音楽評論家百瀬喬さん死去。3月6日百瀬喬さんが亡くなわれました。82歳でした。死因は脳出血。葬儀は近親者で営んだ。音楽評論家百瀬喬さん死去、死因、業績、著書、寄稿、論評など。
目次
音楽評論家百瀬喬さん死去
音楽評論家百瀬喬さん死去。3月6日百瀬喬さんが亡くなわれました。
82歳でした。死因は脳出血。
葬儀は近親者で営んだ。喪主は長男高田光太郎さん。
音楽評論家百瀬喬さんの業績、著書
音楽雑誌の編集長を経てピアノ専門の音楽評論家です。
音楽全般を対象としていた従来の批評界に専門別の批評制度を持ち込んだのが音楽評論家百瀬喬さんです。
百瀬喬さん論評
1ピアニスト・インタビュー ネルソン・フレイレ–ブリュール(ドイツ)で始まったマルタとの友情
Freire Nelson , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 34(10), 13-15, 2003-10
2ピアニスト・インタビュー ミシェル・ベロフ より自然により自由な表現を求めて–2度目のドビュッシー全曲録音
Beroff Michel , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 34(9), 13-15, 2003-09
3ピアニスト・インタビュー 上田晴子–ソリストの脇で音楽を体感できる幸せ
上田 晴子 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 34(7), 13-15, 2003-07
4ピアニスト・インタビュー 楊麗貞 ショパンの優雅さ、芯の強さを表現したい–デビュー35周年を迎えて
楊 麗貞 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 34(6), 13-15, 2003-06
5ピアニスト・インタビュー 児玉桃–毎日8時間の練習は、常に新鮮な気持ちで!
児玉 桃 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 34(5), 13-15, 2003-05
6ピアニスト・インタビュー ジャン=イヴ・ティボーデ–サティの全てを知ってほしい! 全曲録音を終えた、「ピアノ界の貴公子」に聞く
Thibaudet Jean-Yves , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 34(4), 13-15, 2003-04
7ピアニスト・インタビュー 藤井一興–音楽は、宇宙平和を願う祈り–デビュー25周年を迎えて
藤井 一興 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 34(3), 13-15, 2003-03
8ピアニスト・インタビュー 長岡純子–ヨーロッパの大人の音楽を紡ぐ本物のアーティスト
長岡 純子 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 34(2), 13-15, 2003-02
9モノクログラビア ピアニスト・インタビュー 斎藤雅広–常に挑戦する姿勢で若者を鼓舞したい! デビュー25周年の「青年」ピアニスト
斎藤 雅広 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 34(1), 13-15, 2003-01
10ピアニスト・インタビュー 木村かをり 暗号解読のように楽しい新曲演奏–メシアンに魅せられて
木村 かをり , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 33(12), 13-15, 2002-12
11ピアニスト・インタビュー ハエ=スン・パイク–韓国で生まれ、アメリカに育てられた強いエネルギーと洗練された感性
Paik Hae Sun , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 33(11), 13-15, 2002-11
12ピアニスト・インタビュー 小山実稚恵
小山 実稚恵 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 33(10), 13-15, 2002-10
13モノクログラビア 中村紘子ロングインタビュー–世界におけるピアノ界の現状から、ピアノ教育の理想の在り方までを語る
中村 紘子 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 33(9), 16-19, 2002-09
14ピアニスト・インタビュー ユンディ・リ
Li Yundi , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 33(9), 13-15, 2002-09
15ピアニスト・インタビュー ウラジミール・オフチニコフ–未来派の名手(ヴィルトゥオーソ)が語るモスクワ・メソッド
Ovchinnikov Vladimir , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 33(8), 71-73, 2002-08
16インタビュー ピアニスト・インタビュー 岡原慎也–異文化を知ることによって、音楽は深まる
岡原 慎也 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 33(7), 51-53, 2002-07
17ピアニスト・インタビュー ジャック・ルヴィエ
Rouvier Jacques , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 33(6), 51-53, 2002-06
18ピアニスト・インタビュー エレーヌ・グリモー–磨き抜かれた知性と感性の秘密
Grimaud Helene , 百瀬 喬 , 花井 廣呂子 [訳]
ムジカノーヴァ 33(5), 51-53, 2002-05
19ピアニスト・インタビュー 藤原亜美–生まれたての作品に触れる楽しみ
藤原 亜美 , 百瀬 喬
21ピアニスト・インタビュー 三輪郁–豊かな才能とすばらしい環境のめぐりあわせ
三輪 郁 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 33(2), 51-53, 2002-02
22ピアニスト・インタビュー 田部京子–輝き続けるピアノ界の星
田部 京子 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 33(1), 51-53, 2002-01
23ピアニスト・インタビュー ヴァレリー・アファナシエフ–カリスマ的ピアニストの人間的魅力
Afanassiev Valery , 百瀬 喬 , 久野 理恵子 [訳]
ムジカノーヴァ 32(12), 51-53, 2001-12
24ピアニスト・インタビュー コンスタンティン・シチェルバコフ
百瀬 喬 , Scherbakov Konstantin
ムジカノーヴァ 32(11), 51-53, 2001-11
25ピアニスト・インタビュー フョードル・アミーロフ–チャレンジ精神旺盛モスクワで注目の19歳!
Amirov Feodor , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 32(10), 54-56, 2001-10
26ピアニスト・インタビュー イングリット・フリッター ショパンにとどまらず、さらに飛躍(第14回ショパン国際ピアノコンクール第2位)
Fliter Ingrid , 百瀬 喬 , 高場 将美 [訳]
ムジカノーヴァ 32(9), 51-53, 2001-09
27ピアニスト・インタビュー アナトール・ウゴルスキ–ヨーロッパ人が見る日本と日本人が見るヨーロッパ
百瀬 喬 , Ugorski Anatol
ムジカノーヴァ 32(8), 53-55, 2001-08
28ピアニスト・インタビュー アレクサンダー・ガブリリュク
百瀬 喬 , Gavrylyuk Alexander
ムジカノーヴァ 32(7), 53-55, 2001-07
29別府アルゲリッチ音楽祭2001
百瀬 喬
ムジカノーヴァ 32(7), 14-17, 2001-07
30ピアニスト・インタビュー マルク・ラフォレ
Laforet Marc , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 32(6), 55-57, 2001-06
31ピアニスト・インタビュー アレクセイ・ヴォロージン
Volodin Alexei , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 32(5), 55-57, 2001-05
32ピアニスト・インタビユー セドリック・ティベルギアン–未知なるものへの興味が強い性格
百瀬 喬 , Tibergien Cedrik
ムジカノーヴァ 32(4), 54-56, 2001-04
33ピアニスト・インタビュー スタニスラフ・ブーニン
百瀬 喬 , Bunin Stanislav
ムジカノーヴァ 32(3), 56-58, 2001-03
34ピアニスト・インタビュー スティーヴン・コヴァセヴィッチ–納得するまで、作品に従属する状態にまで自分を追い込んで–92年よりベートーヴェン≪ピアノソナタ全集≫収録進行中
Kovacevich Stephen , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 32(2), 53-55, 2001-02
35ピアニスト・インタビュー アレッシオ・バックス–リーズ国際ピアノ・コンクール優勝凱旋コンサートを終えて ホアキン・アチュカロ先生との巡り会い
Bax Alessio , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 32(1), 55-57, 2001-01
36ピアニスト・インタビュー アヴィラム・ライヒェルト
百瀬 喬 , Reichert Aviram
ムジカノーヴァ 31(12), 59-61, 2000-12
37ピアニスト・インタビュー ブルーノ・カニーノ–今はピアノは私の楽器であると自信をもって言えます
Canino Bruno , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 31(11), 55-57, 2000-11
38ピアニスト・インタビュー ヴィタリー・サモシュコ–音楽とは演奏とは人と人との心の通い合い
Samoshko Vitaly , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 31(8), 55-57,図巻頭1p, 2000-08
39ピアニスト・インタビュー エフゲニ・ザラフィアンツ–落書きが招いた思わぬ不運からモスクワへの復帰が許されぬままに
Zarafiants Evgeny , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 31(7), 55-57,1, 2000-07
40ピアニスト・インタビュー エスター・ブジャージョ
Budiardjo Esther , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 31(6), 57-59, 2000-06
41ピアニスト・インタビュー 園田高弘
園田 高弘 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 31(5), 57-59, 2000-05
42個性派ピアニスト、ギンジンとケンプに注目したい–テクニックのみ重視の評価に疑問 (特集 音楽コンクールと新しいスターたち–コンクールの天国と地獄)
百瀬 喬
音楽現代 30(4), 82-84, 2000-04
43ピアニスト・インタビュー ペーテル・ヤブロンスキー
Jablonski Peter , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 31(4), 57-59, 2000-04
44ピアニスト・インタビュー ヴァディム・サハロフ
Sakharov Vadim , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 31(3), 55-57,図1, 2000-03
45第2回別府アルゲリッチ音楽祭開催
山田 治生 , 石戸谷 結子 , 百瀬 喬
音楽の友 58(1), 16-20, 2000-01
46ピアニストインタビュー エリソ・ヴィルサラーゼ
Wirssaladze Elisso , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 30(12), 58-60, 1999-12
47初代編集長〈矢島繁良氏〉にきくムジカノーヴァ草創期の頃
矢島 繁良 , 百瀬 喬
ムジカノーヴァ 30(10), 60-64, 1999-10
48インタビュー マルク=アンドレ・アムラン あまり知られていないすばらしい作品はたくさんあります
百瀬 喬 , Hamelin Marc-Andre
ムジカノーヴァ 30(4), 1-3,57?59, 1999-04
49″ピアニスト,ショパン″の実像–ショパンの演奏記録,当時の演奏批評から (特集 ショパンのすべて–ショパン没後150年に向けて-1-)
百瀬 喬
音楽の友 56(10), 103-105, 1998-10
50音楽評論家中河原理氏の死を悼む「批評家の基本精神貫いた心あたたかき人」
百瀬 喬
ムジカノーヴァ 29(6), 107, 1998-06
5112月のCD評
百瀬 喬
ムジカノーヴァ 27(12), 116-118, 1996-12
52第65回日本音楽コンク-ル本選会
百瀬 喬 , 諸石 幸生 , 長谷川 武久 [他]
音楽の友 54(12), 122-125, 1996-12
モノクログラビア 中村紘子ロングインタビュー–世界におけるピアノ界の現状から、ピアノ教育の理想の在り方までを語る
中村 紘子,百瀬 喬
広瀬悦子シャコンヌ ?ピアノ・トランスクリプションの論評
曲目
1.クライスラー/ラフマニノフ編:
愛の喜び
2.ワーグナー/リスト編:夕星の歌
?歌劇《タンホイザー》より
3.シューベルト/リスト編:ます
4.シューベルト/リスト編:
アヴェ・マリア
5.シューベルト/リスト編:魔王
6.シューベルト/リスト編:菩提樹
7.グノー/リスト編:ファウスト・ワルツ
?歌劇《ファウスト》のワルツによる
8.フランク/デムス編:前奏曲、
フーガと変奏曲
録音:2003年8月25?28日 彩の国さいたま芸術劇場
百瀬 喬 論評より
1999年マルタ・アルゲリッチ国際ピアノ・コンクール優勝、アルゲリッチからそのパッションと知性を称賛された注目のピアニストによる待望の録音。リサイタルでも圧倒的な名演を聴かせたシャコンヌを中心に、シューベルトやグノーの名作をリストが編曲した華麗な小品を合わせた聴き応えたっぷりのアルバム。並外れたテクニックのすばらしさとともに、テンペラメント溢れる歌心が強く聴きての心をつかみます。
このディスクに寄せて
百瀬 喬 の寄稿文章
――――広瀬悦子を初めて聴いたのは、彼女が13歳の時にモスクワ青少年ショパン国際コンクールに参加して優勝した、その頃のテープで、そこでは音楽の流れが常に自然で、実に素晴らしい才能だと感心した。
その後、パリに留学したときいて、どうしているのかと時々気にもなっていたのだが、そのうちにアルゲリッチ国際コンクールに第1位入賞という話を聞いて、喜んでいた。そして数年前に別府のアルゲリッチ音楽祭に登場、実にみずみずしいテンペラメントそのものの演奏を披露してくれた。
このCDには、いわゆるピアノのオリジナル曲ではなくて、他ジャンルの作品をピアノ用に編み直した、つまり編曲ものばかりが収録されているが、これがまたいずれもが実に魅力的である。
「愛の喜び」や「ファウスト・ワルツ」に弾むそのリズムの乗りの魅力。シューベルト?リストを歌い継ぐ息づかいの自然さ。また「シャコンヌ」は実に堂々として構築的で、音楽の内容も立派だ。まさにアルゲリッチ好みの、テンペラメントな資質を十分に発揮した若手の登場だ。 (ライナーノートより)
百瀬喬の紹介したCD
今井 顕 – B-tech Japan Media
百瀬 喬の書いた紹介文
「今回ご紹介するCDは彼女の得意とするヨハン・セバスチャン・バッハの作品から[フランス組曲]の第2集。既にリリース済みの、第2番、第5番、第6番と いう順番で録音されている第1週と合わせると[フランス組曲]の全集版となるわけだ。
その彼女の[フランス組曲]はどれを聴いても実に清々しい。作品を構築している各楽章がアルマンドやクーラント、サラバンド、ジークを主軸にして、ルネッ サンス期からバロック期にかけてのさまざまな舞曲が加えられて成立している組曲だからリズムに弾みがあるのは当たり前だけど、これだけ活き活きと弾ませて くれると、聞く側の気持ちも湧き立ってくる。
僕個人の体験では音楽に親しみをもちだしたころ、メロデイが甘美なロマン派の小品などに比べてバッハは気難しくも感じていた。
そんな思いは、このコルネリア・ヘルマンが弾くような演奏で接していたら、おそらくしないですんだと思う。
ー 百瀬 喬 ムジカノーヴァ 2014年3月
百瀬 喬が監修した本
ラヴェル=ギンジン/ラ・ヴァルス[ピアノ独奏版] 楽譜 ? 2009/3/20
アレクサンドル ギンジン (編集), 保坂 千里 (監修), 百瀬 喬 (監修)
百瀬 喬インスタグラム
以上、これまでの百瀬 喬氏の業績をたどってみました。
まとめ
今回は「音楽評論家百瀬喬さん死去、死因、業績、著書」というテーマでお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。