今回は、案外注目されていませんが、揚子江だけでなく黄河江も放流が続いている事実です。 洪水警報発令で深刻な状況、四川、内モンゴル、山東、青海。
目次
8月22日の中国、黄河流域の洪水の状況。
ー[揚子江だけでなく黄河江も放流] 洪水警報発令で深刻な状況、四川、内モンゴル、山東、青海。
三門峡ダムも7月より今まで放水が続く。
三門峡ダムは、中国河南省に黄河を堰き止めて造られたダムで、旧ソ連の協力を得て1960年に完成しました。
高さ106m、長さ約1,100m、貯水量354億立方メートルという巨大ダムでしたが、上流の黄土高原から運ばれる年間5~6億立方メートルもの土砂が完成直後からダム底に堆積し、わずか2年後にはダムとして機能しなくなってしまいました。
その後、大規模な改修工事によって排砂トンネルを設置し、何とか使用できるようにはなりましたが、ダム湖の容量は当初の予定の3分の1以下になってしまい、発電量も120万kWからわずか25万kWに下方修正されてしまいました。
この黄河最大の三門峡ダムも7月より今まで放水が続いています。
まとめ
今回は「2020年8月22日の中国、黄河流域の洪水の状況。」というテーマでお送りしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。