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将棋

第61期王位戦木村一基王位・藤井聡太七段7番勝負第2局の棋譜(全指し手)

投稿日:2020年7月14日 更新日:

第61期王位戦木村一基王位・藤井聡太七段7番勝負第2局が7月13~14日札幌市で開催。結果は藤井聡太七段が2勝をあげました。

藤井聡太七段

藤井聡太七段

目次

王位戦第2局講評

木村王位

木村王位

将棋の藤井聡太七段が木村一基王位に挑戦している第61期王位戦7番勝負第2局が13~14日札幌市「ホテルエミシア札幌」で開催。

第1局で先勝した史上最年少タイトル挑戦者史上最年長初タイトル獲得者を相手に連勝を目指す一局。

 

対局は2日制で行われ、持ち時間は各8時間。1日目の終わりには「封じ手」も行われる。

 

藤井聡太七段が連勝を目指す王位戦第2局は、 戦型は木村王位が得意とする「相掛かり」へ進む。

 

藤井七段はタイトル戦5局目で4局連続の和装。濃紺の着物に薄灰の羽織、濃灰の袴。

木村王位は白系の着物に濃い緑の羽織、灰色系の袴。

 

先手の木村王位の誘導で戦型は「相掛かり」へ。前期の7番勝負で挑戦者だった木村九段(当時)が先手番の第4局と第6局に採用し、いずれも豊島将之王位(当時)にいずれも勝利している形。

 

 

前日の会見では、木村王位は「先行されてしまいましたが、スコアに関わらず自分の持っているものを全部出し切れるようにしたいです受け身になりがちですので、積極性を出せればいいなと思います」と述べた。

 

藤井七段は「北海道の皆様に良い将棋見ていただけるように頑張りたいです。一手一手最善を追求します」と述べた。

 

ヒューリック杯棋聖戦五番勝負にも挑戦中で、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)で2勝1敗とリードし、初のタイトルに王手をかけている。

 

木村王位は昨期、史上最年長46歳3カ月で初めてタイトルを獲得し、十分な経験に加え、将棋ソフトを使った研究も適度に織り交ぜるなど、ベテランの域に入ってからも進化を続けている。

初日は木村王位がエース戦法の「相掛かり」を採用すると、26手目には早くも未知の局面が現れた。

 

木村王位が角道を開けていないのを奇貨として、藤井七段が相手の飛車に当てながら角を4四に上げたのがドラマの始まり。互いに構想力が問われる展開となった。

 

藤井七段は前日の会見で「一手一手最善を尽くします」と話していた通り、じっくり腰を落として読み進めていた。1日目の消費時間は木村王位3時間32分、藤井七段4時間6分だった。

 

午後6時に指し掛けとなると、手番だった藤井七段が初めて封じ手を行った。

 

藤井七段は別室に向かい、記録係が作成した図面に40手目を書き込んだ。同6時7分に対局室に戻り、封じ手の入った封筒を木村王位に手渡すと、封印のサインを忘れていたようで、その場でサイン。

 

通常2通のところ3通分記入。2通は主催者や開催会場が保管するのが慣例だが、今回の追加分は日本将棋連盟を通じて希望者に販売し、その売上金をチャリティーに当てるという。

 

藤井のタイトル戦初封じ手だったこともあり、注目を浴びそう。

 

二日目午前は、藤井七段の飛車は木村陣5筋の歩をかすめとります。一方で木村王位は自然に応対。歩を1枚渡しても、トータルでは2歩得の成果を得ました。52手目。藤井七段は53分を消費して、飛車をじっと元の8筋に戻します。対して木村王位も長考で応じ、12時30分、昼食休憩に入りました。

 

昼食後はそれまで、かなりのスローペースで進行した対局はでしたが藤井七段は、終盤にかけてじりじりと差を広げられると、持ち時間でも一時は1時間以上のリードを奪われた。それでも諦めずに必死に勝負手を繰り出し続けると、粘りにも特徴がある木村王位をついに逆転。

 

優勢になってからは1分将棋の中でも鋭い連発し、大逆転での勝利をもぎ取った。

 

両者、各8時間の持ち時間を全て使い切り、1分将棋にまでもつれ込んだ大熱戦となりました。

講評では終盤からの展開は、持ち時間、展開で正確に指し続けて逃げ切れる棋士がどのくらいいるのかと言えば、逆転される棋士は多いという。

 

一手の緩みも許さない展開に追い込んだ藤井七段の技術をたたえている。

終局の約2時間半前に指された66手目△3三銀が「逆転を目指す初手」。

 

あれは普通は浮かばないという

 

木村王位のさすがのリードを、藤井七段は、崩れず、プレッシャーを掛け続けた。

 

78手目△1五金。「終盤の強い人」を物語る一手という論評があります。

 

木村王位の将棋は、若手にもソフトにもない特徴があります。序盤はいつも、いつの間にかリードする藤井七段がいつの間にかリードされていた。

 

藤井七段の将棋としてはちょっと記憶にない展開だったので、普段あまりクローズアップされない特長が表れたんです。

 

ものすごく派手な一手を指すわけでもないのに、重圧を掛けていく技術は羽生棋士に似ているともいう。

 

対局後、取材に応じた藤井七段は、序盤について「動いていったんですけど、うまく対応されて苦しくなってしまった気がします。常に厳しく攻められていました」、最終盤は「開き直って踏み込んだという形なので、最後までわからなかったです」と激闘だったと語った。

 

王位戦第2局棋譜(全指し手)

 

第61期王位戦木村一基王位・藤井聡太七段7番勝負第2局の棋譜(全指し手)です。


第61期王位戦七番勝負 第2局 ▲木村一基王位 ? △藤井聡太七段【将棋棋譜】

 

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まとめ

今回は「第61期王位戦木村一基王位・藤井聡太七段7番勝負第2局の棋譜(全指し手)」というテーマでお送りしました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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