8月19日第61期王位戦木村一基王位・藤井聡太棋聖7番勝負第4局の第一日目の棋譜と講評です。午前9時から福岡市の大濠公園能楽堂で始まり二日間の予定です。
目次
王位戦木村一基王位・藤井聡太棋聖第4局講評(1日目)
木村一基王位(47)に藤井聡太棋聖(18)が挑戦する第61期王位戦七番勝負は第3局までの結果は藤井棋聖が3連勝とタイトル奪取に王手をかけている。
第4局は8月19、20の日程で、福岡県福岡市「大濠公園能楽堂」で行われます。
1日目は19日午前9時から始まりました。
第4局は木村王位が先手番なので相掛かりが本命と思われました。
主導権が取りやすく、同じ戦型を用いた第2局でも中盤までは優位に戦いを進めていた。他棋戦でも木村一基王位は先手番で相掛かりを多用しています。
今回も中盤までは木村王位のペースで進み、藤井棋聖が終盤力で追い込む展開が予想されていました。
最近10局の成績では木村王位5勝5敗、藤井棋聖8勝2敗と差があります。
木村王位も大崩れせず踏み止まっているのはさすがだが、7月に史上最年少タイトル獲得記録を更新した藤井棋聖の勢いを止めるのは厳しいように思われ、このまま二冠誕生の可能性が考えられます。
今回藤井棋聖が勝てば、4連勝で二つ目のタイトル獲得となります。
藤井棋聖がタイトルを奪取すれば、羽生善治九段(49)が持つ二冠獲得の最年少記録(21歳11カ月)を更新。同時に「タイトル2期獲得」という八段への昇段規定も満たすため、加藤一二三・九段(80)=引退=の最年少記録(18歳3カ月)も塗り替えます。
初日は、 藤井棋聖は白い羽織姿で登場。対局開始の合図で、先手の木村王位が1分余り黙考してから飛車先の歩を突くと、藤井棋聖も開始時のルーティンとなっているお茶を一口飲んでから、同様に飛車先の歩を進めました。
さて、 開幕3連勝の藤井棋聖が史上最年少2冠と史上最年少八段を目指す一局は1日目午前から激しい展開で始まりました。
先手の木村王位の誘導で戦型は予想通り相掛かりに。
さらに早くも前例を離れ、先手の飛車が端に、後手の飛車が先手の玉頭をにらむかっこうに。早くも勝負どころを迎えた。
初日は後手の藤井棋聖が42手目を封じて1日目を終えた。ここまで3連勝の高校生プロは、棋聖戦に続き二冠獲得を狙う。
1日目は「相掛かり」から、難しい読み合いが続いている模様。
結果的に藤井は第2局で苦戦した戦型を受けて立つ形となった。
「作戦を用意してきた」。木村は18日の会見での言葉通り、第2局での戦型に改良を加えてきた。
「千駄ケ谷の受け師」と呼ばれ、受け(守り)を身上とする木村が1日目は一筋から仕掛ける。藤井は1手1手、慎重に指した。
1日の終了時間、午後6時になり、藤井が42手目を封じることが決まった。定刻を過ぎても自分の持ち時間で考えることができる。
必然手は後手2六飛だが、藤井はすぐに封じ手を宣言せず、定刻を過ぎても考え続けた。必然手以外の驚きの1手があるのか…。相手を疑心暗鬼にさせる「長考」だった。
持ち時間各8時間のうち消費時間は藤井が4時間12分、木村が3時間34分。2日目は2日午前9時に再開予定。
王位戦のシリーズであと1勝すれば、二冠を獲得し、最高の九段に次ぐ八段に昇段。いずれも最年少記録を達成する。2日目は20日午前9時開始、夜には終局の見通し。
王位戦木村一基王位・藤井聡太棋聖第4局棋譜(1日目)
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まとめ
今回は「第61期王位戦木村一基王位・藤井聡太棋聖7番勝負第4局棋譜(1日目)」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。