2020年、中国の三峡ダム。ようやく放流量を増やして水位は174m過ぎで上昇はストップしているようです。ただ、下流では水位が上昇しています。2020年は中国・重慶の水害がいよいよひどいことになってきた。中国当局は80年に一度規模の大洪水だと警告を発している。
目次
12月18日の中国、三峡ダムの長江流域の洪水の状況。
ー三峡ダム 60 最新の水位は173.99m 下流は水上昇!? 中国洪水 最新情報 ダムの現状 2020年12月16日 11:00 決壊しなかったが 三峡大坝 Three Gorges Dam 直播
2020年、中国の三峡ダムが決壊するのでは?と言われました。洪水だけでなく、ひび割れ・ゴミ問題が影を落としています。ようやく放流量を増やして水位は174m過ぎで上昇はストップしているようです。ただ、下流では水位が上昇、その放流状況について、少しみていきたいと思います。毎年実施している試験が完了し、当局は大丈夫と言うものの、引き続き注意が必要です。
ー【三峡ダム】長江大洪水!「洪水レッドアラート」を発令!三峡ダムが決壊したら何が起きるか?
6月22日からの週に入って中国・重慶の水害がいよいよひどいことになってきた。中国当局は80年に一度規模の大洪水だと警告を発している。
心配なのは、重慶を流れる長江の下流にある世界最大の水力発電ダム「三峡(さんきょう)ダム」(湖北省宜昌市三斗坪)の強度だ。
中国水利部当局も「ブラックスワン」(起こる可能性は確率的に非常に低いが、起これば極めて大きな衝撃を引き起こす事象)に例えて強い懸念を示すほどだ。
すでに南部は折からの集中豪雨で水浸しになっている。中国中央気象台が6月24日に発表したところでは、6月に入ってすでに連続23日、暴雨警報を出しているという。
24日も広い範囲にわたって「暴雨イエローアラート」が発令された。暴雨は貴州、広西、湖南、江西などで大規模洪水を引き起こし、さらに今後数日、集中豪雨が続くと予報されている。
今年(2020年)の洪水被害の被災都市はすでに26の省、自治区、直轄市におよび、被災者数は1122万人。
長江沿いの湖北省の680のダム湖、安徽省の299のダム湖は制限水位を超えており、目下全力で放水による水位調節を行っているが、もはや洪水防止の役にはたっていない。
安徽省の六安市などは村ごと水に沈んでいるところがいくつもある。
中国応急管理部は6月23日までに657.1万人に緊急避難を指示、21.3万人に対して緊急生活救助を行っている。
だがすでに9300以上の家屋が倒壊し、17.1万以上の建物が損壊。農作物の被害は86.1万ヘクタールにおよび、直接的経済損失は241億元に上るという。
まとめ
今回は「2020年12月18日の中国、三峡ダムの長江流域の洪水の状況。」というテーマでお送りいたしました。