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安野光雅氏死去、プロフィールや著作そして画像など!

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画家で絵本作家の安野光雅(あんの・みつまさ)氏が2020年年12月24日、肝硬変のため死去しました。享年94歳。プロフィールや著作そして画像、動画など!安野光雅さんの主な作品に「ABCの本」「天動説の絵本」などがあります。司馬遼太郎の歴史紀行「街道をゆく」の装画も担当。

安野光雅の作品

安野光雅の作品

目次

安野光雅氏が死去。

安野光雅の作品

安野光雅の作品

 

画家で絵本作家の安野光雅(あんの・みつまさ)氏が2020年年12月24日、肝硬変のため死去しました。享年94歳。

安野光雅氏

安野光雅氏

 

死去の事実は2021年1月中旬に伝えられました。

昭和43年に絵本「ふしぎなえ」で絵本作家としてデビュー。

安野光雅さんの主な作品に「ABCの本」「天動説の絵本」などがあります。

司馬遼太郎の歴史紀行「街道をゆく」の装画も担当。

 

本の装丁やエッセーなどの分野でも活躍、柔らかい色調の幻想的な作風は幅広い人気を博しました。

 

原色や派手な色をほとんど使わない淡い色調の水彩画で、細部まで書き込まれながらも落ち着いた雰囲気の絵を描く特徴があります。

 

安野光雅の作品

安野光雅の作品

安野光雅氏のプロフィール

 

1926年(大正15年)3月20日に島根県津和野町の旅館を営む家に生まれる。

1940年(昭和15年)山口県立宇部工業学校(現・山口県立宇部工業高等学校)採鉱科に入学。

1944年1月、宇部工業学校を繰り上げ卒業、住友鉱山に就職し忠隈鉱業所(飯塚市)。

1945年、4月応召、香川県王越村(現坂出市)にて上陸用舟艇の秘匿場建設に従事。

1946年、復員後敗戦直後の混乱期に無資格のまま山口県徳山市(現・周南市)で小学校の教員を務める。のち山口師範学校(現・山口大学教育学部)研究科を修了。

1949年(昭和24年)に美術教員として上京。

 

約10年間三鷹市の三鷹市立第五小学校や明星学園や武蔵野市立第四小学校で教師を務めるかたわら、玉川学園出版部で本の装幀、イラストなどを手がけた。

 

明星学園・国語部、教育科学研究会・国語部会などによる日本語指導(言語の教育)のテキスト『にっぽんご』シリーズの装幀も手がけた。

 

この小学校教諭時代の教え子に後の筑摩書房取締役の編集者・松田哲夫がおり、そのつながりで同社の多数の本の装丁をした。35歳のとき教師を辞して絵描きとして自立。

 

1968年(昭和43年)、42歳の時に刊行された最初の絵本『ふしぎなえ』(福音館書店)で絵本作家としてのデビューを果たす。

 

『ふしぎなえ』は、1961年にフランスを旅したときに目にしたエッシャーの絵に大きな影響を受け不可能図形の不思議な世界を描き、世界中で評判となった代表作。

安野光雅の作品

安野光雅の作品

 

画家としても数多くの作品を発表し、司馬遼太郎の紀行文集『街道をゆく』の装画も担当した。大阪府立国際児童文学館(1984年開館)のシンボルマークも担当。

 

2001年春に、故郷津和野町に多くの作品を、常時展覧する「安野光雅美術館」が開館。

2011年夏に神奈川近代文学館で、展覧会「安野光雅の世界」が開催。2015年夏に東京の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で、展覧会「旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行」を開催。

 

安野光雅氏は、子供の頃より、画家への夢を抱き、美術のみならず、科学・数学・文学などにも造詣が深く、豊かな知識と想像力を駆使して独創性あふれる作品を発表してきました。

 

主な著書に、『ふしぎなえ』、『繪本平家物語』、『天動説の絵本』、『空想の絵本』、『ABCの本』、『旅の絵本』、『算私語録』、『空想工房』、『空想書房』、『わが友 石頭計算機』など。

 

森森鴎外の翻訳『即興詩人』(アンデルセン原作)の熱心なファンで、舞台となったイタリアの紀行文『繪本即興詩人』を発表している。

安野光雅の作品

安野光雅の作品

 

安野光雅氏の最近の著作

『日曜喫茶室 頭の特効薬』 はかま満緒共著、講談社、2000年
『おとぎの国の郵便切手』 岩崎書店、2000年
『故郷へ帰る道』 岩波書店、2000年
『安野光雅のイラストレーション 歌とおはなし』 岩崎美術社、2000年
『安野光雅のイラストレーション 旅ときりがみ』 岩崎美術社、2000年
『新編 算私語録』 朝日新聞社〈朝日文庫〉、2000年
『片想い百人一首』 筑摩書房、2000年 / 筑摩書房〈ちくま文庫〉、2007年
『物語の街から村へ』 朝日新聞社、2001年
『歌の風景』 講談社、2001年
『ヨーロッパ・絵はがき風味』 岩崎書店、2001年
『ねがいは「普通」』 佐藤忠良共著、文化出版局、2002年 / 『若き芸術家たちへ ねがいは「普通」』 中央公論新社〈中公文庫〉、2011年
『天は人の上に人をつくらず』 童話屋〈小さな学問の書〉、2001年
『職人たちの春』 講談社、2002年
『サヨナラだけが人生だ』 高橋源一郎、高山文彦共著、恒文社21、2002年
『昔の子どもたち』 日本放送出版協会、2002年
『村の広場』 朝日新聞社、2002年
『絵本 即興詩人』 講談社、2002年 / 『「即興詩人」の旅』 講談社〈講談社+α文庫〉、2009年
『旅の絵本 V』 福音館書店、2003年
『絵のある人生 見る楽しみ、描く喜び』 岩波書店〈岩波新書〉、2003年
『青春の文語体』 筑摩書房、2003年
『旅の絵本 VI』 福音館書店、2004年
『絵とイマジネーション』 日本放送出版協会〈NHK人間講座〉、2004年 / 『絵の教室』 中央公論新社〈中公新書〉、2005年
『安野光雅のいかれたカバン』 世界文化社、2005年
『ついきのうのこと 続・昔の子どもたち』 日本放送出版協会、2005年
『大志の歌 童話の学校校歌・寮歌』 童話屋、2005年
『繪本 歌の旅』 講談社、2005年
『雲の歌 風の曲』 森ミドリ曲、岩崎書店、2005年
『世にも美しい日本語入門』 藤原正彦共著、筑摩書房〈ちくまプリマー新書〉、2006年
『空想亭の苦労咄』 筑摩書房、2006年
『サンタクロースのふくろのなか』 童話屋、2006年
『安野光雅 風景画を描く』 日本放送出版協会、2006年
『繪本 三國志』 朝日新聞出版、2008年 / 『新編 繪本 三國志』 朝日新聞出版、2010年
『あいうえおみせ』 福音館書店〈こどものとも〉、2008年
『語前語後』 朝日新聞出版、2008年
『木のぼりの詩』 日本放送出版協会、2008年
『風景と出会い』 丸善、2009年
『三国志談義』 半藤一利共著、平凡社、2009年
『旅の絵本 VII』 福音館書店、2009年
『明日香村』 日本放送出版協会、2009年
2010年代
『三國志逍遥』 中村愿著、山川出版社、2010年
『繪本 仮名手本忠臣蔵』 朝日新聞出版、2010年
『日本のふるさと奈良』 産経新聞出版、2010年
『口語訳即興詩人』 森鷗外文語訳、山川出版社、2010年
『『史記』と日本人』 半藤一利、中村愿共著、平凡社、2011年
『絵のある自伝』 文藝春秋、2011年
『会えてよかった』 朝日新聞出版、2013年

安野光雅氏の動画。

安野光雅氏の動画画像です。


ー   安野光雅が描く『日本のふるさと情景』展

画家・絵本作家として幅広く活躍する安野光雅氏の作品を集めた「安野光雅が描く『日本のふるさと情景』展」が、東京・新宿の伊勢丹新宿店で4月11日(月)まで開催。なつかし唱歌や童謡をテーマにした約80作品を展示。作品一つ一つに歌詞や安野氏らの短い文章が添えられている。

 


ー        安野光雅 御所の花

著名な画家 安野光雅氏の展覧会が東大阪市民美術センターで開催。

 

 


ー         安野光雅 風景画を描く

 

まとめ

今回は「安野光雅氏死去、プロフィールや著作そして画像画など!」というテーマでお送りいたしました。

安野光雅氏のご冥福をお祈りいたします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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