今年2020年の働き方改革と通して成長を目指す先進企業を表彰する「日経スマートワーク2020」が発表されました。大賞に選ばれたのはサントリーでした。評価されたのは「在宅勤務理由問わず」が「働き方改革」として高評価を受けました。その他受賞企業は、旭化成、キリンホールディングス、SCSK、みずほフィナンシャルグループ、イオン、NTTドコモなどです。受賞のポイントをまとめました。
目次
日経スマートワーク2020大賞サントリー「在宅勤務理由問わず」
日経スマートワーク2020は、昨年の2019年「日経スマートワーク経営調査」
のデータに基づき審査が行われました。
外部審査委員会の審査委員長の清家氏は次のようにコメントしています。
「先進国の中でも、低い生産性に改善が日本企業の持続的な成長に不可欠」であるとし、そのため企業のトップ自らがリーダーシップをとる必要があると述べました。
そして、今年2020年の日経スマートワーク2020大賞は、昨年と同じサントリーHDが2年連続受賞となりました。
サントリーHDの大賞に輝いた選考ポイントは、人を生かす仕組みとして女性やシニア、外国人を支えるキャリア研修などを実施している点。
在宅勤務は育児や介護などの理由を問わないことで、使いやすさを重視しているところも高評価につながっています。
「経営者は、社員がいきいき働き続ける尺場つくりの責任を担う」という経営トップの理念が反映されています。
日経スマートワーク2020他6社の表彰詳細
日経スマートワーク2020他6社の表彰詳細は以下の様子です。
旭化成とキリンHDが審査委員特別賞を受賞。
ポイントは、旭化成が、共同研究をはじめとする外部との連携を進めるなど、積極的に事業創出した点が評価、旭化成は昨年のノーベル賞受賞旭化成特別フェローの吉野彰氏の研究場所でもあったため注目されています。旭化成の小堀社長は「持続可能な社会に向け企業の存続意義が問われている」「イノベーションを起こす人材を輩出して行きたい」と述べた。
キリンHDは、情報化投資に前向きでAI(人工知能)などの先端技術を活用して、データを生かし、売上高増加や顧客満足度の向上などビジネス拡大を実現した点が評価されました。磯崎社長は、「健康を始めとする社会の課題解決に貢献する」と述べました。
SCSKは、人材活用力部門賞を受賞。今年で3年連続の受賞となりました。管理職を含む有給休暇の取得を促進。スキルやキャリアの開発支援に力を入れたところが評価されました。年次有給休暇の取得率は全社で94%と高率です。田淵社長は、「頑張る社員を正しく評価し、報いる人事制度をつくっていきたい」と述べました。
みずほフィナンシャルグループは、イノベーション部門賞を受賞。
ビックデータやAIで業務を効率化し生産性向上にむけて積極投資したところが評価を受けました。坂井社長は「次世代金融への転換を図り、新しい価値を創造していく」と述べました。
イオンは市場開拓力部門賞を受賞「イオンモール」に高いブランド力。サポートセンターの対応力を向上したところが評価されました。三宅執行役は「災害の中で消費者の生活をサポートすることが使命。社員が働き続けられるように支えたい」と述べました。
NTTドコモは、テクノロジー活用部門賞を受賞。AIなどの活用が営業効率の
アップや労働時間の削減に寄与したところが浄化されました。丸山副社長は5Gの商用サービスに関し「パートナー企業と様々な産業の課題を解決していきたい」と述べました。
まとめ
日経スマートワーク2020大賞は昨年に続いてサントリー「在宅勤務理由問わず」が受賞になりました。
在宅勤務の理由を問わないで在宅勤務を利用しやすくした点は今後たの企業の見本になり「働き方改革」がいっそう進むことになりそうです。
後は、AI(人工知能)を活用した企業活動の効率化、利益拡大化は今後もおおきな流れになっていくでしょう。
「理由を問わず在宅ワーク」にしろ、AI活用にしろ2020年は企業の「働き方改革」
の全身の大きな節目になるでしょう。
ちょうど今年2020年から「働き方改革」の目玉「同一労働同一賃金」も導入されます。企業の改革は今後待ったなしですすめられるでしょう。
今回は、「日経スマートワーク2020大賞サントリー「在宅勤務理由問わず」他6社受賞」
というテーマでお送りしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。