2014年覚せい剤使用で逮捕された歌手のaskaが剣道再開し、60歳にして4段取得、2019年10月20日、ASKAが北区剣道大会・一般男子60歳以上の部で優勝しました。まさにASKAの覚せい剤使用からの復活は剣道にあるようです。2017年より歌手活動も再開しています。高校ではインターハイ出場の実力の持ち主でした。ASKAと剣道との幼少期から高校まで、そして再開後の現在のかかわりについてまとめました。
目次
歌手のASKA北区剣道大会で優勝
2019年10月20日、歌手のASKAが北区剣道大会・一般男子60歳以上の部で優勝しました。
歌手のASKA(61)が東京・滝野川体育館で行われた北区剣道大会の一般男子60歳以上の部に出場し、結果は優勝。
シードも含め17人のトーナメント形式で行われ、本名の「宮崎重明」で参加。
1回戦では鮮やかな剣さばきで面、胴と2本を連取。
わずか10秒ほどで試合を決めた。途中、足を負傷するアクシデントもあったが1本も取られることなく勝ち進んだ。
決勝では「オワ~ッ」と気合の声を響かせながら2本の面を決めています。
この時の宮崎選手は、とても61歳の年齢とブランクを思わせない体の切れがありました。
もはや覚せい剤で逮捕されたときのASKAとは別人でした。
大会中の全試合で常に攻めの剣道をしています。迫力すら感じました。
すっと体の重心を落とし、間合いを詰めていく剣道は、相手も手ごわさを感じたと思います。そして、攻撃の打ちこみの時のばねもあり、日頃から相当稽古している様子がうかがえます。そして、宮崎選手の特徴は、やや遠い間合いからの胴うちです。第一試合では、見事刃筋もたっていて打ちの強さも十分な胴打ちで1本をとっています。
あまり、この世代は、捨て身の形になる胴は、普通打ちません。さらにつばぜり合いの後の見事な引き面なども、何か高校時代に燃焼しきれなかったものを、今になって、燃やしているようなそんな剣道でした。
北区剣道大会で優勝!!? 2019. 10.20 滝野川体育館
歌手のASKAが剣道を始めた幼少期と高校まで
歌手のASKAは、1958年2月24日、福岡県筑紫郡大野町(現在の大野城市)で生まれます。
父親が自衛官で剣道の師範でした。
それで、父のもとで幼少期から剣道を始めます。
4歳で竹刀を持ち、小学校2年生の時から本格的に道場に通い始める。
大野城市立大野北小学校を卒業し大野城市立大野中学校へ進学するが、父親が転勤することになり、中学1年の8月から北海道千歳市に移ります。
千歳市立千歳中学校を卒業し、札幌第一高等学校へ進学。
高校入学時点で身長が148cmと、少年期は非常に身長が低かったが、高校時代になると急激に身長が伸び、高校2年生の時には剣道の北海道代表として全国高等学校総合体育大会(インターハイ)個人戦に出場します。
その直後、父親の転勤願いにより福岡へ帰郷し福岡第一高等学校に編入します。
福岡でも剣道部に入るが、部活の顧問との折り合いが悪くなって高校3年の春で退部してしまいます。
結局、高校時代に三段を取得します。
札幌第一高等学校は、偏差値:57 – 68で、11年連続で国公立大学に100名以上が合格している進学校です。同高出身有名人には、伊藤陽佑(俳優)、右代啓祐(十種競技選手(ロンドン五輪代表)下村東美(元サッカー選手)、岩寺基晴(ミュージシャン)がいます。
その後、ASKAは、覚せい剤事件の後、
剣道を40年ぶりに昨年再開、すぐに四段を取得した。
今は「現在は仕事をするか剣道をするかの生活で、熱心に取り組んでいます」と関係者は言っています。
ちょうど昨年4段をとったころの宮崎選手の試合です。
このころ、すでにかなりシャープな動きをしています。
第24回 シニア健康スポーツフェスティバルTOKYO 東京武道館
二回戦
右の写真がかつて剣道全日本選手権で優勝した栄花7段と宮崎4段です。
40年ぶりに剣道を本格的に再開のきっかけは亀田興毅との出会い
ボクシング元3階級世界王者の亀田興毅とは、2017年10月に番組収録で知り合って親しくなり、「興毅が復帰するなら、俺は剣道四段を取る」と提案して、亀田のボクシング現役復帰を後押ししました。
2018年5月に現役復帰を果たした亀田は、「ボクシングで例えるならASKAさんは人間としてヘビー級。ハートがめちゃめちゃある」と語っています。
歌手のASKA本人もインタビューに答えた内容が以下です。
「番組で対談したのがきっかけで、亀田興毅君と親しくなって。僕は彼の試合を見たことがなかったんで「もう一回リングに立ちなよ」「いやいや、もういいですわ」なんていう話の流れで、「俺、剣道を再開して4段を取ってみようかな」ということになったんです。彼も、僕の決心に誘発されるように再びリングにたちました。」
といういきさつがあったようです。
歌手のASKAの父は8段を挑戦中
歌手のASKAの父は、今90歳で現在7段ですが8段を挑戦中だそうです。
剣道8段は、今では、最高位で全国でも数えるほどしかいません。
ASKAさんとお父さんの手合わせは、引き分けだったそうです。
「僕は父とも絶対手を抜かずに本気でやるんですね。さすがに僕に打ち込んでくるようなバネはないですけど、僕が思いっきり打っていってもかわされます。
だからこの前は引き分けに終わりました。」
歌手ASKAの現在
剣道姿を見ても分かる通り、もはや完全復帰を遂げた歌手としてのASKAさんですがこんなことを語っています。
「最終的に辿り着く幸せの定義は自由なこと」
「今までやろうと思ってもなかなかやれなかったことが、今は好きにやれています。すごく自由で楽ですね」
「新しい文化が生まれたとき、それを受け入れないことが自分のアイデンティティであるっ
ていうふうに考える人もいますよね。そういう考え方もいいと思うんです、でも僕は違っ
てて。何かを決めつけて凝り固まってしまうと、新しいものを受け入れなくなるでしょ。
そうすると古い人になっちゃうじゃないですか。僕はそれがすごい嫌で。いいと思った新
しいものは、どんどん取り入れていこうと思うんです」
今の歌手ASKAさんを象徴する曲を紹介します。
ASKA – 歌になりたい (Official Music Video)
まとめ
今回は、「歌手のaska剣道再開のきっかけと大会優勝、高校ではインターハイ出場歴あり」というテーマでお送りしました。
今の、宮崎選手の剣裁きを見る限り、もはや、覚せい剤問題は、まったく問題ないと確信しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。