オードリー・タンは得意分野のデジタル技術を使い、ハイテク化で行政の垣根を超えて、新型コロナウィルス対策でもマスクやコロナ対策で活躍しています。#Audrey Tang
目次
オードリー・タンのマスク
新型コロナウィルスによって店頭からマスクが消えていった2020年2月、台湾南部・台南で住民の一人が近隣店舗の在庫状況を調べて地図アプリで公開しました。
チャットアプリ「スラック」上のハッカーコミュニティで共有されたこの小さな動きをオードリー・タンは見逃さなかった。「これは社会イノベーションになる」と脳裏にひらめきました。
持ち前のデジタル技術を用いたハイテク化の登場です。
この時台湾当局は1月下旬にマスクの流通統制を表明していました。
デジタル総括担当の政務委員(閣僚)である唐鳳(オードリー・ターン)は統制と同時に当局が握る流通データを一般に公開し全土の店舗の在庫数がリアルタイムでわかる地図アプリの開発環境を整えました。
このデータを活用して民間で100種類以上のアプリが誕生。
マスクを効率的に購入できるようになった台湾を世界が賞賛した。
政府の情報公開やデジタル化を推進するスラック上のチャンネルには7842人の市民ハッカーが参加し、コロナ対策にも571人が参加しています。そして協力して問題を解決しています。
世界的なプログラマーであるタン氏はネットと現実を自在に行き来し部門を超えて政策のデジタル化を推進しています。
オードリー・タンのコロナ対策
オードリー・タンは、コロナ後の景気対策として6月に行政院(内閣)が打ち出した
クーポン「3倍券」の制度設立に参加。
3000台湾ドル(1万800円)分の買い物ができる商品券を、1000台湾ドル
で購入できるものです。
電子マネーでも入手でき受け取り先のコンビニ大手などは、集客へ値引きなどのキャンペーンを繰り出す。
タン氏は「民間の競争を持ち込み、消費喚起の効果を高められる」と強調した。
今後、コロナ対策でも、様々面で持ち前のデジタル技術を用いたハイテク化が導入できそうです。
コロナは制度など社会システムの欠陥をあぶりだし、台湾も日本も硬直化した旧体制の刷新を迫れれている。
タン氏は「コロナ対策やスタートアップ振興などで日本と協力したい」と話す。
まとめ
今回は「オードリー・タンのマスクとコロナ対策。」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。