10月9,10日に実施した第33期竜王戦7番勝負第1局豊島竜王・ 羽生九段対局の終局の講評と棋譜。10月9、10日で行われた第33期竜王戦第1局豊島竜王・ 羽生九段対局講評と棋譜。豊島竜王と羽生九段の過去の対戦成績は、から見て16勝17敗です。今回の第1局が約1年ぶりの対戦となります。結果は、豊島将之竜王が竜王戦史上最短手数で勝ちました。
目次
第33期竜王戦7番第1局豊島竜王・ 羽生九段対局講評。
第33期竜王戦第1局の2日目終局です。
将棋界の最高棋戦で、豊島将之竜王に羽生善治九段が挑戦する第33期竜王戦七番勝負10月9日に始まり10日に決着しました。
結果は豊島将之竜王が竜王戦史上最短手数で勝ちました。
初日から激しく駒がぶつかる展開から豊島が優勢になります。「20手くらいで終盤になる難しい将棋だった」と豊島将之竜王は振り返っています。
先手羽生九段の矢倉に対し、序盤後手7三桂→後手6五桂と、右桂を繰り出す鮮やかな速攻で主導権を握る。封じ手直後後手4五桂と、左桂も跳ねる。短いながらも、「読みの深さ」「構想力」が必要となる対局を押し切った。
「豊島さんが一貫した研究手順で快勝した。羽生さんは封じ手の局面で先手2七同飛と歩を取るのではなく、先手3三角成と桂を取った方が良かった」。加藤一二三・九段は解説した。
タイトル獲得通算100期を目指す羽生は、加藤九段が指摘した局面でどちらを指すか迷ったという。「いくつかの分岐での選択に問題があった。本譜の順はさえなかった」と反省する。最短手数敗戦には「最初から決戦模様で、こんな決着もあるかな」と分析した。
過去の対戦成績はほぼ互角。4度目となる番勝負の注目ポイントは「後手番での勝敗」
第33期竜王戦七番勝負がいよいよ10月9日に東京都「セルリアンタワー能楽堂」で開幕。
30歳のタイトル保持者豊島将之竜王に挑戦するのは、50歳になった将棋界のレジェンド羽生善治九段。棋界2大タイトルの竜王と名人を同時に保持した経験のある、新旧王者対決でした。
豊島竜王と羽生九段の過去の対戦成績は、豊島竜王から見て16勝17敗です。今回の第1局が約1年ぶりの対戦。
初対決は2010年11月の第60期王将戦挑戦者決定リーグで、豊島五段が制しています。豊島五段はその期の挑決リーグを勝ち抜き、自身初のタイトル挑戦を決めたのでした。
両者が初めてタイトル戦で対決したのは、2014年の第62期王座戦。羽生王座が開幕2連勝するも、豊島七段も2連勝で追いつきます。
決着局の第5局を制したのは羽生王座でした。その後2015年には第86期棋聖戦五番勝負でも豊島七段が羽生棋聖に挑戦しましたが、この時も羽生棋聖が3勝1敗で防衛を果たしました。
第33期竜王戦7番第1局豊島竜王・ 羽生九段対局(終局)棋譜。
第33期竜王戦第1局豊島竜王・ 羽生九段対局(終局)棋譜(全差し手)。
ー第33期竜王戦七番勝負 第1局 ▲羽生善治九段 – △豊島将之竜王【将棋棋譜】
まとめ
今回は「第33期竜王戦7番第1局豊島竜王・ 羽生九段対局棋譜(終局)!」というテーマでお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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