オーストラリアで猛毒のヘビに噛まれた9歳の少女が「するべきことは分かっているわ」と、テレビ番組「ラッセル・コイト」で学んだ冷静な対応で命助かる。
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猛毒ヘビに噛まれた9歳少女テレビ番組で学んだ冷静な対応で命助かる。
オーストラリアビクトリア州にて、9歳の少女が猛毒のヘビに足を噛まれる事故が起きました。
しかし少女は野生動物を紹介するオーストラリアの人気テレビ番組で得た知識をもとに母親が驚くほど冷静に対応し、命が救われたという。
多くの野生動物が棲息するオーストラリアでは、野生動物による事故も多いが、そんなオーストラリアに暮らす野生動物の生態や魅力、遭遇しやすい事故とその対処法などを紹介する人気フィクション番組『All Aussie Adventures』によって、このたび1人の少女の命が救われた。
9歳のグレースちゃん(Grace)はある日、ビクトリア州ジーロング(Geelong)にある自宅の作業場裏に出ていた。
母親のルイーズさん(Louise)によると、グレースちゃんは毎朝日課のようにその場所でトカゲの観察や捕獲を楽しんでいたという。
いつものようにトカゲを探していたグレースちゃんだったが、しばらくすると木の葉のガサガサとする音が聞こえた。その音のする方へと向かったところ、待ち構えていたのはトカゲではなくトグロを巻いた大きな蛇だった。
ルイーズさんはその時の様子をこのように明かしている。
「トカゲを探していたグレースが見つけたのは、なんと1.5mもある大きなタイガースネークだったんです。」
「ヘビは頭を持ち上げ、娘に向かってうなり声をあげていました。そして驚いたグレースが後ろに飛びのくと、ヘビは足に噛みついたんです。」
ヘビに噛まれたグレースちゃんは叫び声をあげ、助けを求めて家の中に飛び込んできたという。
ルイーズさんは急いでグレースちゃんを床に寝かせ、噛まれた足を圧迫止血した後に緊急通報ダイヤル「000」に電話をした。
グレースちゃんを噛んだタイガースネークは猛毒を持つコブラ科のヘビで、オーストラリアでは最も危険なヘビとして知られている。
有毒のヘビに噛まれた時は、毒の周りを抑えるために動き回らず、冷静に助けを待つというのがセオリーだ。ルイーズさんもグレースちゃんに対し「おちついて、動いてはだめよ!」とできるだけ身体を動かさず救急隊の到着を待つように声をかけた。
とはいえグレースちゃんはたった9歳の少女だ。ヘビに噛まれた恐怖でパニックを起こしてもなんらおかしくない。しかしグレースちゃんは驚くほど冷静に、このようにルイーズさんに伝えたのである。
「心配しないで、ママ。するべきことは分かっているわ。ラッセル・コイト(Russell Coight)が教えてくれたもの。」
「私は落ち着いて足を動かさずに、そして助けを待てば良いのよ。」
グレースちゃんは実際に、救急車が来るまで「大丈夫、ちゃんと冷静でいられるわ。だってラッセル・コイトが落ち着いていなさいって言っていたもの」と何度も繰り返しながらじっと助けを待っていたという。
ラッセル・コイトとは『All Aussie Adventures』の架空のキャラクターで、番組の顔とも言える存在だ。グレースちゃんはラッセル・コイトが番組内で紹介した「毒蛇に遭遇した時の対処法」を覚えており、実践した。
その後、病院に搬送されたグレースちゃんはその素早い応急処置と冷静な対応が功を奏して命に別状はなく、無事に回復したそうです。
猛毒ヘビに噛まれた少女テレビ番組で学んだ対応で命助かる動画。
RussellCoightのAllAussie Adventuresは、タイガースネークに噛まれたジーロングの女の子の命を救います。 7NEWS
ーRussell Coight’s All Aussie Adventures saves the life of Geelong girl bitten by tiger snake | 7NEWS
まとめ
今回は「猛毒のヘビに噛まれた9歳少女テレビ番組で学んだ冷静な対応で命助かる動画!」というテーマでお送りいたしました。
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