フィリピン南部ミンダナオ島最西端のサンボアンガに住む獣医アントン・リムさん(Anton Lim)が飼っていたメスのミックス犬「カバン」が、2021年5月17日に息を引き取った。少女2人を救い顔の半分を失ったヒーロー犬カバンは、事故から10年後に亡くなりました。
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ヒーロー犬「カバン(Kabang)」が亡くなる。
フィリピンで2011年に、幼い少女2人がバイクにはねられるのを身体を張って阻止し、ヒーロー犬として称えられたカバン(Kabang)が5月17日、13歳亡くなりました。
フィリピン南部ミンダナオ島最西端のサンボアンガに住む獣医アントン・リムさん(Anton Lim)が飼っていたメスのミックス犬“カバン”が、息を引き取りました。
UCデイビスで治療を受けたフィリピン出身のヒーロー犬、カバンが13歳で睡眠中に死去。
カバンは犬は若い女の子を牽引に向かっていたオートバイの道に飛び込むという彼女の英雄的な物語で国際的な名声を得ました。
犬の顔は自転車の前輪に埋め込まれ、鼻と顎の上を引き裂いた。
リムは治療のためにUCデイビス獣医学部にカバンを連れて行きました。
5時間の手術でカバンの顔の傷が閉じられ、獣医も他のすべての合併症を治療した。2013年にフィリピンに帰国。
「カバンは2012年に治療のために私たちに来て、7ヶ月間私たちの世話を続けました。彼女は勇気があり、愛情深い犬でした。
2013年にフィリピンに戻ってから長い人生を送ったことを嬉しく思います。リム博士と彼女の世話をしたすべての人に哀悼の意を表します。「安らかに休んでください、恋人」UCデイビス獣医学は月曜日にツイートしました。
アントンさんは17日コメントを発表。
「悲しいお知らせですが、カバンが何の前兆もなくベッドで亡くなっているのを発見しました」
「亡くなったのは午後4時から7時の間でした。カバンと最後に遊んだのは午後4時頃で、その後夕食を控えていましたが、寝ている間に亡くなったのです。」
「外見上は変わった様子もなく、病気でもありませんでした。」
アントンさんがカバンの飼い主となったのは2015年のことで、それまで世話をしていたルディ・ブンガルさん(Rudy Bunggal)が亡くなったことがきっかけでした。
カバンは今から10年前の2011年12月、交通量の多い道路を横断中だったルディさんの娘と姪っ子を救って一躍有名になった。
幼い2人に向かってスピードを上げて走ってきたバイクを見たカバンは、自らバイクの前に飛び出し、前輪に顔が巻き込まれて重傷を負ったのだった。
鼻の一部や上顎を失ったカバンはその後、“ヒーロー犬”としてメディアに取り上げられ、世界47か国から27000ドル(約290万円)以上の寄付が寄せられた。
そうして2012年、カバンは米カリフォルニア大学デイビス校の獣医学教育病院で5時間に及ぶ顔の形成手術を受けた。この時はアントンさんも同行した。
カバンのアメリカ滞在は7か月以上に及び、検査によって見つかったフィラリア症や感染性の腫瘍の治療を受けると、2013年にフィリピンに帰国した。
アントンさんによると、カバンは最期まで食欲が衰えず、17日は昼食もしっかり食べていたという。
アントンさんはカバンの彫像制作を依頼しており、カバンは彫像とともに地元に埋葬される予定とのことだ。
ヒーロー犬「カバン(Kabang)」が亡くなる動画。
ヒーロー犬「カバン」、プマナウナ|カウンティングカーラマン
ーHero dog ‘Kabang’, pumanaw na | Kaunting Kaalaman
ヒーロー犬のカバンが亡くなりました| BT
ー Hero dog, Kabang, passes away | BT
ー Tribute To A ‘Hero’
まとめ
今回は「ヒーロー犬「カバン(Kabang)」が亡くなる動画!」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。