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教育

「生きる力」とは、どんな能力でしょうか?生きる力の教育について考えます

投稿日:2019年12月10日 更新日:

目次

テーマを選んだ背景

 

今、教育分野では、「生きる力」という言葉がたいへんトレンディーです。

 

まず初めに、今回この「生きる力」をテーマを選んだ背景を伝えます。

 

このブログのコンセプトは、最新時事情報を私、一世が私なりの視点で伝えていくということ、教育テーマにおいては、、私の職業が、学習塾経営なので、20年以上にわたって、教育に携わってきた経験から私なりの感性で「生きる力」について伝えていこうと思います。

 

今回のテーマ「生きる力」について入る前に、まず、私一世の自己紹介を簡単にしておきます。

 

地方都市で学習塾を経営し、塾生数150名前後、生徒の対象は、年長から、一般社会人まで、中学受験、高校受験、大学受験対応の学習塾を20年以上経営してきました。

 

この経験をもとに今回のテーマ「生きる力」を書きます。

 

 

では、なぜ今、教育の世界で「生きる力」がトレンディーかというと、今年の3月に、文科省の次期学習指導要領がまさに「生きる力」をはぐくむことが理念としてあげられ、テーマとして『第四次産業革命の時代を見据え、予測不能な変化に対して柔軟に対応できる「生き抜く力」を育むために、「主体的・対話的で深い学び」の実現』に設定すると発表しています。

 

では、今、国の大きなコンセプトにもなった「生きる力」とは何だろう?という疑問はだれしも持つと思います。

 

国は「生き抜く力」とも言っています。

 

人間社会を生きていく基本的な能力からもっと踏み込んで、何か、これからは、他人に頼らず、ちゃんと自立してこれから来るであろう、目まぐるしく変化する時代を乗り切っていく力のようにも捉えられます。

この、新学習指導要領は、幼稚園で2018年度、小学校が2020年度、中学校が2021年度、高校が2022年度より実施されていきます。

 

この、結果は、5年以上たってみなければ、検証できませんが、以前の「ゆとり教育」のときの二の舞だけにはなってほしくないと願います。

 

そして、今まさに、子供を育てられている父母の皆さんは少なからぬ期待をお持ちではないでしょうか。

 

国が掲げる「生きる力」を育む新しい内容

今年3月の国が出した新指導要領の一般向け広報サイトには、冒頭こんな見出しから始まります。『2020年度、子供の学びが進化します!新しい学習指導要領、スタート!』まさか、国が出す広報で、進化などの言葉が出てこようとは、一昔前ならあり得ません。

 

ひょっとしたら今回は、国も意識改革をしたのでは!などと、少し期待もしてしまいます。

 

それでは、具体的に何が変わるのかというと、グローバル化、人工知能、AIなどの技術革新が急速に進み予測困難な時代に対し、「自ら、課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、自ら判断する力」を育むための生きる力のための新しい教育科目として「外国語教育」「プログラミング教育」「理数教育」「道徳教育」「伝統や文化に関する教育」「主権者教育」「消費者教育」があります。

 

そして、その学び方として、みずから、能動的に学ぶ「アクティブ・ラーニング」を挙げています。これは、従来の暗記型学習からの方向転換でしょう。つまり、散々言われてきた「詰め込みがた教育」からの脱却でしょう。

 

そして、最後にこの広報の締めくくりとして国は「保護者の協力」をお願いしています。

 

簡単に概略的に、新しい国の指導要領を紹介してみましたが、これだけでもだいたい国の考えている「生きる力」がわかると思います。簡単に言えばグローバルだから、外国語、ITかだからプログラミング、変化が激しい社会だから、自己判断力、という感じで非常にわかりやすいシンプルな感じです。

 

そして、これから私たちは、国の「生きる力の養成を掲げる新指導要領」の検証をしていくことになります。

ただ、この「生きる力」って数値化できるものでもなく、なかなか、この検証は難しいかもしれません。ですが、とりわけ、今現に子供を持つ親は、しっかり関心を持ち子供の教育への影響を見守るべきだと思います

 

それには、あなた自身も「生きる力」とは何か?、何が大事なのか、何が必要なのか?をしっかり考えておく必要があります。

 

この、ブログでは、私なりの「生きる力」の考えを書いていこうと思います。私にあるのは、20年以上にわたって、子供と直に接してきた経験が主ですが、通常の家庭では、子育ては一回きり。子供の教育でも日々迷われることも多いかもしれません。

 

私は教育評論家でも学者でもありません。ただ、私の経験で培った教育への感性は、今まさに子育てをされている方への「問題提起」くらいにはなるかもしれません。

 

次回よりしばらく教育カテゴリーで「生きる力」について書いていきます。

 

なお生きる力の関連記事もご覧ください。

ゆとり教育のデメリットとは?本当に子供の生きる力を高める教育について考える

 

 

-教育

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