のポイント」を出しました。
緊急事態宣言の見通し
政府は4月22日、7都府県を対象に最初に発令した緊急事態宣言から2週間が経過したことを踏まえ、首相官邸で新型コロナウイルス感染症対策本部会合を開いた。
今後の見通しについて、政府は緊急事態宣言の期間を延長するかについて来月初めにも判断するとしている。
安倍晋三首相は、人と人との接触機会の削減がまだ目標に達していないと強調し、大型連休中の帰省や外出の自粛を強く求めています。
政府が新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、全国を対象に発令している緊急事態宣言の期間は大型連休が終わる5月6日までで、菅義偉官房長官は22日の記者会見で「延ばすのかは、専門家の皆さんの話をうかがった上で判断していきたい」と述べました。
オンライン帰省の必要性
今回の、安倍首相の提案は、もっともで、今までの経緯と現状を分析すれば理解できます。
日本における新型コロナウィルスの感染が爆発的に、増えたのが、3月20日~22日の3連休の翌週からでした。
この、3連休の時の国民の意識は、まだ、ネット上でも自粛に対する批判的な著名人の発信も多く、言ってしまえば皆気が緩んでいました。
私自身の体験でも、3月20日仕事で静岡から東京都内への移動を車でしたのですが、東名は大渋滞だったので、大井松田インターより、西湘バイパス、国1に迂回しましたがこちらも市街地が大渋滞。
かなりの人の移動があった事実があります。
これが、ゴールデンウイークの国民大移動となれば、かつての中国人の春節の移動の二の舞で、一気に地方に感染が拡大するのは必然です。地方には高齢者も多く、命にかかわります。
オンライン帰省を勧めた安倍首相への反感
私が、あえて、ぐだぐだ書かなくても、今回の帰省はヤバいと皆思っているでしょうが、オンライン帰省はごもっともでも何か釈然としません。
そんな中、「スッキリ」するSNS投稿を発見しました。
「安倍総理にも、奥様の昭恵様には「オンライン旅行」を楽しむように、良くご指導されることをお勧めしたいものです。」
「奥様の行動が国民の不興を買っていますし、またそれを庇う安倍総理自身にも「国民に説教しておいて奥方も指導できないのかよ」という声が、自身に跳ね返ると思われます。」
「こういうこれまでに経験したことのない国難にあたっているってこともあるけど、ここに来て、悲しいけど安倍さんの世間とのズレが更に如実になってきちゃったなぁ。まぁGWまでに日本の全世帯にテレビ電話のインフラを整備出来るのならいいけど。まずは、GWに間違っても昭恵さんをフリーにしないで家で自粛させることが先決でしょ。」
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200422-00000123-dal-ent&s=lost_points&o=desc&t=t&p=1
と見事なはねっ帰りを受けた安倍首相。この、投稿が、拡散して、安倍首相の耳まで届くことを願います。
牛肉券、不衛生マスク、30万条件付き支給と国民感情に対しずれずれの安倍首相が、今回は、「オンライン帰省」というごもっともな提案。納得はしても何か言いたくなるのはと依然です。
オンライン帰省をすすめる違和感
安倍首相の、「オンライン帰省」の提案には、何か違和感を感じます。
あえて、「オンライン帰省」を勧められると、映像付きの通信を勧められているようですが、実際は、ふるさとの両親が高齢で、スマホ、パソコンに未習熟のかたも多いと思います。
こんな、新型コロナウィルス問題の最中、電話で、ふるさとの両親と話せばいいと思うのですが。
一昔前は、高い電話料金を払って、実家の両親と、わずかな時間、電話で話しました。
あえて、オンライン帰省など言わなくてもという感じもします。
ー ふるさと 松山千春
この、歌のイメージです。
それともやはり、電話やテレビ電話での“オンライン帰省”&動画や写真を送る“デジタル帰省”。を進めているのでしょうか?
直接は会えなくても、画面越しに顔を見せるだけで、実家のテレビの大画面で子どもの動画や写真を見られるサービス『まごチャンネル』のような。
いっぽう、SNSでは、別の意味で深読みして、グーグルストリートビューで、さっそく帰省を始めて、その、様子を投稿されている人もありました。
なるほど、グーグルストリートビューで帰省すれば1~2年前の過去の実家に帰省できて楽しいかもしれません。
ですが、人との接触はだめでも、ふるさとの自然には触れたいというひとも多いと思います。
普段の都会の喧騒からはなれて、森林浴すれば、体の免疫も高まり、新型コロナウィルスの感染防止にも効果的です。
3密、濃厚接触のない形の帰省も工夫次第ではできるかもしれません。
実家に直接立ち寄らない帰省で、免疫をあげる目的の帰省も知恵しだいではありかも。
新型コロナウィルスは、太陽光に弱い
国土安保省のブライアン科学技術局長代行は同日の記者会見で、環境別に新型ウイルスの半減期を比較した結果を発表。
まずは、新型コロナウィルスは、湿度に弱いとのことです。
人体などの表面に付着したウイルスの半減期が、気温21~24度、湿度20%で18時間だったのに対し、湿度80%では6時間に縮まったことを明らかにした。
さらに、太陽光を加えると、150秒で死滅。
太陽光に弱いようです。
湿度80%で気温を35度に上げると、半減期は1時間に短縮。気温21~24度、湿度80%で太陽光を当てると、わずか2分間で半減したという。
ただ、熱帯に位置する国でもウイルス感染者が出ており、気温や湿度と半減期短縮の因果関係は未解明だ。ブライアン氏も「夏になればウイルスが全滅すると見なすのは無責任だ」と指摘。
多くの州で外出禁止令が発令される中、感染予防のために日光浴を推奨するわけではないと強調した。
したがって、晴れた屋外が絶対安全というわけではなさそうです。
ですが、今後の、私たちの体の免疫を上げる行動を取るとき参考になります。精神的ストレスは、免疫をさげてしまいます。
「オンライン帰省」の提案に対する、ネットでの声
安倍首相の「オンライン帰省」の提案に対する、ネットでの声はどうでしょうか。
「オンライン帰省に文句言っても仕方ない。どのみち帰省を自粛することには変わらない。うちも500mしか実家離れてないですが、親にLINEのビデオ通話教えて孫と話させてますよ。こればかりは出来る人だけやればいいのではないでしょうか。」
「帰れないのなら帰省とは言わないのだからオンライン帰省って何?ってなる
画面越しに「ただいま」「おかえり」とか会話するの?滑稽すぎるだろ
てか画面越しに話すのはビデオ通話であって
地元に帰ってない時点で帰省でもなんでもないから(笑)
国のトップがメディアを通して国民に伝える表現としてはとても軽率に感じる発言だと思う。」「安倍総理、疲れていますね。「アベノマスク」を着けているのは総理だけ。閣僚の誰か一人でも同調してあげたらいいのに。自宅に帰っても、昭恵夫人とは別居中。
国民からも、やることなすこと揶揄され、少しやつれた顔つきで涙目になって、哀れですね。
もう、このまま総理の座にいるのも長くはないでしょうね。」「これですけども、お年寄りには非常に厳しい現実ですね!!
お年寄りには、スマホの操作自体難しいし・LINE等の操作も、非常に厳しい!!・まして、テレビ電話等になると、操作がややこしい!!」「「オンライン参拝」薦めたら?
うちの親はテレビ電話なんて出来ないけど、ちゃんと毎週連絡取ってるから、帰省して顔でも見ない限り新鮮さゼロ。
それでも自分がウィルス持ってて感染させたら困るから会わない。」「帰省自粛は分かる。寧ろ当然だろう。ここで、オンライン帰省とか、トンチンカンなワードを出すから、また白けた感じになるのに。」
「家族の命を守るためにも、とにもかくにも帰省は避けるべきだ。こういう茶化す記事は残念。」
「遅い!GWに帰省するな、家にいろ、と少なくとも緊急事態宣言時には強く言うべきだった。今言っても指定席とった人は手数料惜しんでキャンセルしませんよ。」
「オンライン帰省叩く必要ないと思う。マスクは叩かれてもしょうがないけど。
顔がみれなきゃ電話すればいい。おじいちゃんおばあちゃんは声が聞けるだけでも喜ぶよ」
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200422-00000123-dal-ent&s=lost_points&o=desc&t=t&p=3
以上、ネットの声でした。おおむね、規制自粛は言われなくても当然という意見が多かったのですが、あえて「オンライン帰省」という言葉を持ち出さなくてもという意見も多く、その点は反感的に受け止めているようです。
まとめ
今回は、「オンライン帰省と8割削減のために示した「10のポイント」根拠」というテーマでお送りしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。