4月17日の記者会見で、加藤勝信厚生労働大臣が新型コロナウィルスの流行状況を把握するための抗体検査を実施することを表明。実施時期は、月内にも予定。また、ニューヨークのクオモ州知事は会見で、NY州で大規模抗体検査を4月20日より実施を表明しました。抗体検査の目的は、少量の血液から感染した後の体にウィルスに対する免疫が
備わったかどうかを調べます。
目次
抗体検査、日本で実施決定
4月17日の記者会見で、加藤勝信厚生労働大臣が新型コロナウィルスの流行状況を把握するための抗体検査を実施することを表明しました。
記者会見で加藤厚労相は「状況が整えば、関係者の協力をいただきながら早急に取り組みたい」と述べました。
これに合わせ厚労省では、4月中にも抗体検査を始められるように準備を進めて来ていて、対象地域や規模を詰めています。
抗体検査の目的
抗体検査は、少量の血液を採取して、感染した後の体にウィルスに対する免疫が備わったかどうかを調べます。
抗体検査は、簡易検査キットを使って、短時間で結果がでます。
新型コロナウィルスは感染しても8割が軽症状で済んでいるといわれ抗体検査を実施すればどれくらいの人がすでに感染したかが分析できます。
今後PCR検査と組み合わせて診断の効率化、経済活動の早期回復の検討に使用できます。
NY州でも大規模抗体検査実施
24万人以上が新型コロナウイルスに感染したアメリカ・ニューヨーク州では、4月20日から全米最大規模の抗体検査による調査を始めると発表しました。
ニューヨークのクオモ州知事は会見で、多いときで1万8000人を超えて推移していた入院患者の総数が1万6000人に減少し、新たに入院する人の数も減少を続けていると述べました。
そして、クオモ州知事は「感染のピークは過ぎて今は下降局面にある」との認識を示しました。
その上で、経済を再開するには、すでに感染して抗体を持っている人の割合を知ることが不可欠だとして、翌20日から州全体で全米最大規模となる抗体検査による調査を開始すると発表しました。
3000人を対象に抗体検査を行い、州全体で免疫を保有している人の数を推定するとしています。
抗体検査は、海外では、先行していて、米国の米国立衛生研究所(NIH)は、全米で最大1万人の血液サンプルを収集して抗体検査を実施する計画。
まとめ
今回は、「抗体検査日本で実施決定。NY州でも大規模抗体検査実施」というテーマでお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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