10月28日実施の第10期リコー杯女流王座戦5番勝負第1局西山朋佳女流王座対里見香奈女流4冠の対局講評と棋譜。結果は、西山朋佳女流王座が里見香奈女流4冠に先勝しました。
目次
女流王座戦5番第1局西山朋佳女流王座・里見香奈女流4冠対局講評。
10月28日に、第10期リコー杯女流王座戦5番勝負第1局西山朋佳女流王座対里見香奈女流4冠の対局が行われました。
場所は、東京都文京区のホテル椿山荘東京でした。立会人は藤井猛九段。
結果は、西山朋佳女流王座が里見香奈女流4冠に先勝しました。
124手で後手の西山朋佳女流王座が、初防衛に向けて良いスタートを切りました。
序盤、中央5筋で互いの飛車が向かい合う異例の「相中飛車」になりました。
後に里見が2筋に振り直したものの、ライバル同士の意地と意地とがぶつかり合うようなオープニングでした。
相中飛車に進んだ後、里見香奈女流4冠が、飛車を2筋に戻し中飛車対居飛車の対抗形になった。
玉を左に構え「仕掛けるつもりだったが、玉形が薄すぎて自重した」と挑戦者。先手が右玉に囲いなおそうとして飛車の横利きが止まった瞬間女流王座が襲い掛かり桂得の上に馬を作る。
快調に進めて、後手優勢と思われたが攻めが緩んだタイミングで挑戦者が歩を駆使して後手玉に迫る。
西山朋佳女流王座も「どうなっていたか分からない」と話すくらい難解な戦いで、「里見香奈女流4冠の勝ち筋も出た」(解説の中村太地七段)が時間が切迫するなかそれもつかめなかった。
前例の少ない戦いで難解な駒組みを強いられた里見が先手の利を生かせず、中盤で西山優勢に立った戦い。終盤は形勢が近づいたものの、結局西山朋佳女流王座の勝利でした。
第2局は、11月10日東京都港区の明治記念館で指されます。
女流王座戦5番第1局西山朋佳女流王座・里見香奈女流4冠対局棋譜。
第10期リコー杯女流王座戦5番第1局西山朋佳女流王座・里見香奈女流4冠対局の棋譜(全指し手)です。
ー将棋対局速報▲里見香奈女流四冠ー△西山朋佳女流王座 第10期リコー杯女流王座戦五番勝負 第1局
第10期女流王座戦第1局▲里見香奈女流四冠△西山朋佳女流王座
西山朋佳女流王座が勝ちました。
(持ち時間:3時間)
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まとめ
今回は「第10期女流王座戦5番勝負第1局西山朋佳女流王座・里見香奈女流4冠棋譜。」というテーマでお送りいたしました。
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